文:ラリーズ編集部
<卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン 2月14日(日)深谷ビッグタートル>
卓球Tリーグ男子は14日、T.T彩たま(以下、彩たま)がホーム最終戦となる試合で、首位の琉球アスティーダ(以下、琉球)に今季初勝利をあげた。
若手ペアが今季8勝目
写真:篠塚大登(写真左)・曽根翔(T.T彩たま)/提供:©T.LEAGUE
試合は1番の篠塚大登/曽根翔ペアが、前回敗れた琉球ペアをストレートで下し、チームに勢いをつける。これで篠塚/曽根ペアは8勝3敗となった。
坂本竜介監督は「残り2戦、結果によっては曽根・篠塚がベストペア賞を獲れるかもしれない。こう言うとオーダーがバレるかもしれないんですけど(笑)、ぜひ2人には獲ってもらいたい」と高校生ペアに期待を寄せた。
写真:神巧也(T.T彩たま)/提供:©T.LEAGUE
2番では彩たまの主将・神巧也が2020年全日本チャンピオンの宇田幸矢(琉球アスティーダ)に勝利し、4番では英田理志が前期MVPの戸上隼輔(琉球アスティーダ)を完封した。
今季ここまで0勝6敗だった琉球に対し、ホーム最終戦で彩たまは、意地の1勝をもぎ取った。
坂本竜介監督(T.T彩たま)、試合後のコメント
写真:坂本竜介監督(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部
試合前、選手にどのような声をかけたか
今季はコロナ禍で、2020年内は有観客試合も行えず、4試合しかホームでは見ていただけなかった。
今日が最後ということで、選手達には「来季のことはわからないので、このメンバーで戦えるホーム戦は最後になる。来てくださった人たちに喜んでもらえる試合をしよう。感動を与えられるような試合をしよう。そうすれば自ずと結果はついてくる」、そう話をして臨みました。
曽根・篠塚ダブルスについて
曽根と篠塚がチームに来たときは全然弱かった。でも一緒にずっと練習して、ここ3試合でやっと成長してきたところが見えてきた。今日も1球多く返せるようになっていた。そこが勝因。
神巧也について
写真:神巧也(T.T彩たま)/提供:©T.LEAGUE
神は昨シーズン、最多勝をとったが、今季は苦しんでいた。ピッチフォードらがいない中、神が勝たないとチームが勝てないという大きなプレッシャーがかかった戦いをしていた。今回一番良い試合をしてくれて、自分の中では嬉しかった。
英田理志について
英田は最初補強ではなかった。めちゃめちゃ弱かった。でも強くなりました。英田の成長がチームの成長であり、Tリーグができた意味をもたらしたと思っている。
チームとしては上手く行ってないが、個々のレベルは上がっている。残り2戦、チーム全員で戦って行きたい。
篠塚大登(T.T彩たま)、試合後のコメント
写真:篠塚大登(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部
試合を振り返って
今シーズンはチームがなかなか勝つことができなかった。
ホーム最終戦で諦めずに試合をして、勝てたことがとても嬉しいですし、チームも勝てたので良かった。1番で自分たちがしっかり勝てて波を作れたかなと思います。
ダブルスの勝因
思い切ってプレーするだけだった。上手く行かないプレーもあったが、1本多く入れようと思って勝てたのがよかった。
曽根とのペアリング
Tリーグに何試合も出させてもらって、1試合ごとにいろんなことを相手からも学んだり、経験ができていたりするので、最初に比べてとても成長できたと感じている。
ベストペア賞に向けて
ベストペア賞を取りたい気持ちもあるが、まずは自分たちが勝ってチームに貢献したい。
曽根翔(T.T彩たま)、試合後のコメント
写真:曽根翔(T.T彩たま)/提供:©T.LEAGUE
試合を振り返って
ホーム戦最終戦で有観客も最後で、その中で勝ちたいという気持ちが高くなっていて、1番のダブルスは絶対落とせないと気合を入れて、二人で勝つことができて良かった。チームも勝てたので良かった。
1番のダブルスで良いプレーをして、神さん、松平さん、英田さんも諦めず、全員で取った勝利だと思う。
ダブルスの勝因
前回自分たちは(吉村・木造ペアと)試合をして負けていた。サーブやレシーブは研究して、話し合ってやっていたので、苦にならずに試合ができた。
篠塚とのペアリング
信じ合えてどちらかがミスしてもカバーしあえている。(Tリーグ3季目が)始まった時よりは成長できている。
ベストペア賞へ向けて
自分たちは勝ちが続いていて、ダブルス個人勝利数も1位を持っている。でも、そこまで賞を獲りたいと思いすぎずに戦えれば。
T.T彩たま 3-1 琉球アスティーダ
写真:ホーム最終戦でT.T彩たまメンバー/提供:©T.LEAGUE
〇曽根翔/篠塚大登 2-0 吉村和弘/木造勇人
11-10/11-6
〇神巧也 3-0 宇田幸矢
11-7/11-6/11-4
松平健太 1-3 〇吉村真晴
8-11/11-8/10-11/10-11
〇英田理志 3-0 戸上隼輔
11-10/11-7/11-8
T.T彩たま・坂本竜介監督インタビュー
写真:坂本竜介監督(T.T彩たま)/撮影:保田敬介
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