文:ラリーズ編集部
ヨーロッパ卓球連合(ETTU)は、ロシア・プレミアリーグのオレンブルクに林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ・最新世界ランキング7位)が加入することを発表した。
オレンブルクは、過去には水谷隼(木下グループ)も所属した強豪チームで、世界トップ10に入る林昀儒が入り、さらにチーム力が強化される。
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台湾の神童がロシアリーグに参戦
台湾の神童こと林昀儒は、張本智和(木下グループ)と並び、世界中から注目を集めている若手選手だ。2019年は飛躍の年となり、ジャパンオープン準優勝やT2ダイヤモンド・マレーシア優勝、ワールドカップ3位と輝かしい成績を収め、世界トップクラスの選手に成長した。日本のTリーグにも岡山リベッツから1stシーズン、2ndシーズンと2期連続で参戦していた。
写真:Tリーグでも2季プレーした林昀儒/提供:©T.LEAGUE
オレンブルクのアンドレーエフ副会長兼ヘッドコーチは「7月1日からチャイニーズタイペイ代表の18歳・林昀儒が当クラブでプレーすることになりました。彼は荘智淵(チュアンチーユエン)の代わりにチームでプレーします」と発表している。
オレンブルクが更なる強化
ヨーロッパ各リーグの上位チームが参戦するチャンピオンズリーグでは、オレンブルクは2019年王者に輝き、2020年大会も準決勝まで勝ち進んでいた。新型コロナウイルスの影響で大会は中断となったが、選手たちは徐々に練習を再開しているという。
オレンブルクには、現在ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ・同11位)、マルコス・フレイタス(ポルトガル・同25位)、ブラディミル・サムソノフ(ベラルーシ・同26位)ら世界の名だたる実力者が名を連ねている。
3-0で勝ちました😝💪
これで優勝に王手!次は12日にホームオレンブルグでデュッセルドルフを迎え撃ちます^ ^
ドリームチームに負けはなし😂 pic.twitter.com/6qPz3IpiJo— 水谷隼 Jun Mizutani (@Mizutani__Jun) May 7, 2017
水谷も所属時は「ドリームチーム」と称したオレンブルク。世界ランク7位の林昀儒が加入し、チームの層の厚さが増すこととなった。