文:ラリーズ編集部
<WTTコンテンダー ノボメスト大会 日時:11月8日~14日 場所:スロベニア ノボ・メスト>
8日からWTTコンテンダー・ノボメスト大会が開催されている。13日、“58歳のレジェンド”倪夏蓮(ニーシャーリエン・ルクセンブルク)が女子シングルス準々決勝、準決勝を連勝し、決勝進出を決めた。
ペン粒のレジェンドが決勝へ
倪夏蓮は、中国からルクセンブルクに帰化し、2000年のシドニー五輪から5大会連続で五輪本戦に出場という快挙を達成している卓球界のレジェンドの一人だ。50歳を超えた今でもヨーロッパを中心に国際大会にも出場している。東京五輪では申裕斌(シンユビン・韓国)との“41歳差対決”が実現し話題となった。
写真:倪夏蓮(ニーシャーリエン・ルクセンブルク)/提供:WTT
戦型は左ペン粒の前陣攻守型で、粒高ラバーでの攻撃とブロックのコース取りの厳しさが特徴だ。今大会の準々決勝でも世界ランキング10位の王藝迪(ワンイーディ・中国)を翻弄し、ゲームカウント3-2で逃げ切った。準決勝でもスウェーデンのリンダ・ベルグストロームに最初2ゲームを奪われるも逆転し、見事決勝進出を決めた。
決勝では中国の劉瑋珊(リュウウェイシャン)と対戦する。中国勢を下し、58歳での国際大会優勝とまた1つ伝説を打ち立てるのか注目だ。
女子シングルス
準々決勝
倪夏蓮 3-2 王藝迪(ワンイーディ・中国)
11-8/11-8/2-11/4-11/11-9
準決勝
倪夏蓮 4-2 リンダ・ベルグストローム(スウェーデン)
13-15/8-11/11-5/11-9/11-6/11-7
決勝
倪夏蓮 – 劉瑋珊(リュウウェイシャン・中国)