文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2019-2020シーズン 8月29日(木) アリーナ立川立飛>
29日、卓球・ノジマTリーグ2019-2020シーズンの開幕戦が行われ、初代王者の木下マイスター東京(以下、KM東京)と岡山リベッツ(以下、岡山)が対戦。マッチカウント2-1のKM東京リードで迎えた第4マッチ、森薗政崇(岡山)が張本智和(KM東京)をフルゲームで下し、勝負をヴィクトリーマッチ(1ゲーム限りの延長戦)に持ち込んだ。
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一進一退の攻防でフルゲームへ突入
写真:森薗政崇(岡山)/撮影:ラリーズ編集部
開幕戦勝利に王手をかけているKM東京からは、昨季個人成績トップの張本が出場。一方、後がない状況の岡山からはダブルスで勝利をあげている森薗が登場した。
気合十分の森薗が立ち上がりから積極的なプレーで得点を重ねる展開に。9-5リードから9-9と張本に追いつかれたが、2点連取を決めた森薗が第1ゲームを先取した。
第2ゲームに入り、落ち着いた対応を見せた張本がペースを掴み始める。得意のバックハンドで流れを作ると、大きくリードを奪い、張本が1ゲームを奪い返した。
第3ゲームは森薗がロングサーブをうまく使い、張本のミスを誘う。攻撃の手を緩めずに、早い打点で攻め続けた森薗がこのゲームを奪取した。
次のゲームで決めきりたい森薗であったが、張本の高い対応力の前にポイントが進まない。第4ゲームは張本が11-4で森薗を圧倒。勝負は6-6から始まる最終ゲームにもつれ込んだ。
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6-6からの最終ゲームも手に汗握る展開に
最終ゲーム、まずは1本目を森薗がロングサーブで取得。悪い流れを断ち切ろうとKM東京ベンチは早々にタイムアウトを使用した。タイムアウト明けも森薗は張本のミドルへロングサーブでサービスエース。
張本が1ポイント返した7-8の場面で張本の放ったボールがエッジかサイドか際どいラインに落ち、エッジの判定に。岡山ベンチが今季からの新ルールであるリプレイチャレンジを使用したものの、判定は覆らず。張本が8-8と追いついた。
一進一退の攻防が続き9-9となったが、張本が連続で3球目攻撃をミス。森薗が貴重な勝ち星でヴィクトリーマッチに繋いだ。
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スコア詳細
写真:張本智和(KM東京)/撮影:ラリーズ編集部
KM東京 2-2 岡山
丹羽孝希/張本智和 1-2 ○上田仁/森薗政崇
11-5/9-11/7-11
○水谷隼 3-0 吉村和弘
11-3/11-6/11-8
○侯英超 3-1 町飛鳥
6-11/11-7/11-8/11-7
張本智和 2-3 ○森薗政崇
9-11/11-7/8-11/11-4/9-11