文:ラリーズ編集部
<ITTF 女子ワールドカップ 2020年11月8日~10日>
9日、大会2日目を迎えた女子ワールドカップでは、シングルス準々決勝が行われた。伊藤美誠(最新世界ランキング2位・スターツ)が陳思羽(チェンズーユ・同26位・チャイニーズタイペイ)と対戦し、ゲームカウント4-1で勝利した。
>>陳思羽(チェンズーユ)の使用用具・大会成績・プロフィール
伊藤が準々決勝に登場
1回戦で田志希(ジョンジヒ・韓国)に勝利し準々決勝に進出した伊藤は、Tリーグ・日本生命レッドエルフでもプレーする陳思羽と4強入りをかけて対戦した。
通算成績は2勝5敗と伊藤は負け越しているが、2016年以降対戦がなく、現在伊藤は世界ランク2位と大きく成長している。
写真:陳思羽(チェンズーユ・チャイニーズタイペイ)/提供:ittfworld
試合は、多彩なサービスと安定感あるレシーブで伊藤が先手を取る展開に。サービスエースやバックハンドでストレートを突く展開で11-6と1ゲーム目は伊藤が先取した。
2ゲーム目以降も常に主導権は伊藤が握る。大会中断期間中に身に着けたであろう多彩な技術を、感覚を確かめるかのようにサーブ、レシーブ、3球目で繰り出していく。
写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:ittfworld
特に新しいフォームでのサービスは効き続け、陳思羽は最後まで反撃の糸口を見つけられず、1ゲームを返すのが精一杯。ゲームカウント4-1で伊藤に軍配が上がった。
試合後、伊藤は「練習でやり込んで試合に来ているので、試合では楽しもうと思ってきています。(石川佳純と孫穎莎の)どちらが上がってきても自分らしく楽しむことを一番にいい試合をして楽しめたら」と準決勝への意気込みを語った。
勝利した伊藤は、10日の準決勝で孫穎莎(スンイーシャ・中国)と石川佳純(全農)の勝者と対戦する。
女子W杯準々決勝結果
〇伊藤美誠 4-1 陳思羽(チャイニーズタイペイ)
11-6/11-6/11-7/6-11/11-5