ブンデスリーガ今季25勝右腕、ドイツの卓球大会第1戦優勝<デュッセルドルフマスターズ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:アントン・ケルベリ(スウェーデン)/提供:ittfworld

大会報道 ブンデスリーガ今季25勝右腕、ドイツの卓球大会第1戦優勝<デュッセルドルフマスターズ>

2021.04.13

文:ラリーズ編集部

<卓球 デュッセルドルフ・マスターズ第1戦 2021年4月11日>

デュッセルドルフ・マスターズ2021の開幕戦が11日行われ、アントン・ケルベリ(スウェーデン・最新世界ランキング53位)が優勝を果たした。ドイツ・ブンデスリーガのボルシア・デュッセルドルフでもプレーするケルベリは、決勝でアフリカチャンピオンのオマー・アサール(エジプト・同42位)をゲームカウント3-1で下し、栄冠に輝いた。

デュッセルドルフマスターズ2021とは

デュッセルドルフマスターズとは、ドイツ卓球連盟の支援のもと、ブンデスリーガの強豪、ボルシア・デュッセルドルフが主催しているシングルスの大会のことだ。

コロナ禍の2020年に初開催され、最大16名の参加選手によるトーナメント方式で毎週争われていた。今回のデュッセルドルフマスターズ2021では、形式が少し変更され、毎週日曜日に争われる。

グループリーグとトーナメントが混在し、まず3選手ずつの2グループに分かれて総当たりで予選を戦い、グループの勝者2選手がトーナメントに進出する。トーナメントにはトップシードとして2選手がシードされており、計4選手でトーナメントを戦う。

勢いに乗るケルベリが優勝


写真:アントン・ケルベリ/提供:ittfworld

スウェーデンの23歳・ケルベリは、今売り出し中の若手プレーヤーだ。

ドイツ・ブンデスリーガでは、シーズン25勝2敗の好成績を残し、ボルシア・デュッセルドルフのシーズン1位に大きく貢献した。また、2021年3月に開催されたWTTスターコンテンダードーハ大会では、韓国の李尚洙(イサンス)、安宰賢(アンジェヒョン)を打ち破り、準々決勝ではドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)相手にフルゲームの接戦を演じた。

トップシードとなった今大会、決勝戦でアサールを3-1で下し、見事優勝を掴んだ。

「第1ゲームはあまり調子が良くなかったが第2ゲームはうまくいった。長いラリーが続き、サービスも良くなったし、台上でより正確にプレーできた」とケルベリは振り返った。


写真:オマー・アサール/提供:ittfworld

一方、敗れたアサールも「今日は2つの良い試合ができたことに満足しているし、次の大会が楽しみ。ドイツ卓球連盟とボルシア・デュッセルドルフが再びこの大会を開催することになり、私をここに招待してくれたことを嬉しく思います」と貴重な実戦の機会に感謝を述べた。

試合結果

決勝戦

〇アントン・ケルベリ(スウェーデン) 3-1 オマー・アサール(エジプト)
5-11/11-8/11-1/12-10

準決勝

〇アントン・ケルベリ 3-0 Benno Oehme
11-9/11-4/13-11

〇オマー・アサール 3-0 セドリック・マイスナー
11-3/11-8/11-9

ドイツブンデスリーガでもプレーした森薗政崇インタビュー


写真:森薗政崇(BOBSON)/撮影:伊藤圭

>>森薗政崇流“高校卓球恩返しプロジェクト”始動 「居ても立ってもいられなかった」

>>第1話 「恐怖のオヤジ」1日7時間の練習…森薗政崇「俺は卓球マシーンか!」

>>第2話 森薗政崇、エース水谷との激闘で挙げた64年ぶりの快挙 そして「ゾーン体験」

>>第3話 2年前のトラウマを超えて。卓球森薗・大島ペア、「卓球の閃き」とは