【卓球】いますぐ試せるシンプルな横回転サーブの出し方とコツ


サーブの名手になる第一歩は横回転サーブにあり

サーブは1球目攻撃である

世界選手権、五輪の全種目を制した中国の劉国梁は、サーブをそう表現した。

卓球においてそれほど重要度が高い技術がサーブなのである。

分かりにくい横回転サービスで世界を制した劉国梁(中国)

特に初級者、中級者レベルの対戦では、横回転サーブの上手な選手がサーブだけで試合に勝ってしまうことさえある。一定のレベルになれば、相手のサーブが下回転なのか上回転なのか、その判断を大きく間違えることはさほど多くない。しかし、相手のサーブが横下回転なのか横上回転なのか、サイドスピンの要素が加わるとその判断は一段と難しくなる。

今回はその横回転サーブの中でも最もシンプルなフォアハンドの順横回転サーブ(右利き選手がボールを上から見た時に時計回りに回転をかけるサーブ)の出し方とコツを解説する。

特に、卓球を始めたばかりの方や普段横回転サーブを使わない方、そして中級者を指導する指導者の方に読んでいただきたい。

横回転サーブを安定して入れるために大切な2つのポイント

まず始めに、初級者であっても中級者であっても共通の大事なポイントを説明しておこう。

・トスを正確に上げること
・ラケット角度を変えないこと

以上の2つが大事なポイントだ。

初級者/中級者向けのシンプルな横回転サーブの出し方

(1)台に対して体を横に向ける
※相手に横(右利きの場合は左脇)を向ける。ボールが前に飛ばない場合は少しずつ前を向くようにする

(2)おへその前にラケットを置き、ラケットヘッドを真下に向ける
※完全に下に向いてしまって良い。ラケットの面は体と同じ方向を向くようにする

シェークハンドの場合、ラケットを立てるのが難しいが、人差し指と親指のみでグリップを握ることでラケットを立てやすくなり、横回転サーブが出しやすくなる

(3)トスに合わせてラケットを体の右側へコンパクトに(目安は10cm)振り上げ、おへその前でインパクトする。
※ラケットの角度が変わらないように。そして10cm以上動かさないこと
※トスはおへその前に落ちるようにすること

2つのポイントとして説明した通り、上記(1)~(3)の中で特に大事なのは(3)である。

サーブが上手く出来ない原因の多くが、トスが不正確であることだ。トスが遠くに上がったり近くに上がったり、トスの上げ方が毎回違うと毎回違う方法でサーブを出さなければならなくなる。サーブが上手くいかない原因である。それを防ぐために、自分が打球する位置(インパクトの位置)を最初に決めてしまえば良い。

安定したトスが安定したサーブを生み出すコツだ

さらに、自分で決めた打球する位置(おへその前を推奨する)に先にラケットを置いておけば、ラケットを目標に正確なトスを上げることが出来る。

そして(3)のラケット角度が変わらないこと、ラケットを10cm以上動かさないこともサーブを安定させるためには大切だ。

落ちてくるボールに合わせようとするあまり、ラケットの角度が変わってしまうことがある。それでは充分な横回転がかからない。

また、回転をかけようとするあまり、ラケットを大きく動かし過ぎてしまう。そうすると同様にラケット面の角度が変わって思い通りの横回転にならないことがある。そしてラケットの動きが大き過ぎると、空振りするなどそもそもラケットに正確に当たらないミスも出てくる。

それらを防ぐために、ラケットを10cmしか動かさないようにするのだ。また、手首を使うとラケット角度が変わってしまうので使わないようにしよう。

以上が初級者、中級者向けの安定する横回転サーブの出し方だ。

まとめ

繰り返しになるが、横回転サーブを思い通りに出すには「トスを正確に上げること」と「ラケット角度を変えないこと」が重要だ。

初級者であっても中級者であっても、上で説明した(1)~(2)のポイントに注意しながら、その中でも特に正確なトスとラケット角度に気をつけて欲しい。

なお、上記の横回転サーブが安定して入るようになってきたら、ラケット角度を調整して横下回転と横上回転を自由にコントロールして出し分けるようにしよう。

それが上手く出来るようになったら、あなたも「サーブの名手」になれる日が近いだろう。

文:菅家雅治(卓球ライター/卓球インストラクター)

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