何鈞傑(フージェンジェ)の使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:何鈞傑(フージャンジェ・中国香港)/提供:WTT

卓球選手紹介 何鈞傑(フージェンジェ)の使用用具・大会成績・プロフィール

2023.07.04

文:ラリーズ編集部

今回は、中国香港の若手実力派で、ダブルスで非凡な才能を開花させてきた何鈞傑(フージェンジェ・中国香港)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。

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何鈞傑とは?

何鈞傑は、2014年のフィリピンオープン男子シングルスで優勝すると翌年の2015年から一気に飛躍した選手です。2017年からは男子ダブルスで優勝を重ねるなど、マルチな才能を評価されている選手です。香港男子代表としての他、ポーランドスーパーリーグにも参戦していたことがあり、実力を磨いてきました。

何鈞傑のプロフィール

何鈞傑(フージャンジェ)は1997年4月20日生まれの26歳(2023年7月時点)で、中国香港出身です。現在は香港代表として国際大会で活躍してます。かつては、ポーランドスーパーリーグにビアリストックの一員として参戦していた経歴があります。

国際大会では主に団体戦で各国のトップ選手に勝利することが多いです。李尚洙(イサンス・韓国)やパナギオティス・ギオニス(ギリシャ)らに勝利した実績もあります。また、黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港)と組んだダブルスでは上位進出することも多く、ティモ・ボル/パトリック・フランチスカ(ドイツ)ペアや、2017年の世界選手権準優勝の森薗政崇/大島祐哉ペアなど世界でも勝ち上がるペアに勝利するほど、トップクラスの実力を誇っています。

何鈞傑のプレースタイル

何鈞傑の戦型は左シェーク裏裏の攻撃型で、どこからでも放たれるフォアハンドドライブと前陣での堅いバックハンドが特徴です。プレーの中でもフォアハンドを使用する頻度は高いです。

プレースタイルは水谷隼と似ていて、シェークハンドの選手の中でもフォアを主戦とする戦型ですが、何鈞傑と水谷で違っているのはレシーブ時のバックハンドの使用率です。相手のサーブに対して、水谷はフォアサイドにはフォアハンド、バックサイドにはバックハンドで対応することが多いのに対し、何鈞傑はフォアサイドに来たサーブにも回り込んでバックハンドでフリックやチキータを積極的に使用します。


写真:何鈞傑/提供:ittfworld

何鈞傑のもう一つの武器は、俊敏なフットワークです。そのため得意なフォアハンドをフォアサイド、バックサイドの両方から打つことができます。後陣でもそのフットワークを活かしたロビングで確実に返球します。

何鈞傑や水谷のように左利きでフォアハンドが強い選手はダブルスにおいても強さが際立ちます。ダブルスはシングルスと違い次に自分が打つまでにある程度の余裕が生まれるので、十分な体勢で打つことが可能になります。そのため、どのコースに来ても得意のフォアハンドで待つことができるので威力あるドライブを放つ回数が多くなります。

何鈞傑の使用用具

バタフライの契約選手である何鈞傑は、ラケットバタフライの特注ラケット(スーパーZLカーボン)で、ラバーはフォア面に『ディグニクス09C』、バック面に『ディグニクス05』を使用しているそうです。

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何鈞傑の世界ランキング

何鈞傑の世界ランキングは152位(2023年7月時点)で、最高ランキングは28位(2016年6月)です。

何鈞傑の主な成績

2014年 フィリピンオープン 男子シングルス:優勝
2015年 ハンガリーオープン U21男子シングルス:優勝
カタールオープン U21男子シングルス:準優勝
オーストラリアオープン 男子シングルス:準優勝
2016年 カタールオープン U21男子シングルス:優勝
クウェートオープン U21男子シングルス:準優勝
中国オープン U21男子シングルス:優勝
2017年 ポーランドオープン 男子ダブルス:優勝
スウェーデンオープン 男子ダブルス:準優勝
グランドファイナル 男子ダブルス:準優勝
2018年 香港オープン 男子ダブルス:優勝
韓国オープン 男子ダブルス:準優勝
グランドファイナル 男子ダブルス:準優勝
2019年 カタールオープン 男子ダブルス:優勝
2020年 カタールオープン 男子ダブルス:ベスト4、混合ダブルス:ベスト4
2021年 アジア選手権 混合ダブルス:銅メダル
世界選手権ヒューストン大会 男子ダブルス:ベスト8、混合ダブルス:ベスト8
2022年 WTTコンテンダードーハ 混合ダブルス:ベスト4
WTTフィーダーデュッセルドルフⅢ 混合ダブルス:準優勝
2023年 WTTフィーダードーハ 男子ダブルス:準優勝

まとめ

エースとともに中国香港を引っ張る若手が、国際大会でどのような活躍を見せるのか。今後の彼の活躍に期待です。

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