大会報道 打倒中国へ 立ちはだかる4人のキーマン 【世界卓球2018男子団体決勝T】
2018.05.03
文:ラリーズ編集部
<世界卓球選手権(団体)2018年4月29日〜5月6日・ハルムスタッド>
大会5日目、ついに日本時間の今夜20時から世界卓球2018男子決勝トーナメントが始まる。
予選グループ2位通過となった日本だが、まだ金メダルへの道が閉ざされた訳ではない。
そこで今回は決勝トーナメントで男子日本代表に立ちはだかる各国のキーマンをご紹介する。
男子決勝トーナメント表
中国とは決勝まで当たらない山に。徐々に強くなっていく対戦相手
香港のエース黄鎮廷
初戦は香港、ペンドライブのエース黄鎮廷(4月度世界ランク7位)の攻略がカギだ。実は今年4月に行われたアジアカップで張本は4-0のストレートで勝利しているが油断はならない。
世界選手権シングルスで3位、韓国の李尚洙
そして香港の先に待つのは、因縁の韓国。世界卓球2017年の個人戦や、今年のアジアカップで3位入賞を果たした李尚洙(同8位)が立ちはだかる。
ワールドカップで五輪王者に勝利したティモボル(上)、グランドファイナルで中国破り準優勝のオフチャロフ(下)
準決勝はドイツとの対決となる可能性が高い。ドイツとは2014年の世界卓球団体東京大会準決勝でも対戦しており、その際は1-3で敗れている。今回はリベンジなるか。
ドイツは昨年10月のワールドカップで中国の馬龍(同6位、リオ五輪王者)を破ったティモ・ボル(同2位)、12月のプロツアーグランドファイナルで中国伸び盛りの若手、林高遠(同5位)に勝利し、準優勝を果たしたオフチャロフ(同3位)を擁するヨーロッパ最強の国だ。
そして決勝まで勝ち上がるであろう中国。
予選グループでのイングランド戦での敗戦のショックから立ち直り、再び頂きを目指す日本男子の戦いから目が離せない。
写真:千葉格/アフロ