今回は、カリブ海の“卓球黄金世代”アドリアーナ・ディアス（プエルトリコ）について紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。

プエルトリコの新星として注目されているアドリアーナ・ディアスのプロフィールを見ていきましょう。

アドリアーナ・ディアスとは？

アドリアーナ・ディアスは、プエルトリコのエースとして近年実力を伸ばしている選手です。2019年と2020年のパンアメリカンカップで2連覇など、若手ながらパンアメリカの大会では多くの実績を残しています。

アドリアーナ・ディアスのプロフィール

アドリアーナ・ディアス（Adriana Diaz）は2000年10月31日生まれの23歳（2024年7月時点）で、プエルトリコ出身です。“卓球黄金世代”と呼ばれる伊藤美誠や平野美宇、早田ひならと同い年です。男子選手のようなパワフルな両ハンドが特徴的な選手です。

アドリアーナ・ディアスは、2016年のポーランドジュニア＆カデットオープンでU18シングルス優勝など、ジュニア時代から多くの大会で好成績を残しています。また、2016年には、当時15歳という若さでリオ五輪出場を果たしています。その後も順調に実力を伸ばし、2019年のパンアメリカン競技大会でシングルス、ダブルス、団体の3種目で優勝、2019年と2020年でパンアメリカンカップ2年連続優勝などの実績を残しています。

姉のメラニー・ディアスもプエルトリコ代表選手として活躍しており、姉妹でペアを組んだダブルスでも2019年のパラグアイオープンで準優勝するなどの活躍を見せています。

アドリアーナ・ディアスのプレースタイル

アドリアーナ・ディアスの戦型は、右シェーク裏裏のドライブ型です。サーブの多彩さと威力のあるパワフルな両ハンドが特徴的な選手です。

サーブは回転やコースの分かりにくい順横回転のサーブを軸にしていますが、巻き込みサーブやしゃがみ込みサーブなども使用しており、多彩なサーブで相手のレシーブを崩します。レシーブはチキータなどの攻撃的なレシーブを多用します。

ラリーでは、パワフルなフォアハンドと前陣での攻撃的なバックハンドが得点源となっています。また、フットワークが速く、男子選手のようにバック側に来たボールを大きく回り込んでフォアハンドの強打で打ち抜く場面も多く見られます。

アドリアーナ・ディアスの使用用具

アドリアーナ・ディアスはバタフライの契約選手で、ラケットはバタフライの『ビスカリア SUPER ALC』で、ラバーはフォア面にバタフライの『ディグニクス05』、バック面にバタフライの『ディグニクス64』を使用しているようです。

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アドリアーナ・ディアスの世界ランキング

アドリアーナ・ディアスの世界ランキングは11位（2024年7月時点）で、最高ランキングは9位（2022年7月）です。

2018年1月以降は常に50位以内の高いランキングをキープしています。世界ランキング上位のほとんどがアジアとヨーロッパの選手で占められている中で、アドリアーナ・ディアスはアジアとヨーロッパ以外の選手の中ではもっとも高いランキングに位置しています。

アドリアーナ・ディアスの主な成績

まとめ

プエルトリコのエースとして近年著しく成長しており、19歳という若さながら五輪出場経験もあるアドリアーナ・ディアス。今後さらに成長すれば日本選手にとっても強力なライバルとなるでしょう。プエルトリコの期待の星として注目される彼女は今後のワールドツアーや東京五輪でどのような活躍を見せるのか。期待が高まります。

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