【特集:東京2020期待の星】大島祐哉、水谷の新パートナー確定となるか


東京2020期待の星」をテーマに、東京五輪に向けた注目選手を紹介する特集コーナー。

今回は、全日本での躍進により東京五輪出場への期待が膨らむ大島祐哉を紹介する。

ダイナミックなプレーで世界を魅了する大島祐哉とは

大島祐哉は1994年3月生まれの現在23歳であり、リオ五輪メンバーをかけて争った吉村真晴(名古屋ダイハツ)と同学年である。

所属は水谷隼らと同じ木下グループ。先輩である時吉佑一(ZEOS)や笠原弘光(協和発酵キリン)らと同じ東山高校から早稲田大学という名門ルートを渡り歩いたが、大島祐哉は大学時代から急成長を遂げたことが特徴的だ。

全日本2018でも持ち味を存分に発揮した大島

最大の持ち味は、持ち前の身体能力を活かしたダイナミックなプレーであり、フットワークを活かしたフォアハンドは世界トップレベルであると言われている。

世界ランキングは2018年2月時点で18位であり、丹羽孝希(6位)、松平健太(10位)、張本智和(11位)、水谷隼(14位)に次ぐ日本人5位と、東京五輪の代表入りに手が届く場所にいる。

大島祐哉のこれまでの主な戦績

・2014年 全日本学生選抜卓球選手権大会 優勝
・2015年 ITTFワールドツアー・フィリピンオープン 優勝
・2017年 世界選手権デュッセルドルフ大会 男子ダブルス 準優勝(パートナー:森薗政崇

特にダブルスにおいて、輝かしい成績を残しており、上記の他にも数々のITTFワールドツアーのダブルスを制している。

またダブルスだけではなく、アジア選手権や世界選手権でも日本代表として出場するなど、シングルスでも国際経験が豊富だ。

大島祐哉の全日本卓球2018の戦績

今年、大島祐哉の全日本はどのようなものになったのか、確認してみよう。

・混合ダブルス: ベスト4(パートナー:早田ひな)
・男子ダブルス: 優勝(パートナー:水谷隼)
・男子シングルス: ベスト8

出場した3種目ともにランク入りと好成績を収めている。

特に同じ木下グループの水谷隼と新たなペアで臨んだ男子ダブルスでは苦しい試合を乗り越えながら、タイトル獲得を達成。

全日本卓球2018男子ダブルス優勝を果たした水谷(左)と大島(右)

ダブルスを得意とする大島は混合ダブルスでも早田ひなとペアを組みながらベスト4まで勝ち上がった。

シングルスにおいても、吉村真晴を退けながら駒を進め、ベスト8入賞。新チャンピオンの張本智和には一歩及ばなかったものの、持ち味のダイナミックなプレーが光った。

今年も各種ワールドツアーに参戦し、東京五輪へ向けてさらに実力をつけていくことが予想される。

大島祐哉の東京五輪への道

現在大島は東京五輪の代表入りになる可能性が急浮上している。

理由は、水谷隼とのダブルスの相性の良さにある。

現状のルールでは五輪の団体戦に出場できる選手は3名で、最もシングルスの強い1名がシングルスに2試合出場し、残る2名がシングルスとダブルスに1試合ずつ出場する。

全日本選手権の男子シングルスで優勝をし、成長著しい張本智和が1番手としてシングルスに2回出ると仮定すると、2番手としてリオ五輪シングルス銅メダリストの水谷がシングルスとダブルスに出場する可能性が高い。

その場合、張本・水谷に続く3人目の代表は、シングルスでの強さに加え水谷とのダブルスの相性も重要な要素となる。

2月の世界ランキングで日本人最高順位の丹羽孝希が左利きであることを鑑みると、左利きの水谷と相性の良い右利きの大島にもチャンスが出てくる。(※卓球のダブルスは一般的に右利きと左利きのペアで組む方が有利とされる)

今回の全日本で水谷とダブルスを組むチャンスを得た大島は、優勝という結果を残したことで、水谷のパートナーとしての可能性を残した。

東京五輪の代表争いに向けて、大島の存在感は増しており、「期待の星」として今後も目が離せない。

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文:中川正博(ラリーズ編集部)
写真:長田洋平/アフロスポーツ

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