2019年の世界ジュニア選手権で銀メダル獲得などの活躍を見せており、今注目されている中学生である小塩遥菜を紹介します。プロフィール、プレースタイル、使用用具などの基本的な情報から、世界ランキングを上げる要因にもなっている国際大会での戦績についても触れます。
まだ15歳(2020年11月時点)とこれからが楽しみである小塩遥菜。その実力は計り知れません。そんな小塩遥菜のプロフィールを見ていきましょう。
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このページの目次
小塩遥菜とは?
2019年5月に行われたITTFチャレンジクロアチアオープンで、同年4月の世界選手権女子ダブルスで活躍した世界ランキング16位(2019年7月時点)の佐藤瞳(ミキハウス)を中学生ながら破るなどの快進撃を見せた中学生プレイヤーです。また、2019年の世界ジュニア選手権では銀メダルを獲得する活躍を見せました。現在は卓球国内リーグ・ノジマTリーグで日本ペイントマレッツに所属しています。
他にも数々の大会で好成績を残している小塩遥菜のプロフィールを見ていきましょう。
プロフィール
小塩遥菜は2005年8月3日生まれで、年齢は15歳(2020年11月時点)です。出身地は岐阜県です。
小塩は小学6年生の2017年に全日本選手権カデットの部13歳以下女子シングルス準優勝し、頭角を現しました。また、同年の東アジアホープス大会では女子団体と女子シングルスの両方で優勝し、見事2冠を達成しました。
写真:小塩遥菜/撮影:ラリーズ編集部
その後、小塩はより卓球の技術を上げるため、将来オリンピックをはじめとする国際大会で活躍できる有望な中高生を育成するJOCエリートアカデミーに入校しました。2018年の全日本選手権カデット13歳以下女子シングルスでは優勝し、ITTFジュニアサーキットでは複数大会でベスト4以上になるなど好成績を残しています。
2019年には全国中学校卓球大会で優勝、世界ジュニア選手権で準優勝など、様々な大会で好成績を残し、大躍進の一年となりました。
また、2019年からはTリーグにも参戦しており、日本ペイントマレッツに所属しています。2019-20シーズンには、11試合に出場しました。
プレースタイル
小塩遥菜の戦型は右シェークバック粒のカット主戦型で、相手選手の強打を粘り強くカットし続け、試合を制します。
しかし、JOCエリートアカデミーに入学したことをきっかけに、世界でパワーがある選手に勝つためには攻撃力が必要だと考え、モデルチェンジに挑戦しています。
使用用具
小塩遥菜のラケットはVICTASの木材5枚合板「松下浩二」、ラバーはフォア面にXIOMの「ヴェガアジア」、バック面にTSPの「カールP-1Rソフト」を使用しているようです。
世界ランキング
小塩遥菜の世界ランキングは2018年3月時点では535位でしたが、そこから徐々にランキングを上げ、2020年3月には自己最高位である86位にまで上がっています。小塩遥菜の現在の世界ランキングは88位(2020年11月時点)です。
また、2020年11月時点でU21世界ランキングは36位、U18世界ランキングは1位と好成績を残しています。
国内大会での主な戦績
2016年 | 全日本卓球選手権 | ホープスシングルスベスト8 |
2017年 | 全日本卓球選手権 | カデット(13歳以下)シングルス準優勝 |
2018年 | 全日本卓球選手権 | カデット(13歳以下)シングルス優勝 |
全国中学校卓球大会 | シングルス準優勝 |
国際大会での主な戦績
2017年 | ITTFジュニアサーキット香港オープン | カデットシングルス優勝 |
2018年 | ITTFジュニアサーキットスウェーデンオープン | ジュニアシングルスベスト4 |
ITTFジュニアサーキット中国オープン | ジュニアシングルスベスト4 | |
ITTFジュニアサーキット香港オープン | ジュニアシングルスベスト4、カデットシングルスベスト4 | |
ITTFジュニアサーキットハンガリーオープン | カデットシングルス準優勝 | |
2019年 | ITTFジュニアサーキット香港オープン | ジュニアシングルス優勝 |
世界ジュニア卓球選手権大会 | シングルス準優勝 |
まとめ
国内外のジュニアの部では好成績を残し、一般の部でも近いうちに上位になることが期待される小塩遥菜。今後の成長が楽しみな選手です。そんな彼女の活躍に注目です。