今回は、大学生Tリーガーとして活躍が期待されている柏竹琉(早稲田大)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
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柏竹琉とは?
柏竹琉は、中学生の時から国際大会で活躍する期待の若手選手です。高校生で何度も国際大会入賞の実績を持ち、大学は関東の強豪・早稲田大学に進学し、五十嵐史弥(早稲田大)らとともに技術に磨きをかけています。
プロフィール
柏竹琉は、2001年4月10日生まれの19歳(2020年9月時点)です。岡山県岡山市出身で、中学生の時から東京で生活を始めるようになりました。高校生の時にはJOCエリートアカデミーと帝京高校に通い技術を高めていました。その後、早稲田大へ進学しています。
中学生の時から国際大会へ出場し、ベスト4以上に輝くことも多かったです。2017年にはU18の部で準優勝を飾る大会もあり、年々実力をつけてきています。日本でも岡山県の国体代表に選出される快挙を達成しています。さらには、Tリーグ・岡山リベッツに加入し、2ndシーズンに参戦しました。
3rdシーズンも継続して参戦することが決定しています。また、早稲田大でも活躍が期待される選手として注目を浴びています。自身のTwitterでは、2020年の早稲田大主将・緒方遼太郎(早稲田大)との仲の良い関係が垣間見えます。
柏竹琉のTwitterはこちら!
おがたさまいただきます#緒方遼太郎 #LeTAO pic.twitter.com/TCKIE5T6XE
— 柏 竹琉 (@taketake0410) September 13, 2020
プレースタイル
柏竹琉の戦型は右シェーク裏裏の攻撃型で、YGサービスとチキータを軸に展開するのが得意です。ほとんど欠点がないので、どの位置からでも戦えるオールラウンダーです。
日本の男子トップ選手の多くは、前中陣で戦うようになりました。プラスチックボールに変わってから、ボールにかけられる回転量が減少したり、やや重さが加わったりと後陣で戦うには不利となる状況になりました。そのため、前陣でカウンターを重視する選手、中陣で両ハンドをしっかり振る選手が増加しました。
オールラウンダーとしては、水谷隼(木下グループ)が有名です。前陣での台上技術から後陣のロビングまでどの位置でも欠点が少ないです。柏もその可能性を持っています。前陣ではチキータを駆使してラリーに持ち込み、中陣でミス少ないラリーを展開するのが多いです。
柏の特徴としては、癖のない打法です。教科書で扱われるような綺麗なスイングを持つため、ミスが少ないです。トップ選手の中には、自己流の打法で質を高める人もいますが、癖のある打法は綺麗な打法に比べてミスが出やすいです。綺麗なフォームはそれだけでプレーに安定感を持つことができるため、柏自身もミスが少ないです。
使用用具
柏竹琉は、2019年の試合ではラケットにBUTTERFLYの「ビスカリア」、ラバーは両面に「テナジー」シリーズを使用していたそうです。
この組み合わせはBUTTERFLYの公式サイトでもおすすめとして挙げられるものです。弾道が低くてもしっかりと弧線を描くことができる組み合わせとして、前陣での高速卓球から中陣でのパワープレーに向いています。
世界ランキング
柏竹琉の世界ランキングは一般で647位、U21の部で127位(2020年4月時点)です。かつてU18男子の部では日本人最高ランクとなっていました。2018年には400位台まで上げていましたが、2019年では国際大会への出場が少なかったためやや下降しています。自身最高ランクは、一般で2019年6月の408位、U21の部では2019年10月の98位となっています。
国際大会での主な成績
2016年 | チェコジュニア&カデットオープン | U15男子シングルスベスト4 |
スペインジュニア&カデットオープン | U15男子シングルスベスト4 | |
スロベニアジュニア&カデットオープン | U15男子シングルスベスト4 | |
2017年 | スロベニアジュニア&カデットオープン | U18男子シングルス準優勝 |
2018年 | ベルギージュニア&カデットオープン | U18男子ダブルス優勝 |
スロバキアジュニアオープン | 男子シングルス準優勝 |
まとめ
Tリーグ、国内大会、国際大会それぞれで可能性を秘めた期待の若手が急成長を遂げることはあるのか。今後の彼の活躍に期待です。
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