巻き込みサーブとは? 平野美宇の必殺サーブ! | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)
巻き込みサーブ

巻き込みサーブ

巻き込みサーブとは

手首を内側に巻き込むようにして逆横回転をかけるサーブのこと。相手の読みを撹乱するようなフェイクモーションを加えやすく、上回転か、下回転かが非常に判断しづらく、レシーブが難しいサーブ。近年では伊藤美誠や平野美宇など日本女子トップ選手他、水谷隼も時折使用する。

巻き込みサーブのポイント

ラケットヘッドを横にし、手首と一直線になるようにする。打球面を相手に向け、ボールの右側を擦る。回転をかける時に、右腰で打つことをイメージする。加えて、体の近くで打球することで、短く、相手に強打されにくいサーブになる。

*右利きが打つことを想定しています。ご了承ください。

巻き込みサーブの用例

平野美宇の巻き込みサーブ 〜フェイクモーションで相手を惑わす〜


Tリーグ2018/2019シーズンファイナル戦、日本生命レッドエルフ対木下アビエル神奈川の2番手、平野美宇(奥)は杜凱栞(手前・中国香港)に対して、巻き込みサーブを繰り出し、杜の甘いレシーブを誘った。それを待っていた平野は渾身のフォアハンドドライブで杜のフォアサイドを攻撃。第2ゲームを奪取した。

この平野の巻き込みサーブは打球後に大きくラケットを振り上げていることが分かる。このようなフェイクモーションを付けることによって、より上回転か、下回転か、判断がしづらいサーブにすることができる。近年では女子選手の間で特に流行しているサーブで、早田ひな、平野美宇、伊藤美誠、石川佳純、加藤美優、芝田沙季など日本のトップ選手の他、馮天薇(シンガポール)、杜凱栞(中国香港)など海外選手がエースサーブとして使用している。

早田ひなの巻き込みサーブ 〜レシーブのコースを限定させる〜

こちらは早田の巻き込みサーブの使用シーンだ。早田は2バウンドするかしないか、ギリギリの位置にサーブを出し、袁雪嬌にわざとドライブをさせて、レシーブの種類を限定させている。このサーブは上回転の巻き込みサーブで、短く、守備的にレシーブをすることがかなり難しい。巻き込みサーブを含め、横回転系のサービスは相手のレシーブを限定させることができるという強みを持っている。

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