文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022 日時:3月7日~20日 場所:シンガポール>
20日、WTT最高峰の大会「グランドスマッシュ」のシンガポール大会は最終日を迎えた。
20日男子シングルス
男子シングルス決勝には樊振東(ファンジェンドン・中国)と馬龍(マロン・中国)が勝ち上がってきた。
写真:樊振東(ファンジェンドン・中国)/提供:WTT
これまで様々な舞台で対決してきた両選手。毎回どちらが勝ってもおかしくない激戦を繰り広げるこのカードは、今回も一進一退の攻防を繰り広げる。先に馬龍が3ゲームを奪うが、樊振東も粘ってデュースにもちこみ、最終第5ゲームでは11-7で樊振東が勝利。
ゲームカウント4-3の激戦を制して、樊振東が男子シングルス王者の座をつかみ取った。樊振東は男子ダブルスとの2冠を達成した。
20日女子シングルス
女子シングルス決勝には、陳夢(チェンムン・中国)と王曼昱(ワンマンユ・中国)が勝ち上がってきた。
写真:陳夢(チェンムン・中国)/提供:WTT
世界選手権女王の王曼昱と五輪女王の陳夢との対戦は、互いにゲームを奪い合う激しい展開となる。勝負は最終第7ゲームまでもつれ、最後は陳夢が11-8で勝利。ゲームカウント4-3で陳夢が女子シングルス女王の座に輝いた。
WTT(World Table Tennis)とは
WTTとは、ITTF(国際卓球連盟)が新たにスタートさせた、卓球の国際大会の新シリーズのこと。WTTではこれまで開催していたITTFワールドツアーを廃し、新たに「WTTシリーズ」「WTTフィーダーシリーズ」「WTTユースシリーズ」の3つの大会を創設。
そして、最上位の大会である「WTTシリーズ」では、「グランドスマッシュ」を五輪・世界選手権に並ぶ最上級カテゴリーの大会として位置づける。その他に「カップファイナル」、「チャンピオン」、「スターコンテンダー」、「コンテンダー」などのカテゴリー別大会が開催される。
図:WTT概要/作成:ラリーズ編集部
今大会は最上級カテゴリーである「グランドスマッシュ」となる。日本代表からは、男子は張本智和(木下グループ)、戸上隼輔(明治大)、宇田幸矢(明治大)、森薗政崇(BOBSON)が、女子は伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)、早田ひな(日本生命)、加藤美優(日本ペイントマレッツ)、佐藤瞳(ミキハウス)が本戦に参戦する。
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