ブンデス1部所属の18歳が初優勝<卓球・デュッセルドルフマスターズ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:カイ・ストンパー/提供:ittfworld

大会報道 ブンデス1部所属の18歳が初優勝<卓球・デュッセルドルフマスターズ>

2021.05.04

文:ラリーズ編集部

<卓球 デュッセルドルフ・マスターズ第3戦 2021年4月25日>

デュッセルドルフ・マスターズ2021の第3戦が4月25日に行われ、18歳のカイ・ストンパー(ドイツ)が優勝を果たした。

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デュッセルドルフマスターズ2021とは

デュッセルドルフマスターズは、ドイツ卓球連盟の支援のもと、ブンデスリーガの強豪、ボルシア・デュッセルドルフが主催しているシングルスの大会。第3戦となる今大会は、第1戦と同じくグループリーグの予選と決勝トーナメントで試合が行われた。

そして、デュッセルドルフマスターズは毎試合参加選手が異なるのも大きな特徴。第3戦にはドイツ・ブンデスリーガのクラブに所属する選手が参戦した。

未来のドイツ代表候補が栄冠を掴む

カイ・ストンパーは2019、2020年のヨーロッパトップ10のU-18のチャンピオン。世界ジュニア選手権にも出場経験があり、次世代のドイツ代表候補と言える選手だ。


写真:カイ・ストンパー/提供:ittfworld

そんなストンパーはグループリーグを1位で通過し、トーナメントの決勝まで勝ち進んだ。決勝の相手は、同じドイツ国籍のCedric MEISSNER。MEISSNERも20歳の若手選手で、ストンパーと同じくドイツ代表として世界選手権への出場経験がある実力者。そんな「未来のドイツ代表対決」とも言える試合は、ストンパーがMEISSNERを寄せ付けない強さを発揮して、ストレート勝ちを収めた。

試合後ストンパーは「以前CedricとBennoに敗れてから、僕は今日の試合で大幅に戦術を変えた。先週、少し体調を崩したけど、比較的納得できる勝利を収められたし、試合を通してサービスとレシーブがよかった。これが、今の僕の喜びの理由だよ。」と語った。


写真:Cedric MEISSNER/提供:ittfworld

一方、敗れたMEISSNERは「カイに対しては何もできなかった。ゲームに上手く入れなったね。残念だが、この試合はこれまでのデュセルドルフマスターズの試合で一番悪い試合になってしまった。こんなことが決勝で起こってしまったことは本当に不甲斐ない。」と、敗北を悔やんだ。

デュッセルドルフマスターズ第3戦結果

決勝戦

〇カイ・ストンパー 3-0 Cedric MEISSNER
11-5/11-5/12-10

準決勝

〇Cedric MEISSNER 3-0 Nils Hohmeier(ドイツ)
11-7/11-7/11-9

〇カイ・ストンパー 3-0 Benno OEHME(ドイツ)
13-11/11-4/11-7

元ブンデスリーガー・森薗政崇インタビュー


写真:森薗政崇(BOBSON)/撮影:伊藤圭

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