大会報道 ドイツの卓球トップリーグ・ブンデスリーガってどんなところ?
2017.09.19
文:座間辰弘(ラリーズ編集部)
文:座間辰弘(ラリーズ編集部)
これが卓球のCM?
まず、この30秒の動画を見て欲しい。
これは、ドイツの卓球クラブ、オクセンハオゼン対デュッセルドルフの2年前の試合のCMだ。ドイツにはサッカーだけでなく卓球のブンデスリーガも存在しており、各チームが競い合っている。このCMは凄くかっこいい!
カルデラノ、ティモ・ボルらが参戦する、この「世界レベルの試合」は、6000人以上収容出来るアリーナ会場で開催され、有料チケットについての告知がされている。
因みに、試合の告知がされていたオクセンハオゼンは、先日VICTASとの提携契約があった育成機関Master Collegeの母体クラブだ。ブンデスリーガのクラブは、選手に対するサポートが手厚く、卓球だけに専念出来る環境が整っている。今年の世界卓球ドイツ大会でも活躍した村松雄斗も在籍する。
ドイツのブンデスリーガは1部リーグ、2部リーグと分かれており、1部は10チーム存在している。現在首位を走るのは大エース、ティモ・ボルを擁するボルシアデュッセルドルフ。森薗政崇が在籍するグリューンヴェッターズバッハや、及川瑞基がプレーし、板垣孝司氏がヘッドコーチを務めるTSVクニックスホーフェンなどもブンデスリーガの1部のチームだ。
2017年8月から始まっている今シーズンのブンデスリーガは、2018年3月末にかけて第18節まで行われる。
ドイツの卓球リーグ・ブンデスリーガは、選手の試合を間近で見られる会場になっていて、選手も観客もとても応援し易い形になっている。
会場の雰囲気が最高!
ブンデスリーガの各試合のファインプレーを収録した動画もTTBL-TVというコーナーで紹介されている。
そこには、日本から参戦している森薗政崇らのプレーも取り上げられている。
何より、注目して欲しいのが観客のノリの良さだ。ファインプレーのたびに盛り上がるし、勝てばまるで優勝したかのように歓声が上がる。
きっとプレーしていて選手も楽しいはずだ。
松下浩二氏もプレーしていた!
Tリーグ理事の松下浩二氏は現役時代、ブンデスリーガでプレーしていたことがある。
1997年夏からドイツのブンデスリーガ2部に参戦し、自身の練習拠点は、1部リーグのオクセンハオゼンの練習場を借りていた。その後実績を積んで、ブンデスリーガ1部のボルシア・デュッセルドルフに移籍した。ブンデスリーガの雰囲気を肌で感じてプレーしてきたのだ。
日本でもTリーグが「ブンデスリーガ」のような盛り上がる卓球のクラブリーグになったらきっと楽しいだろう!