22日、卓球日本代表の森薗政崇(BOBSON)が中心となり開催した高校生強化合宿が閉幕した。静岡県富士市で行われた今合宿は、「今の自分があるのは高校時代のおかげ。高校卓球界への恩返しのため」と語る森薗による“高校卓球恩返しプロジェクト”の1つだ。
参加者は主に男子高校生で占められていたが、唯一の女子選手として小学5年生の11歳・香取悠珠子(卓桜会 栃木卓球センター)が特別参戦していた。
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11歳が男子高校生相手に堂々たるプレー
合宿では、3シングルスでの団体戦が行われた。香取は、同じ栃木県の青藍泰斗高校Cチームに混ざりプレーした。
写真:香取悠珠子(卓桜会 栃木卓球センター)/撮影:ラリーズ編集部
香取は、回転のわかりづらい巻き込みサーブと、打点の早いバックハンドで男子選手を相手にも堂々たるプレーを見せ、二日目途中の時点で男子選手相手に4勝をあげる活躍を見せた。
香取は「いつもは女子の選手のボールをとるんですけど、今回の試合は男子選手のボールを取るから勉強になります。高校生だからボールが重かったりして、止めるのが難しかった。自分のクラブチームには高校生がいないので良い経験になっています」と合宿の収穫をコメントし、「将来はオリンピックで金メダル」と照れながらも夢を語った。
写真:香取悠珠子(卓桜会 栃木卓球センター)/撮影:ラリーズ編集部
「学生卓球界への恩返し」と森薗が中心となり開いた合宿では、高校生だけでなく次世代の育成も行われていた。
細心のコロナ対策
静岡県富士市で開かれた今回の合宿では、西は広島県、東は栃木県からと広範囲から強豪校が集った。そのため、新型コロナウイルス対策には細心の注意を払ったという。
写真:自動で体温を測れる最新の検温器/撮影:ラリーズ編集部
対策の1つが、試合会場入り口に設置された検温装置だ。合宿に協賛したimpactTV株式会社の提供で非接触で検温できる検温装置が導入された。
写真:森薗政崇(写真左)とimpactTVの菅屋さん/撮影:ラリーズ編集部
森薗は「体温は状況によってかなり変わってしまう。そのため、精密な検温装置が必要とガイドラインにも書いてあったし、僕らもそう思っていた。今回、impactTVさんから最新の検温器をお借りして、社員さんにも来ていただいてサポートしていただき、万全の状態でできた」と感謝を述べた。
閉会式での森薗政崇
あっという間に、閉会式です。
選手の皆さま、お疲れ様でした!#卓球高校生強化合宿2020#ミングルス pic.twitter.com/snD9ab3FiY— ミングルス (@Mingles_info) September 22, 2020
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