文:ラリーズ編集部
国際卓球連盟(ITTF)は4月4日、2023年第14週の世界ランキングを発表した。
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宇田幸矢が自己最高の19位に浮上
2020年からのコロナウイルスパンデミックの影響を軽減するため、2021年の大会ではポイントの有効期間を延長する、特別措置が導入されていたが、2023年4月をもって措置が終了。
東京五輪や世界卓球2021大会のポイントが抹消となり、その影響を受け世界ランキングが大きく変動となった。
日本勢では、張本智和(IMG)がランクを1つ上げて3位に。宇田幸矢(明治大)もランクを1つ上げ、自己最高位の19位に浮上した。
写真:宇田幸矢(明治大)/撮影:WTT
海外勢では、林高遠(リンガオユエン・中国)がランクを3つ上げ9位に。WTTシンガポールスマッシュでは、張本との接戦を演じた向鵬(シャンパン・中国)が6つ順位を上げ24位に浮上。
また、WTTフィーダーアンタルヤ男子シングルスで優勝を果たしたアンドレアス・レベンコ(オーストリア)が、97位ランクアップの119位に急浮上した。
写真:アンドレアス・レベンコ(オーストリア)/撮影:WTT
男子シングルストップ10では、東京五輪で獲得した2000ポイントが失効となった馬龍(マロン・中国)が2位から4位に。先週3位だった王楚欽(ワンチューチン・中国)、4位だった張本が1つ順位を上げた。
邱党(キュウダン・ドイツ)が1つランクを上げ、8位に浮上。林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)が2ランクダウンの10位となった。
写真:樊振東(ファンジェンドン)/王楚欽(ワンチューチン・中国)/撮影:ラリーズ編集部
男子ダブルスでは、樊振東(ファンジェンドン)/王楚欽(ワンチューチン)が宇田/戸上隼輔(明治大)を追い抜き1位に浮上した。
混合ダブルストップ5でも変動が見られ、サティアン・グナナセカラン/マニカ・バトラ(インド)が1つ順位を上げ5位にランクインした。
男子シングルス世界トップ10、日本男子シングルスの100位まで、男子ダブルストップ5、混合ダブルストップ5は以下の通り。
男子シングルス世界ランキングトップ10
1 樊振東(中国) 8325
2 王楚欽(中国) 4765
3 張本智和(日本) 4055
4 馬龍(中国) 3800
5 ウーゴ・カルデラノ(ブラジル) 3380
6 トルルス・モーレゴード(スウェーデン) 3295
7 梁靖崑(中国) 2960
8 邱党(ドイツ) 2160
9 林高遠(中国) 2090
10 林昀儒(チャイニーズタイペイ) 1960
※選手名右の数字はランキングポイント
日本男子シングルス世界ランキング(100位以内)
3 張本智和(IMG) 4055
19 宇田幸矢(明治大) 1275
27 篠塚大登(愛知工業大) 816
48 戸上隼輔(明治大) 465
65 及川瑞基(木下グループ) 312
66 田中佑汰(愛知工業大) 307
※選手名右の数字はランキングポイント
男子ダブルス世界ランキングトップ5
1 樊振東/王楚欽(中国) 4390
2 宇田幸矢/戸上隼輔(日本) 4080
3 張禹珍/林鐘勲(韓国) 3614
4 クリスチャン・カールソン/マティアス・ファルク(スウェーデン) 3035
5 邱党/ベネディクト・デューダ(ドイツ) 2235
※選手名右の数字はランキングポイント
混合ダブルス世界ランキングトップ5
1 王楚欽/孫穎莎(中国) 6040
2 張本智和/早田ひな(日本) 4220
3 林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ) 2920
4 エマニュエル・ルベッソン/ユアン・ジャナン(フランス) 2510
5 サティアン・グナナセカラン/マニカ・バトラ(インド) 2065
※選手名右の数字はランキングポイント