関東を代表する卓球強豪校の1つが神奈川県にある横浜隼人高校卓球部だ。2022年夏の関東大会では学校対抗、女子シングルス、女子ダブルスで3冠を達成し、16大会連続でインターハイにも出場している。
卒業生としては、全日本ジュニアで優勝し、現在はTリーグ・日本生命レッドエルフでもプレーする笹尾明日香(日本生命)や、実業団で戦う永尾尭子(サンリツ)、小畑美月(デンソー)ら実力者を輩出している。
今回は横浜隼人女子卓球部顧問の岸昌宏先生と3年生主将の武山華子にそれぞれ話を聞き、横浜隼人卓球部の強さに迫った。
【横浜隼人高校卓球部】神奈川県の卓球強豪校。2022年の夏の関東大会では学校対抗、シングルス、ダブルス3冠を達成。16大会連続でインターハイに出場しており、日本生命レッドエルフの笹尾明日香やサンリツの永尾尭子らTリーガー、実業団選手を輩出している。
「チーム力は日本一の自信がある」
写真:武山華子(横浜隼人高)/撮影:ラリーズ編集部
本来コロナ禍でなかったら、もっと盛り上がる感じだったんですけど、なるべく抑えてやってます。
しっかりベンチに向かって両手でガッツポーズ
ベンチから言葉の書かれたプラカードを掲げて応援する
“本当に普通の学校”が強い理由は「人の力」
続いては横浜隼人女子卓球部顧問の岸昌宏先生にチームの特徴を聞いた。
写真:横浜隼人卓球部・岸昌宏先生/撮影:ラリーズ編集部
また、練習場には空調がありませんし、体育の授業が終わって卓球台を出すという、本当に普通の学校です。
指導者もそうですし、もちろん保護者がいて、学校があって、卒業生だとか卒業生の保護者だとか、さらにうちの場合は地域で支えようというのもあるんです。
写真:横浜隼人卓球部の練習の様子/撮影:ラリーズ編集部
物質的なものではなくて、人の思いだとか気持ちだとか、そういったところが凄く原動力というか、エネルギーになってるんじゃないかなと思います。
写真:中高が混ざって練習を行う/撮影:ラリーズ編集部
近くの自治会長さんだったりだとか地主さんだったりだとか、この近所の方で組織してもらっています。このスタイルは全国でも本当に珍しいんじゃないですかね。
地域と一緒に進んでいくというのは、大きな原動力になっています。
今ある環境が一番
武山主将にも同じく、強くなる理由を尋ねた。
写真:武山華子(横浜隼人高)/撮影:ラリーズ編集部
地方の大会に行った時だとクーラーがないことも多いので、そういうところでは自分達が自信を持ってできます。
写真:武山華子(横浜隼人高)/撮影:ラリーズ編集部
そういう部分では、サポートしてくれた人のことを思って戦ったり、練習したりすることで強くなれていると思います。
応援され続けるチーム作り
最後に岸先生に今後のチームの目標について尋ねた。
写真:横浜隼人卓球部の練習の様子/撮影:ラリーズ編集部
学生スポーツをしているから、例えば「世界は狙えない」だとか「トップにはなれない」だとかそうは諦めさせたくないです。
勉強して授業しっかり受けてそれで部活をやっていって、そこで本当にトップを目指すんだというスタンダードを作っていきたいというのは一つありますね。
「応援したくなるよね」って思わせるようなチームでいないといけない。
それはもちろん勝っていかないといけないし、それだけではなくて、練習場行ったら元気よく練習してるとか、ちゃんとスリッパ揃えてるとか、物を大事にしてるとか、そういったところ全てで応援されるチームを目指したいというのはありますよね。
写真:横浜隼人中高卓球部メンバー/撮影:ラリーズ編集部
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動画では、記事にはないインタビューや、各選手のプレー、オススメ練習メニューなどもありますので、そちらもぜひご覧ください!