文:ラリーズ編集部
<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>
29日、東京五輪の卓球競技6日目、男子シングルス準決勝に馬龍(マロン・中国)とドミトリ・オフチャロフが登場。ゲームカウント4-3の大激戦を馬龍がものにし、決勝進出を決めた。
リオ五輪金vsロンドン五輪銅
馬龍は、2015年、2017年、2019年の世界選手権で優勝し、リオデジャネイロ五輪でも金メダルを獲得した“世界最強”と言っても過言ではない実力者だ。
対するオフチャロフは、2012年のロンドン五輪で団体・シングルスで銅メダルを獲得した世界トップの実力を持つ選手だ。今大会、日本の丹羽孝希(スヴェンソン)を4回戦で下している。
写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:ロイター/アフロ
試合は、競り合いとなる中、2ゲームを馬龍が連取し、このまま一気に行くかと思われた。しかし、オフチャロフのサービスに対するレシーブに馬龍が終始苦しみ、オフチャロフが怒涛の攻めを見せる。試合はゲームカウント3-3で最終ゲームへともつれ込んだ。
先にマッチポイントを握った馬龍だったが、じりじりと追い上げられ、10-9。最後はオフチャロフのフォアハンドがネットにかかり勝負あり。フルゲームの大激戦を馬龍が制し、決勝進出を決めた。
準決勝2試合はともにフルゲームの末、中国勢が勝利と“卓球帝国”の意地を見せる結果となった。
この結果、馬龍は決勝で同じく中国の樊振東(ファンジェンドン)と、オフチャロフは3位決定戦で林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)と対戦が決まっている。
男子シングルス準決勝
〇馬龍(中国) 4-3 ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)
13-11/11-8/9-11/9-11/11-7/5-11/11-9
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