池田忠功(リコー)の用具紹介|俺の卓球ギア#74 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:池田忠功の卓球ギア/撮影:ラリーズ編集部

卓球用具紹介 池田忠功(リコー)の用具紹介|俺の卓球ギア#74

2020.09.14

この記事を書いた人
Rallys副編集長。学生卓球を愛し、主にYouTubeでの企画を担当。京都大学卓球部OB。戦型:右シェーク裏裏

卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。

第74回となる今回は、青森山田高校から青森大学に進み、現在は実業団・リコー卓球部でプレーする池田忠功(リコー)の卓球ギアを紹介する。

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池田忠功の卓球ギア


写真:池田忠功の卓球ギア/撮影:ラリーズ編集部

戦型
 右シェーク裏裏
ラケット
 インナーフォースレイヤーALC(バタフライ)
ラバー
 フォア:エボリューションMX-P(2.1・TIBHAR)
 バック:エボリューションEL-P(2.1・TIBHAR)
こだわりのもの
 ストレッチボール
 AXFのアンダーシャツ
※ギアは2020年6月時点のもの

クセ球を出すためにエボリューションを使用

リコー卓球部でプレーする池田は、名門・青森山田高校でインターハイシングルス3位に入り、青森大学では全日学シングルスベスト16、リコー入社後は2020年全日本選手権ダブルスでベスト8に入った実績を持つ。


写真:2020年全日本での池田忠功(写真右)・宮本幸典(リコー)/撮影:ラリーズ編集部

池田の使用用具は、インナーフォースレイヤーALCにフォア:エボリューションMX-P、バック:エボリューションEL-P。

過去はテナジーを使用していた池田だが、リコーがチームとして三英と契約したのを機に、TIBHARラバーに変更した。

「テナジーはいいんですけど、自分が打つと癖のないボールが出てしまう。周りに取りやすいとよく言われていた。クセのあるボールを出してやろうと思い、今はエボリューションを使っています。(松平)賢二さんによくボールが汚いと言われます(笑)」とクセ球は青森山田の先輩のお墨付きのようだ。


写真:2020年全日本での池田忠功(写真奥)・宮本幸典(リコー)/撮影:ラリーズ編集部

「仕事と卓球の両立」を掲げるリコーでは、練習量は学生時代に比べるとどうしても減ってしまう。そこで池田が選んだ戦い方の1つが“クセ球”路線だ。

「もう正統派で行こうとしたら勝てないので、やりづらさで行こうと思っています。エボリューションは慣れればそんなにテナジーと変わらないと感じたので、クセのあるボール路線で戦っていこうかなと(笑)」。

また池田は、試合ではいつもAXFのアンダーシャツとパンツを着用している。「サポートしてくださっているサンフォードさんに感謝です。多くのスポーツ選手がAXFの商品を身に着けて結果を出していますし、私も着ているときに良い成績が出てます」と話す。

同級生・山本勝也の存在

池田はリコー入社5年目で、主将の山本勝也と同期だ。山本は遊学館高校から早稲田大学、池田は青森山田高校から青森大学と学生界のトップ層でしのぎを削ってきた。

山本が池田のことを「高校時代からずっとライバル」と称していたことを伝えると、池田は「大学のときリコー志望が一緒だったので、すごいライバル感がありました。高校のときはそんなにでしたけど(笑)」とおどけて笑う。


写真:オンライン取材で笑顔を見せる池田忠功/撮影:ラリーズ編集部

だが「山本は大学に入ってから強くなった気がします。今はもう山本の方が強いので抜かされました。でも山本よりは成績出したい、練習試合でも負けたくないと思っています」とライバル意識を隠さない。


写真:2020年全日本での池田忠功・宮本幸典(リコー)/撮影:ラリーズ編集部

チームメートに負けたくないという思いで選手同士が切磋琢磨することで、チームとしての実力の底上げに繋がっていく。この状況を池田は、上の代に上田仁、松平健太、神巧也、下の代に丹羽孝希、町飛鳥、吉田雅己のいた青森山田中高時代の感覚に似ていると語る。

「やっと山田の中高時代に戻った感じがします。周りに強い人がいて頑張れる。その環境の方が楽しいし自分に合っている。自分が頑張れば、周りも頑張ってチームの層が厚くなると考えるといいことだと思います」。

池田は、2020年の全日本ダブルスでベスト8に入り、27歳にして自己最高成績を叩き出した。それでもなお「自分なりに頑張って今以上の成績を出して、リコーの後輩が抜けないような成績を出していけたら」と意気込む。今後の池田の戦いぶりから目が離せない。

池田忠功インタビューはこちら

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