ディグニクス80の特徴 05よりも重量控えめでバック向き!? | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球用具紹介 ディグニクス80の特徴 05よりも重量控えめでバック向き!?

2020.03.01 文:ラリーズ編集部

ディグニクス80は2019年11月1日にバタフライから発売されたハイテンション裏ソフトラバーである。

バタフライから2008年に発売され、卓球界を牽引してきた「テナジー」シリーズよりワンランク上のプレーを可能にする、「ディグニクス」シリーズの一種だ。

今回は、このディグニクスシリーズの中でも回転とスピードを高次元で両立した、ディグニクス80について紹介していく。

プレーに安定性が欲しいが、その中で質の高いボールを打ちたいプレイヤーにぜひ読んでほしい。

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ディグニクスシリーズ全体の特徴

テナジーシリーズは『「もっと」をかなえる」がキャッチコピーであり、ディグニクスシリーズは『進化が圧倒する」となっている。
ディグニクスシリーズには大きく分けて、4つの特徴がある。

スピードとスピンを生むスプリングスポンジX

「テナジー」シリーズに採用されているスプリングスポンジだが、「ディグニクス」シリーズには【スプリングスポンジX」が採用されている。これは通常のスプリングスポンジよりもボールが食い込むときの変形のしやすさが14%上がり、また反発弾性も3%上がっている。

ボールを食い込ませるためにはスポンジの硬度を落とすが、その分反発弾性も下がってしまう。しかしスプリングスポンジXはその問題を解決しているため、「食い込みやすさによるボールのコントロール」と「威力を出すための反発弾性」の相反する要素を兼ね備えているのだ。

またディグニクスシリーズ(05,80,64)のスポンジ硬度は硬めの40°のスプリングスポンジXを採用しているが、変形のしやすさが向上しているため、使いやすさも上昇している。

ラバーの寿命と球持ちが向上したシート

スプリングスポンジXの特性を活かすために、シートも進化を遂げている。

ディグニクスシリーズはシートの摩耗耐久性が向上しており、ラバーの一定部分に同じ回数、ボールを当て続けた表面状態は、他のラバーと比べて表面が荒れていなかったという。つまり、シートの寿命が長いということである。

シートの耐久性が高くなっており、日本トッププレイヤーの水谷隼選手も「毎日練習する場合、かつては大体3日でラバーを交換していましたが、ディグニクス80を使っている今では1週間ほどですね。」とコメントしている。
※使用期間と練習量によって異なる

また、シートは弾力を維持したまま柔軟性を高める独自配合により、球持ちがよくなっている。

実績のあるツブ形状

「ディグニクス」シリーズ(05.64,80)には「テナジー」シリーズにおいて実績のある“05”、“80”、“64”の3つのツブ形状が採用されている。

結果的には「テナジー」シリーズと同じツブ形状を採用することになったが、開発段階で200種類以上ものツブ形状の中から再度性能を検証しているという。

9年にわたる研究開発

「テナジー」シリーズがヒットする前に、バタフライの研究開発チームはディグニクス開発に動き出していたという。「今までにないものを」・「世界の先端を」・「選手を勝利へと導くより高性能なラバーを」という考えのもとの研究だったという。。

サンプルは500枚を超え、バタフライの研究員や張継科水谷隼、ボル、荘智淵などトップ選手たちが試打に関わりながら、目標性能を達成するまでに5年、品質を保つために4年を費やし、遂にディグニクスは完成した。

ディグニクス80の特徴

ディグニクス80の性能数値はスピードが13.75、スピンが11.75である。(バタフライ基準)

これはバタフライのラバーの中でも、トップクラスの数値を誇る。バタフライ独自の試験によると、テナジー80より打球の高さが3.4cm上がっており、スピンとエネルギーの総和は4.0%上がっているという。

打球の高さが上がり、スピン数値も上がっているため、相手コートへ入る安定性が格段に上がることになる。

またスピンとエネルギーの総和ということは、打球威力の向上にも繋がり、まさにテナジー80に威力と安定性を上乗せしたようなラバーである。

2020年3月現在、使用しているトップ選手は水谷隼、宇田幸矢、大矢英俊、松山祐季平野友樹、松島輝空などがいる。水谷隼と大矢英俊は両面ディグニクス80を使用しているが、全員に共通している点は、バック面にディグニクス80を使用しているということだろう。

ディグニクス80は05よりも若干柔らかく、重量も抑えめなため、バック面に特に向いているといえる。

相性の良いラケット

最後に、相性の良いラケットを紹介していく。(もちろんこれだけではないので、ぜひ自分に合ったラケットをチョイスしてほしい。)

張継科SUPER ZLC・・・弾みの良いラケットにバランスの良いディグニクス80の組み合わせにより、高い質のボールと安定性を両立する。

水谷隼 ZLC・・・前陣でのブロッキングプレーや後ろの下がってからも回転をかけてカウンターなど、水谷隼選手のように広い領域でプレーすることができる。

ティモボルZLF・・・球持ちの良いティモボルZLFに安定性のあるディグニクス80の組み合わせ。安定性を第一に、攻撃を行いたいプレイヤー向けの組み合わせである。

ティモボルCAF・・・比較的軽量で扱いやすいティモボルCAFとの組み合わせ。パワーに自信はないが、もっと威力を出したい初中級者におすすめしたい。

まとめ

今回はディグニクス80を紹介した。バタフライが送り出す、回転とスピードを高次元で両立した隙のないラバーである。

もっと回転性能を求めるのであればディグニクス05、スピードが欲しければディグニクス64に変えるなどのギアチェンジも行いやすい。

弾みを抑えるならテナジーシリーズにするというのも一手だろう。

価格は裏ソフトラバーの中でも最も高価格帯の商品であるが、ハイテンションラバーを使用しているプレイヤーは、ぜひ一度は試してほしい。

男子ランキング
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許キン(中国)
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女子ランキング
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