【卓球】「全てを出し切った」伊藤が強者・劉詩文に連勝 表彰台へ<スウェーデンOP2018女子> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

*写真:伊藤美誠(スターツSC)/ittfworld

大会報道 【卓球】「全てを出し切った」伊藤が強者・劉詩文に連勝 表彰台へ<スウェーデンOP2018女子>

2018.11.04

文:ラリーズ編集部

<2018スウェーデンオープン(ストックホルム) 2018年10月29日~11月4日>

スウェーデンオープン6日目となった11月3日。男女シングルスの準々決勝4試合のうち、後半2試合以降が行われた。準々決勝第3試合で石川佳純が丁寧に惜しくも敗北し、残る日本選手は伊藤美誠(11月度世界ランキング7位・18歳)=スターツSC=一人に。そして対戦相手は劉詩文(同6位・27歳)=中国=となった。

伊藤は独特の変化があるプレーで劉詩文のミスを誘い、第1ゲームをデュースで先取。しかしそこから劉詩文が攻撃のリズムを掴み、一気に3ゲームを連取し、伊藤はあっという間に追い詰められる。しかし伊藤は世界選手権(団体戦)決勝で見せた大逆転劇を彷彿とさせる精神力で第5ゲームをデュースで取ると、第6ゲームも大差で連取。勝負は最終ゲームにもつれた。

最終ゲームは両者譲らぬシーソーゲームの展開に。状況を打開したのは伊藤の速攻だった。台から全く離れず、劉詩文の攻撃をカウンターし続け、最後はゲームポイント11-8で勝利した。次戦は石川を破った現世界女王・丁寧(同2位・28歳、2015,2017年世界選手権優勝、2016年リオ五輪金メダリスト)=中国=と日本時間明日未明に対戦予定だ。

伊藤はゲームカウント1-3から逆転勝利できたことについて、「ここままでは自分の卓球をせずに負けてしまうなと思ったので、全てを出し切ろうと思って戦った。」と試合を振り返った。また、丁寧戦に向けて、「すごく久しぶりの対戦であるので、お互いにどういう風に変わっているのか楽しみ。自分の卓球をするだけ。」と強気な姿勢を見せた。

スウェーデンOP 大会6日目(日本女子の結果)

女子シングルス 準々決勝

伊藤美誠 4-3 劉詩文(中国)
12-10/7-11/7-11/5-11/13-11/11-4/11-8