村田咲紀(関西学院大学)の用具紹介|俺の卓球ギア#92 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:村田咲紀(関西学院大学)の卓球ギア/提供:本人

卓球用具紹介 村田咲紀(関西学院大学)の用具紹介|俺の卓球ギア#92

2020.12.12

この記事を書いた人
Rallys編集長。学生卓球を愛し、主にYouTubeでの企画を担当。京都大学卓球部OB。戦型:右シェーク裏裏

卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。

第92回となる今回は、2020年の関西学生卓球選手権で女子シングルス3位に輝いた村田咲紀(関西学院大学)の卓球ギアを紹介する。

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村田咲紀の卓球ギア


写真:全日学選抜でプレーする村田咲紀(関西学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

戦型
 右シェーク裏表前陣速攻
ラケット
 アコースティックカーボン(FL・ニッタク)
ラバー
 フォア:ファスタークG-1(特厚・ニッタク)
 バック:モリストSP(特厚・ニッタク)
ユニフォーム
 関西学院大学のユニフォーム
こだわりのもの
 リポビタンD、ウィダー、こんにゃく畑


写真:村田咲紀(関西学院大学)の卓球ギア/提供:本人

※ギアは2020年12月時点のもの

全日本カデットでは木原美悠と組みダブルス3位


写真:全日学選抜でプレーする村田咲紀(関西学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

現在、関西学院大2年の村田は、「何でも姉の真似をしていました」と姉の背を追い、地元兵庫県で卓球を始めた。神戸市立岩岡中学に在学時には、全日本カデット女子ダブルスで木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)と組み、ベスト4に入った実績も持つ。


写真:全日学選抜でプレーする村田咲紀(関西学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

中学卒業後に選んだ進路は、岡山県の強豪、山陽女子高校だ。ここが村田の卓球人生のターニングポイントになった。「地元を離れることに不安が大きく、最初は兵庫の高校に進学する予定でした。しかし、もっと卓球を頑張りたいと思い、強豪かつレベルの高い山陽女子高校に行くことを選びました」。


写真:全日学選抜でプレーする村田咲紀(関西学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

高校時代に固まった用具で今もプレー

山陽女子高への進学がきっかけで、用具も固まった。村田の現在の使用用具は、アコースティックカーボン(FL)にフォア・ファスタークG-1(特厚)、バック・モリストSP(特厚)だ。


写真:全日学選抜でプレーする村田咲紀(関西学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

「高校の顧問の先生に勧められ、使い勝手が良かったのでそれ以降使ってます。高校以前はバックが変化系だったのですが、自分のミスが多く安定させたいと思ったため、回転のかかりやすいモリストSPにしました」。関西を代表するプレーヤーになった村田の勝負ギアは高校時代に構築された。


写真:鋭いバックハンドを見せる村田咲紀(関西学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

村田のこだわりの物は、試合前に飲み食いするという「リポビタンD、ウィダーinゼリー、こんにゃく畑」だ。

「本当はおにぎりなど米を食べたいのですが、試合当日は食欲が湧かなくて、食べやすいものでお腹を満たしています。リポビタンDは、小学生ぐらいの頃からのルーティンで、大事な試合の前に飲むと調子が上がる気がするので飲んでいます」。試合前、緊張で食欲不振に陥る選手は参考にしてみても良いかもしれない。


写真:村田咲紀(関西学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

思い出のインターハイ予選

全日本選手権ダブルスベスト16、全日学ダブルスベスト8、シングルスベスト16と全国で数々の実績を残してきた村田に、卓球人生で印象に残った試合を尋ねてみた。すると彼女からは「高3のインターハイ予選の団体戦です」と返ってきた。


写真:全日学選抜でプレーする村田咲紀(関西学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

村田が高校時代、岡山県の高校女子卓球は激戦区となっており、1つのインターハイ出場枠を争い、就実高校と山陽女子高校が争う構図となっていた。

「高2のときに私が一本落としたせいで負けてしまい、高3では絶対勝つつもりで挑みました」と当時のインターハイ予選に懸ける思いを振り返る。結果は、就実高校相手に村田がシングルス・ダブルスの2本取りで勝利し、インターハイに出場を決めた。「泣くほど嬉しかったです」と笑顔で高校時代を回想した。


写真:巻き込みサーブを武器に戦う村田咲紀(関西学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

関学大では春秋連覇に貢献

大学は、地元兵庫県に戻り、関西学院大学に進んだ。1年生で臨んだリーグ戦では春秋連覇を果たし、秋季リーグでは殊勲賞を受賞、インカレでは全国ベスト8にチームを導いた。


写真:全日学選抜でプレーする村田咲紀(関西学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

村田はインカレも印象深い試合だと語る。関西学院大は、シングルスとダブルスで2点取りした村田の活躍もあり、第1シードの早稲田大を下しベスト8に入った。「早稲田大に勝ててとても嬉しかったのですが、そのあと東洋大に自分が負けたせいで負けて悔しかったです」と村田は準々決勝の東洋大戦を悔やんだ。

「来年こそはベスト4に入ると気合いを入れていたのですが、(2020年のインカレは)コロナで無くなってしまいました…」と残念がった。


写真:全日学選抜でプレーする村田咲紀(関西学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

だが、次なる目標に向け、村田はすでに前を向いている。「関西ではシングルス、ダブルス、団体で三冠を達成したい。全国では表彰台を目指したいです」。今後に向けて力強く意気込んだ村田のプレーから目が離せない。


写真:全日学選抜でプレーする村田咲紀(関西学院大学)/撮影:ラリーズ編集部

関西学院大の卓球ギア

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