文：ラリーズ編集部
＜卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022 日時：3月7日～20日 場所：シンガポール＞
15日、WTT最高峰の大会「グランドスマッシュ」のシンガポール大会の本戦は5日目を迎えた。
15日男子シングルス
写真：宇田幸矢（明治大）/提供：WTT
男子シングルス3回戦に宇田幸矢（明治大）が登場。林鐘勲（イムジョンフン・韓国）とのサウスポー対決では、2度のデュースを制した宇田が3-1で勝利を挙げ、準々決勝進出を決めた。
写真：馬龍（マロン・中国）/提供：WTT
フルゲームとなった馬龍（マロン・中国）と王楚欽（ワンチューチン・中国）による同士討ちは、最終ゲームで安定したプレーを見せた馬龍に軍配が上がった。樊振東（ファンジェンドン・中国）も安宰賢（アンジェヒョン・韓国）にフルゲームの末白星を挙げた。
15日女子シングルス
写真：早田ひな（日本生命）/提供：WTT
女子シングルス3回戦には早田ひな（日本生命）が登場。李皓晴（リホチン・中国香港）との試合では、ゲームカウント1-1から早田が1ゲームを取り、第4ゲームのデュースも取って逃げ切り、8強入りを果たした。
写真：伊藤美誠（スターツ）/提供：WTT
一方、伊藤美誠（スターツ）は、フォア表のユアン・ジャナン（フランス）相手に第1ゲームを取るも、その後はユアンのフォア表に苦しみ、流れを掴むことができずに1-3で敗れた。伊藤はベスト16で女子シングルスを終えることとなった。
写真：陳夢（チェンムン・中国）/提供：WTT
他にも、陳夢（チェンムン・中国）や王曼昱（ワンマンユ・中国）らがベスト8に入った。
15日ダブルス
写真：宇田幸矢/戸上隼輔（明治大）/提供：WTT
男子ダブルス準々決勝では宇田幸矢/戸上隼輔（明治大）ペアがアダム・シューディー/Nandor ECSEKI（ハンガリー）と対戦。宇田/戸上ペアが3-1で勝利を挙げ、準決勝進出を決めた。
写真：早田ひな/伊藤美誠ペア/提供：WTT
女子ダブルス準決勝には早田/伊藤ペアが登場。マニカ・バトラ/Archana Girish KAMATH（インド）を3-0のストレートで下し、危なげなく4強入りを決めた。
写真：林昀儒（リンユンジュ）/鄭怡静（チェンイーチン・チャイニーズタイペイ）ペア/提供：WTT
混合ダブルス準決勝では林昀儒（リンユンジュ）/鄭怡静（チェンイーチン・チャイニーズタイペイ）ペア、王楚欽/孫穎莎（スンイーシャ・中国）ペアがそれぞれ勝利を挙げ、決勝へと駒を進めた。
16日には、男女シングルス3回戦、男女ダブルス準決勝、そして混合ダブルスの決勝戦が行われる。
男子シングルス見どころ
写真：許昕（シュシン・中国）/提供：WTT
男子シングルス3回戦では許昕（シュシン・中国）がパトリック・フランチスカ（ドイツ）と対戦する。ともに東京五輪代表と、世界トップクラス同士の攻防が行われる。果たしてどちらが準々決勝へと進むことができるのか。
写真：ダルコ・ヨルジッチ（スロベニア）/提供：WTT
また、戸上や中国選手に勝利しているダルコ・ヨルジッチ（スロベニア）は、林昀儒との3回戦に挑む。調子を上げているヨルジッチが更に勢いを加速させるか。天才肌の林がヨルジッチの勢いを抑えて自分の流れに持っていくことができるのか。
女子シングルス見どころ
写真：石川佳純（全農）/提供：WTT
女子シングルス3回戦には石川佳純（全農）が登場する。相手は、1回戦で加藤美優（日本ペイントマレッツ）との接戦を制した鄭怡静だ。ライバルとして戦ってきた2人だが、今試合ではどちらに勝利の女神がほほ笑むか。注目の試合だ。
写真：サウェータブット・スターシニー（タイ）/提供：WTT
他、サウェータブット・スターシニー（タイ）はソフィア・ポルカノバ（オーストリア）と対戦、孫穎莎は劉詩雯（リュウスーウェン・中国）との同士討ちに挑む。
ダブルス見どころ
写真：宇田幸矢・戸上隼輔ペア/提供：WTT
男子ダブルス準決勝では、宇田/戸上ペアが陳建安（チェンジェンアン）/荘智淵（チュアンチーユエン・チャイニーズタイペイ）ペアと対戦する。スウェーデンの若手ペアや韓国ペアに勝利してきた実力派ペアに対して宇田/戸上がどのような攻撃を仕掛けるか。
写真：早田ひな/伊藤美誠ペア/提供：WTT
女子ダブルス準決勝では、早田/伊藤ペアがベルナデッテ・スッチ（ルーマニア）/ソフィア・ポルカノバ（オーストリア）ペアに挑む。互いにここまで1ゲームも落とさない完璧な勝ち上がりを見せているが、この直接対決でどちらが決勝へ進出できるか。
写真：王楚欽/孫穎莎ペア/提供：WTT
混合ダブルスでは林昀儒/鄭怡静ペアと王楚欽/孫穎莎ペアによる決勝戦が行われる。世界ランキング1位の台湾ペアと、世界選手権優勝ペアによる最高峰の試合はどちらが勝利をつかむのか。
15日 日本選手結果
男子シングルス3回戦
〇宇田幸矢（明治大） 3-1 林鐘勲（韓国）
11-9/12-10/3-11/12-10
女子シングルス3回戦
〇早田ひな（日本生命） 3-1 李皓晴（中国香港）
11-5/6-11/11-8/12-10
伊藤美誠（スターツ） 1-3 ユアン・ジャナン（フランス）〇
11-5/7-11/8-11/7-11
男子ダブルス準々決勝
〇宇田幸矢/戸上隼輔 3-1 アダム・シューディー/Nandor ECSEKI（ハンガリー）
11-8/10-12/11-7/11-7
女子ダブルス準々決勝
〇早田ひな/伊藤美誠 3-0 マニカ・バトラ/Archana Girish KAMATH（インド）
11-7/11-4/11-8
16日 日本選手試合予定
女子シングルス3回戦
石川佳純（全農） – 鄭怡静（チャイニーズタイペイ）
男子ダブルス準決勝
宇田幸矢/戸上隼輔 – 陳建安/荘智淵（チャイニーズタイペイ）
女子ダブルス準決勝
早田ひな/伊藤美誠 – ベルナデッテ・スッチ（ルーマニア）/ソフィア・ポルカノバ（オーストリア）
WTT（World Table Tennis）とは
WTTとは、ITTF（国際卓球連盟）が新たにスタートさせた、卓球の国際大会の新シリーズのこと。
WTTでは、これまで開催していたITTFワールドツアーを廃し、新たに「グランドスマッシュ」を五輪・世界選手権に並ぶ最上級カテゴリーの大会として位置づける。その他に「カップファイナル」、「チャンピオン」、「スターコンテンダー」、「コンテンダー」などのカテゴリー別大会が開催される。
図：WTT概要/作成：ラリーズ編集部
今大会は最上級カテゴリーである「グランドスマッシュ」となる。日本代表からは、男子は張本智和（木下グループ）、戸上隼輔（明治大）、宇田幸矢（明治大）、森薗政崇（BOBSON）が、女子は伊藤美誠（スターツ）、石川佳純（全農）、平野美宇（日本生命）、早田ひな（日本生命）、加藤美優（日本ペイントマレッツ）、佐藤瞳（ミキハウス）が本戦に参戦する。
石川佳純インタビュー（2021年6月公開）
写真：石川佳純（全農）/提供：全農
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宇田幸矢 試合動画
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