【五輪卓球】石川佳純/平野美宇、好プレー連発も中国ペアに惜敗 女子団体決勝は中国が先取 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:石川佳純(全農)・平野美宇(日本生命)/提供:AFP/アフロ

大会報道 【五輪卓球】石川佳純/平野美宇、好プレー連発も中国ペアに惜敗 女子団体決勝は中国が先取

2021.08.05

文:ラリーズ編集部

<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>

5日、東京五輪卓球競技の女子団体決勝に日本が登場した。中国を相手に1番ダブルスの石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)は、見せ場を作るもゲームカウント1-3で惜しくも敗れた。

石川・平野 vs 陳夢・王曼昱

悲願の金メダルへ負けられないダブルス。石川/平野ペアに対するのは、陳夢(チェンムン)/王曼昱(ワンマンユ)ペアだ。今大会女子シングルス金メダリストの陳夢と、2019年世界選手権ダブルス金メダリストの右利き同士のペアだ。また王曼昱は、今大会混合ダブルス銀メダルの劉詩雯(リュウスーウェン)の怪我により、リザーブ選手から繰り上がり団体戦で起用されている。


写真:陳夢・王曼昱ペア(中国)/提供:ITTF

試合は、初球いきなり石川のロングサービスで幕を開けた。第1ゲーム、ストレートのコースを上手く使う日本ペアがリードする展開が続く。中国ペアの力強いドライブに対して、日本ペアは前陣を死守し、早い打球点でストレートを突いていく。10-8とゲームポイントを日本が先に握り、最後は平野のフリックから石川の攻めが決まり、11-9で第1ゲームを先取した。


写真:石川佳純(全農)・平野美宇(日本生命)/提供:AFP/アフロ

チキータやフリックなど攻撃的なレシーブを見せる日本ペアだが、第2ゲームは中国の流れに。横回転や上回転系のサービスで平野・石川のレシーブミスを誘い、甘く入ったレシーブは一撃のドライブで抜き去る中国ペアが一時は9-1と大量リードを奪う。日本ペアも追い上げるも6-11で第2ゲームは落とした。

第3ゲーム、日本ペアはラリー中に同じコースを2度突く戦術を徹底する。右利き同士の中国ペアは、同じコースを突かれるとラリー中に重なってしまうため、大きく動かざるを得ずミスが出る。ラリーで互角に打ち合う両ペアは、8-8からまさにスーパーラリーと呼ぶにふさわしいラリーを制した中国ペアがそのまま連続得点し、11-8で第3ゲームを奪った。


写真:石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)/提供:ITTF

何としても追いつきたい日本ペアは、第4ゲームも攻めの姿勢を貫き好プレー連発。しかし、中国ペアの鉄壁のラリー力を打ち抜けず、日本ペアはゲームカウント1-3で敗れた。

2番シングルスでは、伊藤美誠(スターツ)と孫穎莎(スンイーシャ・中国)のエース対決となる。

女子団体決勝

日本 0-1 中国

石川佳純/平野美宇 1-3 陳夢/王曼昱〇
11-9/6-11/8-11/7-11

伊藤美誠 – 孫穎莎

平野美宇 – 王曼昱

伊藤美誠 – 陳夢

石川佳純 – 孫穎莎

石川佳純インタビュー


写真:石川佳純(全農)/提供:全農

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