文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・カタールオープン 2020年3月3日~3月8日>
大会4日目の6日、カタールオープン男子ダブルス準々決勝で、張本智和(木下グループ)/森薗政崇(BOBSON)ペアが中国の許昕(シュジン)/馬龍(マロン)ペアにゲームカウント2-3で惜しくも敗れた。
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中国最強ペアに張本・森薗が挑んだ
写真:中国の許昕(写真左)・馬龍ペア/提供:ittfworld
3月発表世界ランキング1位の許昕と同3位の馬龍の中国ペアは、2011年世界卓球を制したこともある世界トップクラスのペアだ。対するは、世界ランク5位の張本とダブルスの名手森薗のペアリング。2018年以来の2年ぶりの結成となった。
第1ゲームは、日本ペアが上手く先手を取る場面が多く見られるも、下がっても強い中国ペアを打ち抜けず、6-11で落としてしまう。特に世界最強のペンドラ・許昕の大きく曲がる後ろからのドライブが脅威となった。
第2ゲーム、森薗が台上で上手く攻め、張本も強烈なバックハンドで得点を重ねる。6-5と追い上げられた場面で日本側がタイムアウトで流れを変えたこともあり、ゲームカウントを振り出しに戻すことに成功した。
第3ゲームは中国ペアの安定感が勝り、迎えた第4ゲーム。デュースにもつれ込むもラッキーなネットインもあり、日本ペアがこのゲームをものにした。
最終第5ゲームは互角のラリーを展開するも、ここ1本でミスをしない中国ペアが制し、勝利を掴み取った。張本/森薗は敗れはしたものの、中国ペアと互角の戦いを見せ、次戦以降にも期待が高まる。
詳細スコア
張本智和/森薗政崇 2-3 〇許昕/馬龍(中国)
6-11/11-6/7-11/14-12/7-11