芝田沙季の使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:芝田沙季(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部

卓球選手紹介 芝田沙季の使用用具・大会成績・プロフィール

2024.07.10

文:ラリーズ編集部

今回は、国際大会で数々の優勝を果たし、世界ランキングを着々と上げている芝田沙季を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、世界ランキングを上げる要因ともなっている国際大会での戦績についても触れます。

芝田沙季とは?


写真:芝田沙季/提供:T.LEAGUE/アフロスポーツ

芝田沙季は、2018年の6月に行われたITTFワールドツアープラチナ中国オープンの決勝トーナメント2回戦で、当時世界ランキング2位の朱雨玲(ジュユリン・中国)に金星を挙げ、その後準決勝で丁寧(ディンニン・中国)に敗れるも、ベスト4に輝き話題になりました。

2021年には世界選手権の日本代表選考合宿で代表権を獲得しました。また、2021年からは日本ペイントマレッツの選手としてTリーグにも参戦しています。

プロフィール

芝田沙季(しばたさき)は1997年8月25日生まれの26歳(2024年7月時点)で、千葉県旭市出身です。日本人選手の中でも徐々に頭角を現している選手です。

芝田がラケットを初めて握ったのは6歳の頃で、小学生時代は地元・千葉県旭市内の卓球クラブで練習していましたが、小学6年生で親元を離れ千葉県の強豪クラブ・千城クラブへと拠点を移して下宿生活を始めました。


写真:芝田沙季/撮影:ラリーズ編集部

高校は、石川佳純を輩出した名門校・四天王寺高等学校に進学。卒業後、現在の所属先であるミキハウスに入社しました。

ミキハウス入社後に数々のワールドツアーなどの国際大会で好成績を残し、ここ数年で急成長を見せています。2019年4月に発表された女子ナショナルチーム(NT)選手には、世界選手権代表5名の選手(石川佳純・伊藤美誠・平野美宇・佐藤瞳・加藤美優)に加えて選出されました。


写真:芝田沙季/提供:ittfworld

2021年には世界選手権の日本代表選考合宿を勝ち抜き、自身初の世界選手権代表権を獲得しました。そして、本大会では女子シングルスと混合ダブルス(宇田幸矢ペア)に出場し、それぞれベスト32という結果を残しました。

また、同年開催されたアジア選手権では女子団体と女子シングルスに出場し、女子シングルスではベスト8入りを果たし、女子団体では日本女子47年ぶりの金メダル獲得に貢献しました。


写真:芝田沙季/撮影:ラリーズ編集部

そして、2021-2022シーズンからは日本ペイントマレッツからTリーグに参戦し、シングルス9勝5敗、ダブルスで4勝2敗の成績を残しています。2022-2023シーズンもチームの主力として活躍しています。

芝田沙季のプレースタイル

芝田沙季の戦型は、右シェーク裏裏ドライブ型で、基本に忠実なスタイルと言えます。前陣でも両ハンド振ることができますが、強靭な足腰でフットワークも備えており、中陣からの引き合いなど男子選手のようなプレーも見られます。


写真:芝田沙季/撮影:ラリーズ編集部

サービスは基本巻き込みサービスを使い、その強靭な体幹から繰り出される強力なフォアドライブが決め球となっています。

また、ミキハウスのチームメイトにカットマンの佐藤瞳・橋本帆乃香がいることもあり、カットマンとの相性が良いと言われています。

芝田沙季の使用用具

芝田沙季はニッタクの契約選手で、ラケットはSTIGAの『カーボネード45』、ラバーはフォア面に紅双喜の『キョウヒョウ3』の特注ブルースポンジ、バック面にニッタクの『キョウヒョウNEO3』を使用しているそうです。

STIGAのラケットは粘着ラバーとの相性が良く、中国の代表選手も使用しているほどです。また、現代卓球では両面粘着ラバーにして、回転量の変化で戦う選手が増えています。

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芝田沙季の世界ランキング

芝田沙季の世界ランキングは148位(2024年7月)で、最高ランキングは13位(2019年6月)です。

芝田沙季の国内大会での主な戦績

2013年 インターハイ 女子学校対抗:優勝
2014年 インターハイ 女子シングルス:3位、女子学校対抗:優勝
2015年 全日本選手権 ジュニア女子シングルス:ベスト8
インターハイ 女子シングルス:3位、女子ダブルス:3位、女子学校対抗:優勝
2019年 全日本選手権 女子シングルス:ベスト8、女子ダブルス:準優勝(ペア:大藤沙月)
2020年 全日本選手権 女子ダブルス:準優勝(ペア:大藤沙月)
2021年 全日本選手権 女子シングルス:ベスト16、女子ダブルス:準優勝(ペア:大藤沙月)
2022年 全日本選手権 女子シングルス:ベスト16、女子ダブルス:ベスト8(ペア:大藤沙月)
TOP32船橋大会 女子シングルス:3位
2023年 全日本選手権 女子ダブルス:3位(ペア:大藤沙月)
2024年 全日本選手権 女子シングルス:ベスト16、女子ダブルス:3位(ペア:大藤沙月)

芝田沙季の国際大会での主な戦績

2017年 ベラルーシオープン U21女子シングルス:優勝
タイオープン U21女子シングルス:優勝
ベルギーオープン 女子シングルス:優勝
スペインオープン 女子シングルス:ベスト4
2018年 ドイツオープン U21女子シングルス:優勝
スペインオープン 女子シングルス:優勝
ベルギーオープン 女子シングルス:優勝、女子ダブルス:優勝(ペア:大藤沙月)
ベラルーシオープン 女子シングルス:優勝、女子ダブルス:優勝(ペア:大藤沙月)
2019年 オマーンオープン 女子ダブルス:優勝(ペア:大藤沙月)
タイオープン 女子シングルス:準優勝、女子ダブルス:優勝(ペア:大藤沙月)
ブルガリアオープン 女子ダブルス:優勝(ペア:平野美宇)
チェコオープン 女子ダブルス:優勝(ペア:平野美宇)
アジア選手権 女子ダブルス:銅メダル(ペア:佐藤瞳)、女子団体:銀メダル
ベラルーシオープン 女子ダブルス:優勝(ペア:大藤沙月)
2020年 スペインオープン 女子ダブルス:優勝(ペア:大藤沙月)
ポルトガルオープン 女子シングルス:準優勝、女子ダブルス:優勝(ペア:大藤沙月)
2021年 WTTスターコンテンダードーハ 女子シングルス:ベスト16
アジア選手権 女子シングルス:銅メダル、女子団体:金メダル
2022年 WTTフィーダーブダペスト 女子シングルス:ベスト4

まとめ

国際大会を中心に数々の優勝を収め、世界ランキングを今もなお更新し続けている芝田沙季。まだまだ伸び代がある彼女の活躍が今後も期待されます。

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芝田沙季以外の日本選手のプロフィールはこちら

男子選手

張本智和/宇田幸矢/丹羽孝希/及川瑞基/吉田雅己/木造勇人/森薗政崇/吉村和弘/吉村真晴/戸上隼輔/大島祐哉/上田仁/神巧也/松平健太/村松雄斗/松島輝空/英田理志/曽根翔/篠塚大登/吉山僚一/鈴木颯/田中佑汰/横谷晟/松下大星/龍崎東寅/松山祐季/田添健汰/有延大夢/高見真己/岸川聖也/田添響/町飛鳥/三部航平/谷垣佑真/濵田一輝/宮川昌大/柏竹琉/大矢英俊/郡山北斗/藤村友也/五十嵐史弥/野田颯太/渡部民人/吉山和希/松平賢二/高木和卓/萩原啓至/小西海偉/坪井勇磨/水谷隼/平野友樹

女子選手

長﨑美柚/伊藤美誠/早田ひな/木原美悠/平野美宇/佐藤瞳/加藤美優/小塩遥菜/安藤みなみ/張本美和/橋本帆乃香/南波侑里香/森さくら/成本綾海/松平志穂/鈴木李茄/森薗美咲/塩見真希/大藤沙月/野村萌/森薗美月/皆川優香/相馬夢乃/木村香純/梅村優香/赤江夏星/出澤杏佳/麻生麗名/永尾尭子/横井咲桜/白山亜美/大川真実/面田采巳/杉田陽南/三村優果/枝廣瞳/鶴岡菜月/岡田琴菜/笹尾明日香/面手凛/小塩悠菜/平野早矢香/若宮三紗子/石川佳純/四元奈生美/打浪優/前田美優/石垣優香/谷岡あゆか/山本笙子/井林茉里奈