【卓球】オメガⅦチャイナ光(グァン)とオメガⅦチャイナ影(イン)を徹底比較 XIOMの対照的な新感覚ラバー | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球用具紹介 【卓球】オメガⅦチャイナ光(グァン)とオメガⅦチャイナ影(イン)を徹底比較 XIOMの対照的な新感覚ラバー

2023.02.08

卓球界の頂点に君臨している中国代表選手のほとんどが、フォア面または両面に粘着性ラバーを使用し、強烈なボールを打っています。スピードと回転の高バランスを兼ね備えた彼らの卓球をXIOMが着目し、実現できるラバーを開発しました。それが、「オメガⅦチャイナ」シリーズです。

今回は、「オメガⅦチャイナ」シリーズの2製品を徹底分析し、各ラバーの性能はどのようなものか、どのような選手に適しているのかを見ていきましょう。

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「オメガⅦチャイナ」シリーズとは?

XIOMはかねてから、卓球界のトップに長年君臨する中国選手が主に使用している、粘着性ラバーの開発に力を注いできました。まず初めにXIOMから2012年に登場したのが、ドイツ製粘着ラバー『ヴェガチャイナ』です。

コストパフォーマンスが高いことで人気の「ヴェガ」シリーズから異彩を放ったラバーとして卓球ファンの間で話題となりました。

その後もXIOMは研究と開発を続けてきました。そして誕生したのが、中国選手が使用するような強粘着性ラバーではなく、一風変わったラバー「オメガⅦチャイナ」シリーズでした。発売直後、「オメガⅦチャイナ」シリーズは、他のラバーと一線を画す硬度に注目が集まりました。

前身の『ヴェガチャイナ』とも全くの別物となった「オメガⅦチャイナ」シリーズの基本的な特徴について、詳しく分析していきましょう。

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「オメガⅦチャイナ」シリーズの重さ/厚さ/硬度

続いては「オメガⅦチャイナ」シリーズの重さ、厚さ、硬度について紹介します。

厚さ

「オメガⅦチャイナ」シリーズの厚さは、『オメガⅦチャイナ 影(イン)』が2.1mmとMAXの2種類展開されているのに対し、『オメガⅦチャイナ 光(グァン)』は2.1mmのみの厚さとなっています。

『オメガⅦチャイナ 光(グァン)』は、シートの厚さを極限まで厚くしたことにより、2.1mmでも他のラバーのMAXに相当する厚さとなっています。また、2製品ともかなり硬いラバーのため、2.1mm以上の厚さしかありません。

重さ

「オメガⅦチャイナ」シリーズのラケットに貼る状態での重さは、『オメガⅦチャイナ 光(グァン)』で50g前後、『オメガⅦチャイナ 影(イン)』は厚さMAXで60g近くまであります。

スピン系テンションラバーでは50gまでの重さが多いことから、「オメガⅦチャイナ」シリーズは2製品ともかなり重い部類に入ります。

硬度

「オメガⅦチャイナ」シリーズ最大の特徴でもある硬度は、『オメガⅦチャイナ 光(グァン)』で55度、『オメガⅦチャイナ 影(イン)』は60度です。

粘着テンションラバー含めテンション系のラバーの中では最も硬い部類に入っています。

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「オメガⅦチャイナ」シリーズの特徴

特徴①:新技術「MAX AT4」を搭載

「オメガⅦチャイナ」シリーズの特徴1つ目は、新技術「MAX AT4」を搭載です。

「オメガⅦチャイナ」シリーズに搭載されている新技術「MAX AT4」は、規定内で最大限のテンションをラバーにかける技術です。テンション系ラバーは基本として、各メーカーがテンションをかける技術を駆使してボールに弾みやスピードを与えるラバーを作り出しています。

「オメガⅦチャイナ」シリーズのようなかなり硬いラバーとなると、食い込みに力が必要な分相応のテンション技術が求められますが、XIOMは「ヴェガ」シリーズや「オメガⅦ」シリーズ等で培った技術があり、最大限のテンションをかけることに成功しています。

特徴②:XIOMのエンジン「カーボスポンジ」を超硬質に

「オメガⅦチャイナ」シリーズの特徴2つ目は、XIOMのエンジン「カーボスポンジ」を超硬質にです。

XIOMのラバーのほとんどに使用されている「カーボスポンジ」を「オメガⅦチャイナ」シリーズ用に超硬質にしてあります。

硬い分スイングスピードやインパクトは相応のものが求められますが、しっかりと当てた時には他のラバーを超える性能を発揮することができます。

特徴③:異次元のグリップ力

「オメガⅦチャイナ」シリーズの特徴3つ目は、異次元のグリップ力です。

硬いラバーになればなるほど、打球が直線的になる傾向がありますが、「オメガⅦチャイナ」シリーズは例外です。微粘着でグリップ力もあるトップシートと「カーボスポンジ」のコンビで、相手コートに急降下する打球を放つことができます。

それでは、『オメガⅦチャイナ 光(グァン)』と『オメガⅦチャイナ 影(イン)』のそれぞれについて、どのような選手に適しているかを見ていきましょう。

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『オメガⅦチャイナ 光(グァン)』に向いている選手

『オメガⅦチャイナ 光(グァン)』は55度という硬度でありながら、トップシートが厚いため食い込みやすくなっています。グリップ力も抜群で前陣の早い打点で攻撃してもボールが落ちずに相手コートまで飛んで行ってくれます。

使用者からは、シートがよく食い込むため台上技術がやりやすい、台から下がっても威力のあるボールを打てる、といった声が挙がっています。前陣を中心にレシーブから攻めて戦う選手には『オメガⅦチャイナ 光(グァン)』が適しています。

『オメガⅦチャイナ 影(イン)』に向いている選手

『オメガⅦチャイナ 影(イン)』は、60度のスポンジから放たれる強烈な回転が特徴です。前陣でのドライブが上に上がりながらも相手コートで一気に急降下する特異な弾道を描くため、相手の取りにくいボールを放つことができます。

使用者からは、サービスやループドライブの回転が強烈である、ボールが相手の手元で急に落ちるためブロックミスを誘いやすい、といった声があります。卓球において回転を重視する選手や、3球目攻撃までで完結させたい選手には『オメガⅦチャイナ 影(イン)』が適しています。

まとめ:「オメガⅦチャイナ」シリーズで勝てる卓球を実現しよう

いかがでしたでしょうか。2製品とも硬さはありますが、XIOMの知恵を結集して中国卓球を再現可能にした「オメガⅦチャイナ」シリーズを一度手にして、貴方の憧れる中国選手に一歩近づいてみませんか。

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