加藤杏華(十六銀行)の用具紹介|俺の卓球ギア#64 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:加藤杏華の卓球ギア/撮影:ハヤシマコ

卓球用具紹介 加藤杏華(十六銀行)の用具紹介|俺の卓球ギア#64

2020.05.16

この記事を書いた人
Rallys副編集長。学生卓球を愛し、主にYouTubeでの企画を担当。京都大学卓球部OB。戦型:右シェーク裏裏

卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。

第64回となる今回は、岐阜商業高2年の2014年に全日本選手権女子シングルスベスト8、十六銀行1年目の2016年には全日本選手権3位に入った加藤杏華の卓球ギアを紹介する。

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加藤杏華の卓球ギア


写真:加藤杏華の卓球ギア/撮影:ハヤシマコ

戦型
 右シェーク裏表
ラケット
 アコースティックカーボン(FL・ニッタク)
ラバー
 フォア:テナジー05(トクアツ・バタフライ)
 バック:モリストSP(厚・ニッタク)
ユニフォーム
 十六銀行のユニフォーム
こだわりのもの
 マッサージ用の各種ボール
 愛犬の写真
※ギアは取材時点のもの

全日本3位の現在の使用用具は?

2016年の全日本ではシングルスで福原愛を下し、旋風を巻き起こした加藤は、以降も2016年全日本社会人女子シングルス3位、2017年後期日本リーグ1部優秀選手賞と輝かしい実績を残している。

加藤の使用用具は、アコースティックカーボン(FL)にフォア:テナジー05(トクアツ)、バック:モリストSP(厚)。


写真:加藤杏華/撮影:ラリーズ編集部

現在の用具について加藤は「ラケットは高校まではアコースティックを使ってました。社会人になってからラケットを変えて、今のアコースティックカーボンも試しに使っています。フォアラバーは、ファスタークG-1を使ったりもしています」と用具は選んでいる最中だという。

ただ、バックの表ソフトラバーはモリストSPを使い続けている。「モリストはちょっとナックルも出るし、弾きの感覚が自分の中では好きです。自分のプレースタイルに合っていると信じてます」。長年愛用するモリストSPを信頼しきっているようだ。

何より大切なのは「愛犬の写真」

こだわりのものとして、まずマッサージ用のボールをあげた。ゴルフボール、軟式野球ボール、テニスボールを2つくっつけたもの、の3種類を持ち歩いているという。「それぞれ足(ゴルフ)、お尻(野球)、背中(テニス)のマッサージ用です」と教えてくれた。

身体が資本のアスリートにとって、ケアをするしないでは大きく違いが出る。一般プレーヤーの方もこのような簡易的なマッサージ用具で身体のケアに目を向けてみてはいかがだろうか。


写真:加藤杏華(十六銀行)/撮影:ハヤシマコ

もう1つ欠かせないものとして、試合前に親から届く愛犬の写真をあげた。

「実家で犬を2匹飼っているので、ほぼ毎試合のように私が親に頼んで送ってもらってます。オフの日は親目的じゃなくて犬目的で実家に帰ることもあります(笑)」と愛犬家ぶりをアピールした。

団体戦でも活躍できるプレーヤーへ

2019年ファイナル4で貴重な勝ち星をあげ、チームを年間王者に導いた加藤だが、団体戦が得意になったのは社会人3年目ごろだという。

「2015年、2016年と個人戦の成績が良かったとき、団体戦はほとんど勝ってなくて、チームに迷惑かけたのを今でも覚えています。個人戦よりも団体戦の方が緊張が止まらなかったです」と当時を振り返る。

2016年の日本リーグでは前後期とも負け越しており、後期に至っては1勝6敗と辛酸をなめた。ただ、2017年の後期日本リーグではシングルス6勝1敗、ダブルス3勝2敗と勝ち越してチームに貢献し、優秀選手賞を受賞した。「2017年の後期リーグをきっかけにちょっとずつ団体戦でも勝てるようになってきました」。勝利が自信となり団体戦に前向きな思いを抱けるようになった。


写真:加藤杏華(十六銀行)/撮影:ハヤシマコ

「団体戦は応援してくれる人がたくさんいるので頑張ろうとなります」と今では笑顔で語る加藤。十六銀行に勝利をもたらす加藤の姿が楽しみだ。

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