文:ラリーズ編集部
今回は、以前紹介したカマル・アチャンタとともにインド代表として活躍しているサティアン・グナナセカランについて紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
インドの主力選手として着実に実力を伸ばしているサティアン・グナナセカランのプロフィールを見ていきましょう。
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サティアン・グナナセカランとは?
サティアン・グナナセカランは、インドの代表選手で、2016年のベルギーオープンでシングルス優勝、2019年のオマーンオープンでシングルスベスト4などの実績を持つ選手です。また、ダブルスでも2018年のタイオープンで準優勝、2020年のハンガリーオープンで準優勝などの好成績を残しています。
インド代表としてシングルス、ダブルスの両方で活躍するサティアン・グナナセカランのプロフィールを見ていきましょう。
プロフィール
サティアン・グナナセカランは、1993年1月8日生まれの27歳(2020年3月時点)のインド人卓球選手です。
サティアン・グナナセカランは、ジュニア時代からインド代表として活躍し、U21の大会などで多くの実績を残してきました。2012年のエジプトオープンでU21シングルス優勝、2014年のロシアオープンでU21シングルス準優勝などの好成績を残しています。
シニアの大会でも、2016年のベルギーオープンでシングルス優勝、2019年のオマーンオープンでシングルスベスト4など、コンスタントに好成績を残し、着実に実力を伸ばしてきました。また、カマル・アチャンタとペアを組んだダブルスでも2017年のスウェーデンオープンでベスト4、2020年のハンガリーオープンで準優勝などの活躍を見せています。
プレースタイル
サティアン・グナナセカランの戦型は、右シェーク裏裏のドライブ型です。現代卓球らしい前陣での打点の早い両ハンドドライブが特徴的な選手です。
サーブは、順横回転のサーブを中心に組み立てます。また、回転のわかりにくいYGサーブも多用します。レシーブは、ストップとフォアのフリックを多用します。サーブ、レシーブで先手を取り、自分から積極的に攻撃するプレーが多いのが特徴です。
ラリーでは、打点の早い両ハンドの攻撃が得点源です。フォアハンド、バックハンドともにコースの打ち分けが上手く、コースをついたボールやカウンターでチャンスを作り得点につなげる場面が多く見られます。威力のあるボールで一発で決めるよりもコースや打点の早さを重視していることが近年の活躍の一因となっているようです。
使用用具
サティアン・グナナセカランはバタフライの契約選手で、用具は全てバタフライのものを使用しています。ラケットが「水谷隼 SUPER ZLC」で、ラバーはフォア面に「テナジー05ハード」、バック面に「テナジー05」を使用しているようです。
世界ランキング
サティアン・グナナセカランの世界ランキングは、2017年7月の時点で112位でした。そこから1年後の2018年7月には40位と、1年間で大きくランキングを上げました。その後も徐々にランキングを上げ続け、2019年5月には自己最高の24位となりました。現在の世界ランキングは31位(2020年3月時点)です。
国際大会での主な成績
2012年 | エジプトオープン | U21シングルス優勝 |
2014年 | ロシアオープン | U21シングルス準優勝 |
2016年 | ベルギーオープン | シングルス優勝 |
2017年 | スウェーデンオープン | ダブルスベスト4(カマル・アチャンタペア) |
2018年 | タイオープン | ダブルス準優勝(SHETTY Sanilペア) |
2019年 | オマーンオープン | シングルスベスト4 |
2020年 | ハンガリーオープン | ダブルス準優勝(カマル・アチャンタペア) |
まとめ
インド代表として近年力をつけてきているサティアン・グナナセカラン。今後のワールドツアーや東京五輪でサティアン・グナナセカランがどのような活躍を見せるのか。彼の今後の活躍に期待が集まります。