強くなる選手に共通するのは用具への"細かな"こだわり だから正智深谷高校卓球部はXIOM用具を使う | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:坂﨑愛華(正智深谷高2年)と平亮太監督(正智深谷高校)/撮影:ラリーズ編集部

卓球インタビュー [PR] 強くなる選手に共通するのは用具への“細かな”こだわり だから正智深谷高校卓球部はXIOM用具を使う

2022.12.28

この記事を書いた人
Rallys副編集長。学生卓球を愛し、主にYouTubeでの企画を担当。京都大学卓球部OB。戦型:右シェーク裏裏

正智深谷高校卓球部は、2015年インターハイ女子シングルス優勝の田口瑛美子(昭和電工マテリアルズ)を筆頭に、Tリーグでも活躍する南波侑里香(トップおとめピンポンズ名古屋)、実業団で活躍する牛嶋星羅、平真由香(ともに昭和電工マテリアルズ)ら多くの実力者を輩出している。

17年に渡り、正智深谷高校卓球部を指導している平亮太監督に、強くなる選手に共通することを伺った。

“用具へのこだわり”が強い選手は強くなる

――過去にはインターハイチャンピオンも輩出するなど、多くの選手を見て来られたと思いますが、強くなる選手に共通していることは何かありますか?
平亮太監督:まずは「よく食べる」ことです。しっかり食べないと練習もこなせないと思うんですよね。

入学当初は、みんな食が細いんですけれども、3年間で胃袋の大きさは倍以上になってるんじゃないかなっていうぐらい食べますね。

今まで一番食べた子で回転寿司連れていったら34皿食べた子とかもいます(笑)。


写真:平亮太監督(正智深谷高校)/撮影:ラリーズ編集部

――ハードな練習をこなすには食も大事になるんですね。
平亮太監督:あとは“こだわりが強い選手”は強くなると思います。

卓球で言うと“用具へのこだわり”が強い選手ですね。


写真:用具について話し合う選手たち/撮影:ラリーズ編集部

平亮太監督:「この用具良いから使って」と言って、与えられたものをパッと使って「ああ良いな」となる選手が多くいます。

ただ、強くなる選手というのは、そこで例えば重心がどうだとか、フォアの面を良いラバーにしたらバックの感覚がおかしくなったとか。もっと柔らかい方が良いとか、この前使ったラバーよりもちょっと重いとか細かい部分へのこだわりを言ってきます

それが強い選手の特徴の1つかなと感じています。


写真:今回はXIOMの新用具を試打/撮影:ラリーズ編集部

現役時代から用具にこだわっていた平監督

――平監督も現役時代は用具にこだわっていたということでしょうか?
平亮太監督:こだわりは強かったですね。


写真:平亮太監督(正智深谷高校)/撮影:ラリーズ編集部

――例えばどのようにこだわっていたのでしょうか?
平亮太監督:現役時代はラケットの形状、厚さ、重心、あとグリップの太さから、ラバーの硬度や重さにも細かいこだわりがありました。

試合の時だと、自分が普段使ってる硬度の少し硬め少し柔らかめの物を持っていって、天候に合わせて貼り替えるということもずっとやっていましたので、私も用具に対して現役の時からこだわりはありましたね。


写真:平亮太監督(正智深谷高校)/撮影:ラリーズ編集部

インハイランカー、坂﨑愛華の用具のこだわり

ここで2年生主将で2022年インターハイ女子シングルスランカーの坂﨑愛華に話を聞いた。


写真:坂﨑愛華(正智深谷高校)/撮影:ラリーズ編集部

――今、用具は何を使われているんですか?
坂﨑愛華:今はXIOMのオメガVII ツアー iというラバーを使っていて、ラケットは新しく出た36.5 ALX iを使っています。
――どういうところが良いですか?
坂﨑愛華:ラバーはボールを掴む感覚があるのでやりやすいくて、回転量が出てプレーが全体的に安定します。

ラケットに関しては、自分から攻めるボールも良いんですけど、ブロックがやりやすくて相手のボールをしっかり吸収してブロックができます。

また、ミート打ちをやろうと思った時にやりやすくて、回転系もミート系もどっちもできるのですごい良かったです。


写真:坂﨑愛華(正智深谷高校)/撮影:ラリーズ編集部

なぜXIOM用具を使うのか?

再び平監督に話を聞く。

――正智深谷高校では多くの選手がXIOM用具を使われていますが、どこがXIOM用具の良さでしょうか?
平亮太監督:まずラバーで言いますと、簡単に言うと回転がかけやすいのと、球持ちが良いのでコントロールしやすいというところですね。今まで使ってきたXIOMラバーの特徴として共通なのはそこですね。

軌道がどうとか細かい差はあるんですけれども、総じてボールを掴む感覚があり、回転がかけやすくてコントロールもしやすいです。


写真:取材中にXIOM用具の試打も行われた/撮影:ラリーズ編集部

――ラケットはいかがでしょうか?
平亮太監督:特殊素材が入ってる中でも、あまり飛びすぎなく軽いラケットをよく使っています。

うちの選手のレベルだと、どうしても飛びすぎてしまう用具だとコントロールに欠けてしまうので使えない。まだまだそこのレベルに達してないんですよね。

平亮太監督:まずは感覚を身につける観点からも、XIOMの中でも使いやすいラバーからどんどん上のレベル、球離れが良いとか飛びが良いとかそういうラバーに調整していきます。

最終的には男子と同じようなものを使えるような女子の選手じゃないとダメだと思っています。

そうした中でも、私が薦めたからという理由で使ってるようじゃダメなんですよね。「もっとこうした方がいいんじゃないか」と常に考えて、こだわりを持っている選手がやはり強くなると思います。

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