今回は、エリートの道を歩み実績も残してきた実力派カットマンの石垣優香(日本生命)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
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このページの目次
石垣優香とは?
石垣優香は、中学生で才能を開花させ、その後いくつもの実績を残してきた日本の女子カットマン選手の第一人者です。全中や全日本選手権での入賞の経歴もあるほか、国際大会でも優勝経験が豊富な実力者です。
2018年に現役を引退するも、2019年には日本生命レッドエルフのヘッドコーチ兼主将としてTリーグに参戦しています。私生活でも結婚、出産と充実した日々を送っています。
プロフィール
石垣優香は、1989年7月22日生まれの31歳(2020年9月時点)です。愛知県名古屋市出身で、小学3年生から卓球を始めました。卓伸クラブで腕に磨きをかけ、名古屋市立日比野中学へ進学するとその才能が開花し、全日本選手権カデットの部で優勝、2004年には全中女子シングルスで優勝と輝かしい実績を残しました。
高校を卒業してからは、強豪である淑徳大学に進学、在学中はインカレ女子団体で3度優勝するほか、国際大会でも結果を残しています。2014年には世界選手権で女子代表チームの準優勝に貢献しています。
2018年の全日本選手権をもって公式試合は引退しましたが、2019年にTリーグ・日本生命レッドエルフのヘッドコーチ兼主将として活躍しています。ほか、2017年に同じく卓球選手の笠原弘光(シチズン)と結婚、2020年6月には第一子が誕生しています。
自身のInstagramでは、主にTリーグでの写真が多く投稿されていますが、時折家族との写真も投稿されているのでこちらにも注目です。
石垣優香のInstagramはこちら!
プレースタイル
石垣優香の戦型は右シェーク裏表のカットマンでフォアハンドの威力のある攻撃とバックハンドの安定したカットが持ち味です。
日本の女子選手の中で世界で活躍するカットマンが続々と現れていますが、石垣はそういった選手とはややプレースタイルが異なります。多くのカットマンは、ナックルカットを送ったときや相手がボールを浮かせた場合に限り攻撃に転じる展開が多いのですが、石垣はフォアサイドに来た球に対しては半分近く攻撃に転じています。
カットマンが時折攻撃に転じるのは、その攻撃で得点を取る場合と、一度上回転を挟んで再び下回転のカットで返す時の回転の差を利用してミスさせる場合と大きく2通りあります。多くのカットマンは前者寄りな所が大きいですが、石垣は後者の場合が多いです。
使用用具
石垣優香はNittakuの契約選手で、公式試合に出場していた当時には、ラケットは「キムギョンア」、ラバーはフォア面に「P-12」、バック面に変化系表ソフトの「閃霊」を使用していたそうです。
世界ランキング
石垣優香の世界ランキングはありません。2016年のワールドツアーを最後に国際大会には出場していません。自身最高ランクは2015年9月の19位です。
日本国内の大会での主な成績
2002年 | 全日本選手権カデットの部 | 13歳以下女子シングルス優勝 |
2004年 | 全国中学校体育大会 | 女子シングルス優勝 |
2009年 | 全日本学生選抜選手権 | 女子シングルス優勝 |
全日本大学総合選手権 | 女子団体優勝 | |
2010年 | 全日本大学総合選手権 | 女子団体優勝 |
2011年 | 全日本大学総合選手権 | 女子団体優勝 |
2014年 | 全日本選手権団体の部 | 女子団体優勝 |
2015年 | 全日本選手権 | 女子シングルス3位 |
国際大会での主な成績
2010年 | エジプトオープン | 女子シングルス優勝、U21女子シングルス準優勝 |
中国オープン | U21女子シングルス優勝 | |
オーストリアオープン | U21女子シングルス準優勝 | |
ポーランドオープン | U21女子シングルス優勝 | |
グランドファイナル | U21女子シングルス優勝 | |
2014年 | 世界選手権 | 女子団体準優勝 |
2016年 | オーストラリアオープン | 女子シングルス準優勝 |
ブルガリアオープン | 女子シングルス優勝 |
まとめ
Tリーグ・日本生命レッドエルフの頭としてどのようなアドバイスを選手たちに伝えていくのか。今後の彼女の活躍に注目です。