文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2021-2022シーズン 9月9日 琉球アスティーダvs木下マイスター東京 場所:大田区総合体育館>
卓球ノジマTリーグ2021-2022シーズンが開幕した。王座奪還を狙う木下マイスター東京は、昨季王者の琉球アスティーダをマッチカウント3-2で下し、開幕戦白星スタートを切った。
試合後、木下マイスター東京の渡邊隆司監督代行、第2マッチで勝利した及川瑞基がそれぞれリモート取材に応じ、開幕戦を振り返った。
木下マイスター東京・渡邊隆司監督代行のコメント
試合を振り返って
私自身初のTリーグベンチ入りだった。試合方式もエキサイティングで非常に緊張感の高い試合。その中で勝つことができて嬉しい。
VMに大島を起用した狙いと評価
4-5日前からオーダーを想定していた。4番で勝って、5番のVMに回る状況であれば、そのまま使う方が大島に合っていると思い、起用した。
ベンチでの水谷のアドバイスや存在について
木下グループの財産。ゴールドメダリストでもある。
昨日の夜電話をし、ベンチでのアドバイスを依頼した。自分もチームに合流して3週間。直前4日間もチームを離れることもあったため、日本男子を知り尽くしている水谷にアドバイスをお願いして、それがすごく結果に繋がって良かった。
及川瑞基のコメント
写真:及川瑞基(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
試合を振り返って
今日は開幕戦ということで気合を入れて試合に入った。木下は3年連続開幕でいつも勝っていいスタートを切れているので、今日も勝っていいスタートを切りたいと思って試合をしていた。
カットへの対策は
写真:及川瑞基(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
先日の世界選手権選考会で4年ぶりに村松さんと対戦して4-2で勝てたので、今日もいいイメージで入れた。繋ぎではなく、強打で相手にプレッシャーを与えようと思っていた。
タイミングや回転の変化、距離感などいいイメージでつかめていて、自分の方が優位に立てていたと思う。
東京五輪後のTリーグの盛り上がりについて
昨シーズンは無観客スタート。今日はたくさんの観客の方が見に来てくださって、今日勝つことができて、やりがいを感じた。
ベンチでの水谷のアドバイスについて
写真:及川瑞基にアドバイスを送る水谷隼(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
3ゲーム目少し流れが悪く、攻めきれず迷っていての10-8。そこでタイムアウトを取ってくれた。
戦術を確かめ、気持ちを整理してコートに入れたのでいいタイムアウトになった。
主にミドルに強打をしてからフォアを攻めるという得点パターンをもう一度攻めるようにというアドバイスだった。
水谷の存在について
五輪で金メダルを取られましたし、レジェンドがベンチにいるのはすごく心強い。案外プレッシャーなく思いっきり戦えたかなと思う。
五輪での盛り上がりをTリーグにどうつなげたいか
東京五輪では日本選手がメダルを数多く取ってって、卓球を知らない人にも認知してくれた。プロリーグ、Tリーグがある中で、自分も頑張って、少しでも観客の方に見て頂いて卓球を広めていきたい。
琉球アスティーダ 2-3 木下マイスター東京
〇木造勇人/平野友樹 2-0 吉田雅己/田添健汰
11-9/11-10
村松雄斗 0-3 及川瑞基〇
2-11/7-11/8-11
〇宇田幸矢 3-2 吉田雅己
11-4/7-11/10-11/11-9/11-9
木造勇人 1-3 大島祐哉〇
11-9/6-11/9-11/10-11
宇田幸矢 0-1 大島祐哉〇
13-15
及川瑞基インタビュー
写真:及川瑞基(木下グループ)/撮影:田口沙織
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