木原美悠"日韓16歳対決"に敗れる<卓球・WTTスターコンテンダー ドーハ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:木原美悠/提供:ittfworld

大会報道 木原美悠“日韓16歳対決”に敗れる<卓球・WTTスターコンテンダー ドーハ>

2021.03.08

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTスターコンテンダードーハ 3月5日~13日>

8日、卓球の新国際大会WTTのスターコンテンダードーハの女子シングルス決勝トーナメント1回戦(ラウンド64)で、木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎、世界ランク48位)が東京五輪韓国代表に内定している申裕斌(シンユビン、韓国、同94位)にゲームカウント1-3で敗れた。

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写真:申裕斌/提供:ittfworld
16歳同士の対決となったこの試合、木原は第1ゲーム序盤から鮮やかな速攻プレーで7-0とリードし、主導権を握ると、そのまま11-5でゲームを先取する。

第2ゲームは申が木原のバックサイドを徹底して攻め、前半から2-7とリードを広げられる。ここから見事な対応力を見せた木原が6-7まで追い上げたところで、韓国ベンチがタイムアウト。ここで流れが再び韓国に行き、木原はこのゲームを落としてしまう。続く第3ゲームはお互いの強気な台上攻撃が面白いように決まり、序盤から一進一退の攻防となるも終盤で攻撃ミスが出た木原がこのゲームを落とし、ゲームカウント1-2と後がなくなる。

第4ゲーム、連続攻撃にミスが無くなった申が3-0でリードすると、木原はたまらずタイムアウトを取る。それでも流れを変えられず、3-11でこのゲームを落とし敗退が決まった。

申裕斌はジュニア時代から韓国卓球界の未来を担う天才少女と評されてきた選手。2019年のワールドツアー、チェコオープンの混合ダブルス決勝で日本の水谷隼(木下グループ)・伊藤美誠(スターツ)ペアを破り、15歳50日でワールドツアー優勝を果たし、世界の卓球界に衝撃を与えた。今年に入り、東京五輪韓国代表にも選出されている。

申は次戦、9日に2回戦でM.ペソツカ(ウクライナ、同32位)と対戦する。

WTTスターコンテンダー決勝ラウンド 女子シングルス1回戦


写真:木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)/提供:ittfworld

木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)1-3◯申裕斌(韓国)
11-5/9-11/6-11/3-11

木原美悠インタビュー


写真:木原美悠/撮影:伊藤圭

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