宇田・戸上組は準V 早田・伊藤は女子複で金星なるか<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:宇田幸矢・戸上隼輔(明治大)/提供:WTT

大会報道 宇田・戸上組は準V 早田・伊藤は女子複で金星なるか<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022>

2022.03.19

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022 日時:3月7日~20日 場所:シンガポール>

18日、WTT最高峰の大会「グランドスマッシュ」のシンガポール大会の本戦は8日目を迎えた。

18日女子シングルス


写真:王曼昱(ワンマンユ・中国)/提供:WTT

男女シングルス準決勝は7ゲームマッチとなる。女子シングルス準決勝は2試合とも激戦となった。孫穎莎(スンイーシャ・中国)は王曼昱(ワンマンユ・中国)と3度のデュースを含む大接戦に。最終ゲームを王曼昱が制し、決勝進出を決めた。


写真:陳夢(チェンムン・中国)/提供:WTT

一方、陳夢(チェンムン・中国)は王藝迪(ワンイーディー・中国)とフルゲームに及ぶ激闘を繰り広げ、4-3で決勝の舞台へと進むこととなった。

18日男子ダブルス


写真:宇田幸矢・戸上隼輔(明治大)/提供:WTT

男子ダブルス決勝には宇田幸矢/戸上隼輔(ともに明治大)ペアが登場。樊振東(ファンジェンドン)/王楚欽(ワンチューチン・中国)ペアとの頂上決戦に挑んだ。


写真:樊振東(ファンジェンドン)/王楚欽(ワンチューチン・中国)/提供:WTT

第1、第2ゲームのデュースを樊振東/王楚欽ペアに取られるも、第3ゲームのデュースは宇田/戸上ペアが制す。ここから逆転を試みるも、最後は中国ペアが11-7で逃げ切り、優勝を飾った。宇田/戸上は惜しくも準優勝で男子ダブルスを終えた。

19日には、男子シングルス準決勝と女子ダブルスの決勝戦が行われる。

男子シングルス見どころ


写真:宇田幸矢(明治大)/提供:WTT

男子シングルス準決勝には宇田が登場する。相手は男子ダブルス決勝でも対戦した樊振東だ。今大会ではティモ・ボル(ドイツ)をはじめ数々の強敵に勝利し、勢いに乗っている宇田だが、その勢いのまま世界ランク1位の樊振東を超えられるか。注目の試合だ。


写真:梁靖崑(リャンジンクン・中国)/提供:WTT

もう一方の準決勝では梁靖崑(リャンジンクン・中国)と馬龍(マロン・中国)による同士討ちが行われる。馬龍はここまで王楚欽、林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)に勝利を挙げているが、梁靖崑は馬龍に勝利して決勝へ進めるか。

女子ダブルス見どころ


写真:早田ひな(日本生命)/伊藤美誠(スターツ)/提供:WTT

女子ダブルス決勝には早田ひな(日本生命)/伊藤美誠(スターツ)ペアが登場する。相手は、世界選手権の決勝でも対戦した孫穎莎/王曼昱(中国)ペアだ。世界選手権の時には孫穎莎/王曼昱ペアが3-0で勝利している。


写真:孫穎莎/王曼昱(中国)ペア/提供:WTT

中国超えを目指す早田/伊藤ペアにとっては大一番となるが、果たして優勝をつかみ取ることはできるのか。見逃せない試合だ。

男子ダブルス最終成績

優勝 樊振東/王楚欽(中国)


写真:樊振東/王楚欽(中国)/提供:WTT

準優勝 宇田幸矢/戸上隼輔


写真:宇田幸矢・戸上隼輔(明治大)/提供:WTT

第3位 陳建安/荘智淵(チャイニーズタイペイ)


写真:陳建安(チェンジェンアン)/荘智淵(チュアンチーユエン・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT

第3位 ベネディクト・デューダ/邱党(チュウダン・ドイツ)


写真:ベネディクト・デューダ/邱党(チュウダン・ドイツ)/提供:WTT

18日 結果

女子シングルス準決勝

孫穎莎(中国) 3-4 王曼昱(中国)〇
11-7/10-12/11-9/10-12/9-11/14-12/8-11

王藝迪(中国) 3-4 陳夢(中国)〇
3-11/11-13/11-9/4-11/12-10/11-8/8-11

男子ダブルス決勝

宇田幸矢/戸上隼輔 1-3 樊振東/王楚欽(中国)〇
10-12/10-12/14-12/7-11

19日 試合予定

男子シングルス準決勝

宇田幸矢(明治大) – 樊振東(中国)
梁靖崑(中国) – 馬龍(中国)

女子ダブルス決勝

早田ひな/伊藤美誠 – 孫穎莎/王曼昱(中国)

WTT(World Table Tennis)とは

WTTとは、ITTF(国際卓球連盟)が新たにスタートさせた、卓球の国際大会の新シリーズのこと。WTTではこれまで開催していたITTFワールドツアーを廃し、新たに「WTTシリーズ」「WTTフィーダーシリーズ」「WTTユースシリーズ」の3つの大会を創設。

そして、最上位の大会である「WTTシリーズ」では、「グランドスマッシュ」を五輪・世界選手権に並ぶ最上級カテゴリーの大会として位置づける。その他に「カップファイナル」、「チャンピオン」、「スターコンテンダー」、「コンテンダー」などのカテゴリー別大会が開催される。


図:WTT概要/作成:ラリーズ編集部

今大会は最上級カテゴリーである「グランドスマッシュ」となる。日本代表からは、男子は張本智和(木下グループ)、戸上隼輔(明治大)、宇田幸矢(明治大)、森薗政崇(BOBSON)が、女子は伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)、早田ひな(日本生命)、加藤美優(日本ペイントマレッツ)、佐藤瞳(ミキハウス)が本戦に参戦する。

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写真:石川佳純(全農)/提供:全農

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宇田幸矢 試合動画

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