鈴木笙(静岡学園高)の用具紹介|俺の卓球ギア#80 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:鈴木笙(静岡学園高校)の卓球ギア/提供:本人

卓球用具紹介 鈴木笙(静岡学園高)の用具紹介|俺の卓球ギア#80

2020.09.30

この記事を書いた人
Rallys編集長。学生卓球を愛し、主にYouTubeでの企画を担当。京都大学卓球部OB。戦型:右シェーク裏裏

卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。

第80回となる今回は、静岡学園高校の2年生エースで新チームの主将である鈴木笙(すずきしょう)の卓球ギアを紹介する。

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鈴木笙の卓球ギア

戦型
 右シェーク裏裏
ラケット
 アポロニア ZLC(FL・バタフライ)
ラバー
 フォア:ディグニクス09c(特厚・バタフライ)
 バック:テナジー80(特厚・バタフライ)
ユニフォーム
 静岡学園高校のユニフォーム
こだわりのもの
 卓球ノート
 ラムネ
※ギアは2020年9月時点のもの

静岡学園高のエース兼主将 鈴木笙

大阪府出身の鈴木は、姫野翼(クローバー歯科カスピッズコーチ)らを輩出した大阪の強豪クラブチーム・育徳クラブで中学まで腕を磨いた。全国中学校卓球大会シングルスベスト16、全日本選手権カデットの部(14歳以下シングルス)ベスト8の実績を引っ提げて、高校は静岡学園の門を叩いた。


写真:森薗政崇支援の高校生強化合宿での鈴木笙(静岡学園高)/撮影:ラリーズ編集部

2019年インターハイでは1年生ながら静岡学園高のレギュラーに抜擢され、チーム初のベスト8進出に貢献した。現在は2年生となり、3年生の抜けた新チームでは主将兼エースとしての活躍が期待されている。


写真:新チームでは主将を務める鈴木笙(静岡学園高)/撮影:ラリーズ編集部

静岡学園を率いる寺島大祐監督も「誰にも負けない絶対的な力をつけてほしいし、視野を広げてチームを見て全体をまとめてほしい」と大きな期待を寄せている。


写真:静岡学園の寺島大祐監督(写真左)/撮影:ラリーズ編集部

寺島監督が高く評価するのは鈴木の卓球と性格の両面だ。

「卓球が大好きで休憩時間でも良く練習しているし、納得いかない技術があるとずっとこだわって取り組んでいる。朗らかな性格で誰からも好かれ、先輩後輩からも慕われています」。

鈴木を支える卓球ギア

静岡学園を引っ張る鈴木の使用用具は、アポロニアZLC(FL)に、フォア・ディグニクス09c(特厚)、バック・テナジー80(特厚)だ。

打球フィーリングが良く、特に回転をかける能力に優れている。台の近くで連打でき、スピーディーなプレーができる」と寺島監督が評する鈴木のプレーを支える卓球ギアとなっている。


写真:森薗政崇支援の高校生強化合宿での鈴木笙(静岡学園高)/撮影:ラリーズ編集部

鈴木は「昔からインナーのラケットを使っています。フォアは以前テナジー05でしたが、より質の高いボールを出すためにディグニクス09cにしました。バックのテナジー80は昔から使っていて、コントロールがしやすく安心してプレーをすることができます」と用具の使用理由を語る。


写真:森薗政崇支援の強化合宿では9勝1敗の成績を残した/撮影:ラリーズ編集部

特にフォアラバーをディグニクス09cにしたことで変化があったと語る。「ループドライブでも相手のミスを誘えたり、カウンターをされにくくなったりしました。また、相手にフォア側へ質の高いボールを打たれたときでもカウンターができるようになりました」。


写真:鋭いフォアハンドを見せる鈴木笙(静岡学園高)/撮影:ラリーズ編集部

また、鈴木が大事な“ギア”としてあげたのは「卓球ノート」と「ラムネ」だ。

「卓球ノートは、試合前に必ず確認しています。自分が試合でやるべきこと、今までしてきたこと、相手の特徴などを振り返り、自信を持って試合に臨むことができています。また、試合前はラムネを食べてブドウ糖を摂るようにしています」。


写真:高い集中力でのプレーを見せる/撮影:ラリーズ編集部

ブドウ糖は脳や筋肉のエネルギー源であり、“100m走をしながらチェスをするようなスポーツ”と例えられる卓球にとって、頭の働きや集中力は試合の結果に直結する要素の1つになる。鈴木は、卓球ノートで得た情報を頭の中で整理し、最高の集中力でいつも試合に臨む。

目指すは全国の表彰台、そして世界へ

9月20~22日で開催された森薗政崇(BOBSON)支援の高校生強化合宿で、鈴木は全国の強豪校の選手を相手に9勝1敗と堂々の成績を残した。「(試合がなく)モチベーションが上がりにくい状態だったんですけど、全国でトップのチームと戦うことができていい刺激になりました」と手応えを語っていた。


写真:森薗政崇支援の高校生強化合宿での鈴木笙(静岡学園高)/撮影:ラリーズ編集部

2年生エースとしての働きを見せる鈴木に寺島監督は「全国でメダルを獲得してほしいし、ナショナルチームに入ってほしい」とより高いレベルでの活躍を期待する。

もちろん鈴木本人も全国の表彰台、そして世界の舞台を目指している。

「静岡学園でインターハイの表彰台に行けるように頑張りたい。そして、強くなり海外の選手と試合ができるようになりたいです。海外の選手と交流すれば、自分にはない卓球の考え方などを学ぶことができる。自分の人生を広くしたいです」。


写真:森薗政崇支援の高校生強化合宿での鈴木笙(静岡学園高)/撮影:ラリーズ編集部

「プロ選手や全国から来た選手と練習する機会があるため、自分に足りない部分を知ることができる」と静岡学園の環境で進化を続ける鈴木が、世界で躍動する日を楽しみに待とう。

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