文:ラリーズ編集部
<USオープン 2019年12月17日~12月21日>
17日、今年最後の国際大会であるUSオープンが開幕する。USオープンは、ワールドツアーに参戦しているようなプロ選手だけではなく、一般のアマチュア選手も出場できるのが大きな特徴だ。
日本からは例年通り、日本卓球リーグ実業団連盟(以下、日本リーグ)所属の選手が派遣される。今回はそんなUSオープンの見どころを紹介する。
男子見どころ
写真:松下大星(クローバー歯科カスピッズ)/提供:日本卓球リーグ実業団連盟
日本リーグからは、笠原弘光(シチズン時計)、江藤慧(クローバー歯科カスピッズ)、藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ)、御内健太郎(シチズン時計)、船本将志(日野自動車)、佐藤佑飛(信号器材)、松下大星(クローバー歯科カスピッズ)、渡辺聡太(信号器材)の8名が出場する。
注目の選手は笠原弘光だ。USオープンでは、出場する選手に実力に応じたレートが与えられているのだが、笠原のレートは出場734選手中トップ。まさに、優勝候補筆頭だ。今大会は男子シングルス、男子ダブルス、混合ダブルスの3種目に出場する。はたして、全種目で表彰台に上がることはできるだろうか。
今年の全日本社会人選手権男子ダブルスベスト4に入賞した、江藤慧と松下大星にも注目だ。回転量とスピードを両立したチキータが武器の江藤と、ペンホルダーで繰り出す多彩なサーブが持ち味の松下。共に初出場だが、上位進出が期待される。
>>クローバー歯科カスピッズが優勝 松下大星が最高殊勲選手賞を獲得<前期日本卓球リーグ豊田大会・男子2部>
女子見どころ
日本リーグからは、平真由香(日立化成)、池上玲子(愛媛銀行)、小道野結(デンソー)、加藤杏華(十六銀行)、加藤知秋(十六銀行)、永尾尭子(デンソー)、佐藤優衣(エクセディ)、清家綾乃(オークワ)の8名が出場する。
注目の選手は加藤杏華だ。加藤は、先日行われたJTTLファイナル4では、準優勝の日立化成戦、決勝の中国電力戦で共に勝利を挙げ、チームの優勝に大きく貢献した。今大会は、女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスの3種目に出場する。貴重な国際大会の舞台で、結果を残すことができるか。
また、2017年度全日本選手権女子シングルス3位の永尾尭子にも注目だ。今シーズンの日本リーグでは、勝利数は単複合わせて10勝を越えており、シーズンを通して好調を維持してきた。持ち味のパワードライブを駆使して、今大会でも好成績を狙う。
>>男子は愛工大、女子は十六銀行が初制覇<卓球・JTTLファイナル4>
昨年の結果
昨年、日本リーグから派遣された選手の主な結果は以下の通り。
男子シングルス
鹿屋良平(リコー)2位
厚谷武志(信号器材)3位
女子シングルス
宋恵佳(中国電力)3位
男子ダブルス
上江洲光志(東京アート)/厚谷武志 優勝
藤木祥二(日鉄住金物流)/鹿屋良平 2位
徳島剛(原田鋼業)/下山優樹(原田鋼業)3位
村井桂(日野自動車)/北口大輔(トヨタ自動車)3位
女子ダブルス
松本優希(サンリツ)・宋恵佳 優勝
混合ダブルス
藤木祥二/松本優希 優勝
上江洲光志/宋恵佳 3位
村井桂/小鉢友理恵(広島日野自動車)3位