文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022 日時:3月7日~20日 場所:シンガポール>
13日、WTT最高峰の大会「グランドスマッシュ」のシンガポール大会の本戦は3日目を迎えた。
13日男子シングルス
写真:ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)/提供:WTT
男子シングルス2回戦ではダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)と中国の期待の若手・LIN Shidongが熱戦を繰り広げた。2度のデュースを含んだ大接戦をヨルジッチが3-2で制し、3回戦進出を決めた。
写真:林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT
他にも梁靖崑(リャンジンクン・中国)や林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)、ベネディクト・デューダ(ドイツ)らが3回戦へと駒を進めた。
13日女子シングルス
写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT
女子シングルス2回戦に早田ひな(日本生命)が登場。GOI Rui Xuan(シンガポール)との試合では、終始早田が主導権を握る形で3-0のストレートで勝利。危なげなく3回戦へ進んだ。
写真:ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)/提供:WTT
他には、ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)が杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)に勝利を挙げたほか、王曼昱(ワンマンユ・中国)やサウェータブット・スターシニー(タイ)らが3回戦進出を決めた。
13日ダブルス
写真:世界選手権のカマル・アチャンタ/サティアン・グナナセカラン(インド)ペア/提供:WTT
男子ダブルス1回戦では、カマル・アチャンタ/サティアン・グナナセカラン(インド)ペアが林昀儒/廖振珽(リョウシンテイ・チャイニーズタイペイ)ペアとの接戦を3-2で制して2回戦へと駒を進めた。
写真:アドリアーナ・ディアス/メラニー・ディアス(プエルトリコ)ペア/提供:WTT
女子ダブルス2回戦では、崔孝珠(チェヒョジュ)/リー・ジオン(韓国)ペアがアドリアーナ・ディアス/メラニー・ディアス(プエルトリコ)ペアに3-1で勝利し、一足先に準々決勝進出を決めた。
写真:全日本選手権での張本智和(木下グループ)/早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部
混合ダブルス1回戦には、張本智和(木下グループ)/早田ペアが登場。張禹珍(チャンウジン)/田志希(チョンジヒ・韓国)ペアに3-0のストレートで勝利を挙げた。他、黄鎮廷(ウォンチュンティン)/杜凱琹(中国香港)ペアがドイツのエースペアに勝利した。
14日には、全種目で2回戦が行われる。
男子シングルス見どころ
写真:写真:森薗政崇(BOBSON)/提供:WTT
男子シングルス2回戦には森薗政崇(BOBSON)と宇田幸矢(明治大)が登場する。森薗は世界ランキング1位の樊振東(中国)と、宇田はドイツの皇帝、ティモ・ボルとそれぞれ大舞台で優勝経験のある実力者が相手となった。
写真:宇田幸矢(明治大)/撮影:ラリーズ編集部
優勝を狙うためには落とせない山場となることが予想されるが、大金星を挙げることはできるのか。
写真:許昕(シュシン・中国)/提供:WTT
他にも許昕(シュシン・中国)やパトリック・フランチスカ(ドイツ)、サティアン・グナナセカランらが2回戦に登場する。彼らの勝ち上がりにも注目したい。
女子シングルス見どころ
写真:平野美宇(日本生命)/提供:WTT
女子シングルス2回戦では平野美宇(日本生命)が王藝迪(ワンイーディー・中国)と対戦することとなった。直近の試合では王藝迪が勝利しているが、平野の高速両ハンドが冴えわたるかどうか。1球1球が見逃せない試合だ。
写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:WTT
石川佳純(全農)、伊藤美誠(スターツ)も2回戦を迎える。中国超えを狙う2人にとっては、落とせない試合となる。ここで勝利を挙げて勢いに乗ることはできるのか。
写真:何卓佳(フーズオジャー・中国)/提供:WTT
他には、何卓佳(フーズオジャー・中国)やブルーナ・タカハシ(ブラジル)、ニーナ・ミッテルハム(ドイツ)らが2回戦に挑む。
ダブルス見どころ
写真:世界選手権の宇田幸矢・戸上隼輔(ともに明治大)/撮影:ラリーズ編集部
男子ダブルス2回戦には宇田/戸上隼輔(明治大)ペアが登場する。ニアゴル・ストヤノフ/Mihai BOBOCICA(イタリア)ペアとの対戦だが、世界選手権3位の実力を見せ、準々決勝進出を決められるか。
写真:世界選手権の伊藤美誠(スターツ)と早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部
女子ダブルス2回戦では伊藤/早田ペアがハナ・マテロワ(チェコ)/バラボラ・バラージョバー(スロバキア)の国際ペアに挑む。国際大会でも安定した成績を残す実力派ペアに対して伊藤/早田ペアがどのような戦術を見せるのか。
写真:世界選手権の張本智和・早田ひなペア/撮影:ラリーズ編集部
混合ダブルス2回戦では張本/早田ペアが、黄鎮廷/杜凱琹(中国香港)ペアと対戦する。昨年の世界選手権では張本/早田ペアが3-1で勝利しているが、今大会でも勝利を挙げることができるのか。
13日 日本選手結果
女子シングルス2回戦
〇早田ひな(日本生命) 3-0 GOI Rui Xuan(シンガポール)
11-4/11-2/11-4
混合ダブルス1回戦
〇張本智和/早田ひな 3-0 張禹珍/田志希(韓国)
11-8/11-3/11-5
14日 日本選手試合予定
男子シングルス2回戦
森薗政崇(BOBSON) – 樊振東(中国)
宇田幸矢(明治大) – ティモ・ボル(ドイツ)
女子シングルス2回戦
平野美宇(日本生命) – 王藝迪(中国)
伊藤美誠(スターツ) – 陳思羽(チャイニーズタイペイ)
石川佳純(全農) – ハナ・マテロワ(チェコ)
男子ダブルス2回戦
宇田幸矢/戸上隼輔 – ニアゴル・ストヤノフ/Mihai BOBOCICA(イタリア)
女子ダブルス2回戦
伊藤美誠/早田ひな – ハナ・マテロワ(チェコ)/バラボラ・バラージョバー(スロバキア)
混合ダブルス2回戦
張本智和/早田ひな – 黄鎮廷/杜凱琹(中国香港)
WTT(World Table Tennis)とは
WTTとは、ITTF(国際卓球連盟)が新たにスタートさせた、卓球の国際大会の新シリーズのこと。
WTTでは、これまで開催していたITTFワールドツアーを廃し、新たに「グランドスマッシュ」を五輪・世界選手権に並ぶ最上級カテゴリーの大会として位置づける。その他に「カップファイナル」、「チャンピオン」、「スターコンテンダー」、「コンテンダー」などのカテゴリー別大会が開催される。
図:WTT概要/作成:ラリーズ編集部
今大会は最上級カテゴリーである「グランドスマッシュ」となる。日本代表からは、男子は張本智和(木下グループ)、戸上隼輔(明治大)、宇田幸矢(明治大)、森薗政崇(BOBSON)が、女子は伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)、早田ひな(日本生命)、加藤美優(日本ペイントマレッツ)、佐藤瞳(ミキハウス)が本戦に参戦する。
石川佳純インタビュー(2021年6月公開)
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