【異論反論大歓迎】「卓球を知らない人に伝えたい!スゴ技」で打線組んだ Tリーグver. | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球×エンタメ 【異論反論大歓迎】「卓球を知らない人に伝えたい!スゴ技」で打線組んだ Tリーグver.

2019.12.31

文:ラリーズ編集部

突然ではあるが、読者の皆様はこちらの記事を読んだことがあるだろうか。

>>【異論反論大歓迎】「卓球を知らない人に伝えたい!スゴ技」で打線組んだ

>>【異論反論大歓迎】「卓球を知らない人に伝えたい!スゴ技」で打線組んだ ver.2

『~で打線組んでみた』と呼ばれるインターネット内の人気コンテンツをRallys総責任者川嶋が目にしたことから始まったシリーズ(?)である。Rallysの人気記事の一つであり、卓球を知らない方が見ても驚くような素晴らしいプレーばかりだ。しかし、ここである一つの疑問が浮かぶ。

“あれ、Tリーグの試合少なくないか…?”

これは、弊社Tリーグ担当である筆者が黙っている訳にはいかない。この記事を書くのはもはや私の使命なのだ。そこで私の独断と偏見ではあるがTリーグの好プレーを選び、打線を組んでみた。

もちろん、異論反論は大歓迎だ。皆様からの意見とともに、この話題について大いに盛り上がっていきたい。

Rallys編集部が選ぶ「『卓球を知らない人に伝えたいスゴ技』で打線組んでみた Tリーグver.」

1(遊)Tリーグ開幕!世界レベルのラリーを刮目せよ!

概要:ノジマTリーグ 2019-2020シーズン開幕戦  上田仁/森薗政崇(岡山リベッツ) vs 丹羽孝希/張本智和(木下マイスター東京)

2シーズン目を迎えたTリーグ、男子開幕戦の初球のラリーを紹介する。開幕当時の世界ランキング日本選手上位2人の丹羽(開幕当時10位)/張本(同5位)ペアと昨シーズンのベストペア賞を受賞した上田/森薗ペアという開幕戦にふさわしい豪華な組み合わせとなった。

チキータを警戒した張本のYGサービスを森薗がストレートへチキータ。丹羽が慌てずに返球すると、そこから大きなラリーが展開される。最後は張本が得意のバックハンドで押し込み、ノータッチで抜き去った。世界レベルの技術が集約されたラリーを開幕戦の初球から繰り広げ、改めてTリーグのレベルの高さと魅力を感じる一球となった。

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2(二)ミユータ炸裂!加藤が見せたストロベリーレシーブ!

概要:ノジマTリーグ 2019-2020シーズン 早田ひな(日本生命レッドエルフ) vs 加藤美優(日本ペイントマレッツ)

加藤は2019年の世界選手権で女子シングルスベスト8T2ダイヤモンドで当時世界ランキング1位の陳夢(チェンムン・中国)に勝利するなど日本を代表するトップ選手の一人だ。その加藤の代名詞とも言えるのがミユータ(逆チキータ)と呼ばれる技術。チキータバナナが由来のチキータに対して、最近はストロベリーフリックとも呼ばれている。

このプレーでは早田のサービスに対して、下回転を織り交ぜたミユータでレシーブ。このレシーブに早田が対応できずにネットミスをしてしまう。スーパープレーといえば大きなラリーに目が行きがちではあるが、こういう小さなプレーにも卓球の魅力が隠されている。

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3(一)水谷がまさかの転倒…!?

概要:ノジマTリーグ 2019-2020シーズン 水谷隼(木下マイスター東京) vs 朱世赫(琉球アスティーダ)

国際大会やTリーグで何度も対戦をしている両者。最近は前陣でのプレーが多い水谷が後陣からロビングで粘るプレーを披露。かつて水谷が得意としていたスタイルだ。朱が水谷のフォアへスマッシュを打ったのを見逃さずに水谷が後陣から逆襲のドライブを打つ。これに朱がカットで返球すると水谷もゆるい下回転で返球し、強打に備えて再び後ろへ下がる。

しかしここで朱のボールがラケットに上手くヒットしなかった。飛び込んでボールを拾おうとした水谷であったが、無念にもボールには届かず。卓球では珍しいコートに転がるシーンとなった。

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4(左)松平が魅せる!鮮やかな1回転ショット!

概要:ノジマTリーグ 2019-2020シーズン 松平健太(T.T彩たま) vs 丹羽孝希(木下マイスター東京)

かつてはダブルスを組んでいた両者。二人とも前陣でのプレーを得意としており、世界最速級のコンビネーションで2015年世界選手権で銅メダルを獲得するなど、国際大会の舞台で多くのメダルを獲得した。

松平のロングサービスに対してレシーブを浮かせてしまった丹羽。松平が思い切って強打するが、コースを読んだ丹羽が回り込んでカウンターで打ち返す。丹羽の得点かと思いきや、ここで松平が1回転しながら相手コートへ返球。このボールにはさすがの丹羽も追いつくことができなかった。丹羽のお株を奪うようなトリッキーなプレーで、松平が観客を魅了した。

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5(三)後陣vs超前陣!若さあふれる松山のスーパーカウンター!

概要:ノジマTリーグ 2019-2020シーズン 侯英超(木下マイスター東京) vs 松山祐季(T.T彩たま)

現在リーグ首位の9勝の活躍をしている侯と今シーズン新加入の松山の対戦となったこの試合。カットマンの侯は後陣で粘るプレー、松山は前陣での早い攻めを得意としている。

お互いの特徴がぶつかりあったのがこのプレー。松山のドライブを候が後陣からカーブロング(通常のドライブよりも横回転を多くして相手コートへ返球する技術)で返球する。これに対して松山は打球点の早いカウンターで打ち返す。カーブロングとカウンターの応酬となったが、最後は松山がストレートに鮮やかなカウンターを決めた。「ザ・スーパープレー」と呼ぶにふさわしいラリーとなった。

>>【頭で勝つ!卓球戦術】戦型別攻略法!~対カットマン基本戦術編~

6(右)まるで忍者!?森薗の全力ジャンプスマッシュ!

概要:ノジマTリーグ 2019-2020シーズン 森薗政崇(岡山リベッツ) vs 黄鎮廷(T.T彩たま)

先日開催された2020年世界卓球日本代表最終選考会で優勝し、自身初の世界卓球団体戦のメンバー入りを掴み取った森薗と中国香港代表で昨シーズンからT.T彩たまでプレーをしている黄鎮廷(ウォンチュンティン)の試合。

ガッツあふれるプレーで私達を楽しませてくれる森薗。そんな森薗らしいプレーをTリーグでも見せてくれた。素早いフットワークでコート広く使い、ラリー中にしゃがんだりジャンプスマッシュを何本も打ち込んだ。その姿はまるで忍者。小柄でパワーのある選手ではないが、この気迫あふれるプレーに黄もお手上げとなった。

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7(中)加藤と森が見せた男子顔負けの超パワフルラリー!

概要:ノジマTリーグ 2019-2020シーズン 森さくら(日本生命レッドエルフ) vs 加藤美優(日本ペイントマレッツ)

先ほど紹介した加藤と同じく、森も日本を代表するトップ選手の一人だ。2014年の全日本選手権シングルス2位、2014年の世界選手権東京大会(団体戦)2位と輝かしい成績を残してきている。

かつての女子卓球は前陣での早いピッチで打ち合うことが多く、カットマン以外で台から下がることはほとんど見られなかった。しかしそんな時代はとうの昔の話。今は女子選手の試合でも男子顔負けの打ち合いが繰り広げられる。今回紹介するプレーでも、フォアにバックに中陣からお互いドライブ強打し合う展開。最後は森のパワーが上回り、加藤に打ち勝った。

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8(捕)卓球界のイケメン対決!攻守が激しく入れ替わるド派手なラリー!

概要:ノジマTリーグ 2019-2020シーズン 町飛鳥(岡山リベッツ) vs 松平健太(T.T彩たま)

青森山田時代の先輩後輩対決となったこの試合。Tリーグを盛り上げるイケメン対決としても注目してもらいたい。

このプレーでは、町の甘くなったレシーブを松平がバック側へ強打。町はたまらず後陣へ下がり、松平が打ち込んでいく展開となる。しかし町は後陣から松平を揺さぶり、隙をついて逆襲に転じる。松平も負けじとドライブで応戦。ラリー中に松平の放ったバックカットに対して町はゆるいボールで返球すると、松平はそれを見逃さずに前へ踏み込みカウンター。アグレッシブなプレーでノータッチで抜き去った。

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9(投)ハンパンチ!?ハン・インの後陣からのスマッシュ!

概要:ノジマTリーグ 2019-2020シーズン ハンイン(トップおとめピンポンズ名古屋) vs 浜本由惟(木下アビエル神奈川)

かつてはモデルとしても活躍していた浜本とリオ五輪でドイツ団体準優勝の立役者となったハンとの試合。

カットマンのハンに対して、ドライブとストップを織り交ぜて揺さぶる浜本。浜本の思い切った強打に対してハンは、後陣から思い切ったスマッシュで打ち返し、見事得点を獲得した。伊藤美誠が得意とする“みまパンチ”を彷彿させるようなプレーで観客を魅了した。

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求ム!最強打線!

Rallys編集部が独断と偏見で選んだ超強力打線、いかがだっただろうか。異論反論は大歓迎だ。

ぜひ読者の皆さんの考えた最強打線で勝負に挑んできてほしい。

>>【異論反論大歓迎】「卓球を知らない人に伝えたい!スゴ技」で打線組んだver.3