写真:大藤沙月/提供:松尾(アフロスポーツ)
卓球選手紹介 大藤沙月の使用用具・大会成績・プロフィール
2020.04.30
2019年に開催された全日本選手権のジュニア女子での準優勝や2018、2019年の世界ジュニア選手権で日本代表に選ばれるなど国内外で活躍している大藤沙月を紹介します。プロフィール、プレースタイル、使用用具などの基本的な情報から世界ランキングを上げる要因にもなっている国際大会での戦績についても触れます。
2018年の世界ジュニア選手権で団体銀メダルに貢献するなど急成長を見せている大藤沙月。今回はそんな大藤沙月のプロフィールを見ていきましょう。
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大藤沙月とは?
大藤沙月は幼少期から全日本のバンビやカデットの部で活躍しています。また、2019年の全日本選手権女子ダブルスで芝田沙季とペアを組み準優勝、2020年のスペインオープンでダブルス優勝など国内外で好成績を残しています。
他にも数々の大会で好成績を残している大藤沙月のプロフィールを見ていきましょう。
プロフィール
大藤沙月は2004年5月16日生まれの16歳(2020年6月時点)で、福井県出身です。木原美悠らと同学年で、ともに今後を期待され注目されています。
2012年の全日本選手権ではバンビの部で準優勝、2015年にはカデットの部で準優勝などの好成績を残しており、幼少期から同世代の中でトップレベルの選手として活躍しています。
写真:大藤沙月/提供:ittfworld
中学校は名門・四天王寺中学校に進学し、ミキハウスジュニアスポーツクラブの卓球部に所属します。2018年の全国中学校卓球大会では団体で優勝、女子シングルスで優勝し、見事2冠を達成しました。また、2018、2019年の世界ジュニア選手権の日本代表に選ばれるなど国際大会での活躍でも活躍しています。
また、最近ではシニアの大会でも活躍しており、特に、芝田沙季とペアを組んだダブルスでは、2019年のベラルーシオープンで優勝、2020年のスペインオープンで優勝など、多くの大会で好成績を残しています。また、シングルスでも、2019年のクロアチアオープンではベスト4に入るなどの活躍を見せており、今後もさらなる活躍が期待できます。
プレースタイル
大藤沙月の戦型は右シェーク裏裏ドライブ型で、天性のボールタッチと威力のある両ハンドドライブを武器としています。高い攻撃力があり、カットマンに強いという特徴も持っています。
使用用具
大藤沙月はニッタクの契約選手です。使用用具はラケットがニッタクの「キョウヒョウ龍5」、ラバーはフォア面が「キョウヒョウ」、バック面が「キョウヒョウNEO3」が使用されているようです。
世界ランキング
大藤沙月の世界ランキングは2018年1月時点で283位だったものの、国際大会で格上の選手に勝利するなど好成績を残し、同年4月に137位と、短い期間で一気にランキングを上げました。その後も急成長を続け、、同年8月には自己最高位である54位になりました。現在の世界ランキングは103位(2020年6月時点)となっています。
また、U21世界ランキングは現在は100位(2020年6月時点)とランキングを落としていますが、2019年10月には1位に君臨していました。
国内大会での主な戦績
2012年 | 全日本選手権 | バンビシングルス準優勝 |
2015年 | 全日本卓球選手権 | カデットシングルス準優勝 |
2016年 | 全日本卓球選手権 | カデットダブルスベスト4(森廣伽衣ペア) |
2017年 | 全日本卓球選手権 | カデットシングルス優勝 |
2018年 | 全日本卓球選手権 | ジュニアシングルスベスト4 |
2019年 | 全日本卓球選手権 | ダブルス準優勝(芝田沙季ペア)、ジュニアシングルス準優勝 |
国際大会での主な戦績
2017年 | ジュニアサーキットフランス大会 | カデットシングルス優勝 |
ジュニアサーキットスペイン大会 | ジュニアシングルスベスト4 | |
ジュニアサーキットポーランド大会 | カデットシングルス優勝 | |
2019年 | 中国オープン | ダブルスベスト4(中森帆南ペア) |
ベラルーシオープン | ダブルス優勝(芝田沙季ペア) | |
クロアチアオープン | シングルスベスト4 | |
2020年 | スペインオープン | ダブルス優勝(芝田沙季ペア) |
ポルトガルオープン | ダブルス優勝(芝田沙季ペア) |
まとめ
幼少期から全日本選手権などで好成績を残し、現在は国際大会でも活躍し始めている大藤沙月。しかしまだ16歳と若く、まだまだ実力が計り知れなく、これからの成長が楽しみな選手です。そんな大藤沙月の活躍に今後も目が離せません。