ロゼナの特徴を徹底解説│高性能なトレランスの実力とは<卓球ラバー紹介> | 卓球専門WEBメディア「Rallys(ラリーズ)」
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2019.05.20

ロゼナの特徴を徹底解説│高性能なトレランスの実力とは<卓球ラバー紹介>

写真はタマス社のラバー「ロゼナ」

株式会社タマスのブランド「バタフライ」の新ラバー「ロゼナ」が発売されて、性能や品質が注目をあつめ愛用者も増えています。まだ触ったことがなくても、気になる人が多いようです。

ロゼナは「トレランスの高さ」が大きな特徴ですが、具体的なスペックやプレースタイル、どのような選手に向いているラバーか解説します。

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ロゼナの基本スペックと特長

テナジーシリーズを使いやすくしたという「ロゼナ」の、まず基本スペックと特長についてみていきましょう。

ロゼナ基本スペック

バタフライの新ラバー「ロゼナ」は、テナジーシリーズでおなじみの「スプリングスポンジ」に、専用で新しく開発されたトップシートを組み合わせて実現した高性能な「トレランス」が特長です。

トレランスとは、英語で許容度、寛容度と訳されますが、これはボールを打ち返すときに、ラケットの角度やスイングの方向によって生じる微妙なズレをカバーするという意味です。

つまり、ロゼナはテナジーシリーズの持つ「ハイテンション技術」と「スプリングスポンジ」によって威力を維持しながら、高性能なトレランスによってわずかなズレを調整し安定したプレーを可能にしてくれるのです。

テナジーシリーズと同じくスプリングスポンジを採用

ところで、ロゼナやテナジーシリーズでも採用されている「スプリングスポンジ」とはどのようなスポンジなのでしょうか。

スプリングスポンジは、ほかのスポンジに比べて大きい気泡を内部に持ち、この気泡がインパクトの瞬間にバネのように伸縮します。つまりボールをつかみ、そしてはじき出すわけです。そのため、回転やスピードをコントロールしやすいという特徴があります。

これまでのラバーにはない格別な「ボールをつかむ」感覚を実感することができ、回転やスピードを支配しコントロールする感覚を与えてくれるとカタログに表記されています。(バタフライ総合カタログ2019より)

上級者へのレベルアップを望む中級者向けのラバー

既にスプリングスポンジが採用されているテナジーシリーズは高品質かつ高性能としてトップ選手にも愛用されていますが、値段が高いというデメリットがありました。

そのため、多くのプレーヤー達の憧れる一方で手が出しづらいラバーだったと言えます。。

そのことが開発の原点となっているため、ロゼナはテナジーよりも低価格となっています。ロゼナはある程度卓球の技術があり、さらにステップアップしたいと思う中級者がターゲットのラバーとなっています。

さらに上級になればテナジーシリーズを使うことになるかもしれませんが、その前にロゼナで技術を習得すると良いでしょう。

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ロゼナの実力を口コミ・レビューからチェック

試打した人たちの感触は良好

ロゼナの試打を行った人たちの口コミやレビューを見てみると、テナジーよりも柔らかく、ロゼナの売りであるボールのつかみ感が実感できたという感想が多くあります。

そのほかにも、回転がかけやすい、サーブがキレる、打球時にラケットの角度が悪くても何とかコートに収まるという高性能トレランスについてのレビューもあります。

また硬さは「少し柔らかめ」、性能はコントロールとスピードに優れていると感じる人も多く、全体的に「バランスのとれた高性能なラバー」と言えるでしょう。

ドライブやカットなど攻撃・守備の実力

ドライブは、ボールをしっかりと食い込ませるように打つと、トップシートとスプリングスポンジの相乗効果によって、スピードに乗ったボールが絶妙な弧を描きます。

またカットは、少しラケットを縦気味に捉える事で自然と食い込みやすく、回転もかかるので安定して台に乗せることができます。ブロックも、抑えが効くので当てるだけで入るというくらい簡単にできます。

フォア、バックでの使用感は?

ロゼナをフォア面に貼った場合、ボールがラバーに食い込んでいる分、テナジーに比べて高めの弧を描いて飛びます。

そして、ボールを「飛ばしてくれる感じ」があるため、たとえインパクトが弱くなっても、それなりにボールを飛ばすことができます。

バックドライブ、チキータなどの攻撃的なバックハンドが好きな人は、ロゼナをバック面に貼ると、ロゼナの「強い引っ掛かり感」によりそれらの技術がやりやすくなります。

ロゼナの使用期間はどのくらい?

ラバーの換え時は練習量に左右されるため、人によって判断基準が異なります。

ロゼナの場合は、例えば、毎日1時間弱練習し続けた場合、2~3か月後には表面が大分ツルッと滑る感じになってきます。

指でこすっても、新品のときのような「ギュッとつかまれる感じ」はなくなってきます。

もちろん、その状態でもまだ使うことはできますが、ロゼナ本来の持ち味を生かすなら2~3か月で交換と考えるといいでしょう。

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テナジーシリーズとの比較

2015年2月にテナジーシリーズが値上がりした事により、テナジーシリーズから他のラバーへの移行を検討するプレーヤーが発生しました。ナジーシリーズは、ボールの威力や回転数が他のラバーよりずば抜けていましたが、値上がりしたことにより手軽に持てなくなった人もいます。そのような中で販売されたロゼナは、当初テナジーの廉価版と見られていました。

しかし、実際にロゼナを利用した人からは、非常にバランスのとれた良いラバーという評価を受けています。では、テナジーシリーズとどのような違いがあるのでしょうか?

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テナジーシリーズとの違いは?

テナジーシリーズにはHARD・ノーマル・FXの3種類のスポンジ硬度があります。それぞれの硬度は43度・36度・32度です。(バタフライ硬度)ロゼナのスポンジ硬度は35度(バタフライ硬度)であり、ノーマルより若干柔らかく、FXよりも硬くなっています。

トップシートは05・80・64・25の4種類があり、シリーズごとに差はあれど、回転性能の高いトップシートが使用されています。一方でロゼナはテナジー64を除く3種に比べて回転性能が若干低いトップシートとなっています。(バラフライ総合カタログ ラバー特性表より)

回転性能が高いトップシートはその分相手の回転の影響を受け易く、ロゼナはトレランスが特徴のラバーである為にこの様な特性になっていると推測されます。

これらを不等号で表すと下記の様になります。

スポンジ硬度: HARD>ノーマル>ロゼナ>FX
トップシート回転性能: テナジー05 ・80・25>ロゼナ>テナジー64

この事から、回転性能はテナジーシリーズ3種に譲るものの、食い込ませて打つ打法はFXシリーズ全般よりスポンジが硬い為にスピードが出易くなっており、ロゼナがコストパフォーマンスに非常に優れているラバーである事が分かります。

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まとめ

ロゼナを実際に試した人からは、ロゼナはテナジーの廉価版という感じはせず、予想をはるかに超えたスペックを備えているという評価が多いです。

テナジーシリーズはどちらかと言うとクセが強く、使いこなすことができれば強力な武器となりますが、その反面扱いにくいという声もあります。

その点ロゼナはクセがなく扱いやすく、安定したプレーが可能になります。

それでいて価格も5,000円程度で購入できるため、幅広いプレーヤーに愛用者が増えることでしょう。

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文:ラリーズ編集部

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