【卓球・男子W杯】決勝は張本を退けたティモ・ボル対世界ランク1位・樊振東に<男子ワールドカップ2018 準決勝> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

大会報道 【卓球・男子W杯】決勝は張本を退けたティモ・ボル対世界ランク1位・樊振東に<男子ワールドカップ2018 準決勝>

2018.10.21

文:ラリーズ編集部

*写真は樊振東(中国・左)、ティモ・ボル(ドイツ)

<2018男子ワールドカップ(パリ) 2018年10月19日~21日>

19日から開幕した男子ワールドカップは3日目を迎え、準決勝が行われた。日本代表として張本智和(10月度世界ランキング8位・15歳)=JOCエリートアカデミー=、丹羽孝希(同10位・24歳)=スヴェンソン=が出場した。張本は準々決勝で“ドイツの皇帝”ティモ・ボル (同3位・37歳)にゲームカウント1-4で敗れ、そして丹羽も準々決勝で中国のサウスポー・林高遠(同5位・23歳)にゲームカウント1-4で敗れ、ベスト8で大会を終えた。

準決勝第1試合はティモ・ボル対ドミトリ・オフチャロフ(同4位・30歳)=ドイツ=のドイツ勢同士の試合となった。この組み合わせは昨年の同大会決勝と同じで、昨年はオフチャロフがゲームカウント4-2で勝利していた。

ドイツを長年支えてきた2大エースの戦いは第1ゲームから熾烈なデュース戦に。第1ゲームをオフチャロフが先取するも、ボルが第2,3ゲームを立て続けに奪取する。ゲームカウント2-2で迎えた勝負の第5ゲーム、ボルが15-13でこのゲームを取り、流れをものにしゲームカウント4-2で勝利した。

第2試合は丹羽を下した林高遠と世界ランク1位、樊振東(同1位・21歳)=中国=の対戦となった。中国若手同士の試合は第1ゲーム、デュース戦を林高遠が勝負強くものにするも、第2,3ゲームを樊振東が高い集中力で取り返し、そのままゲームカウント4-1で勝利、決勝に進出した。

そして、決勝のカードは樊振東対ティモ・ボルとなった。直近の両者の対戦は2017年12月に行われたワールドツアーグランドファイナル準々決勝で、樊振東がゲームカウント4-2で勝利している。圧倒的な強さを誇る樊振東だが、ボルの老獪なプレーは目を見張るものがある。果たして世界最強の称号は誰のものに。

男子ワールドカップ 3日目 結果

決勝トーナメント 準決勝

◯ティモ・ボル(ドイツ) 4-2 ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)
12-14/11-7/15-13/9-11/13-11/11-5

◯樊振東(中国) 4-1 林高遠(中国)
10-12/12-10/15-13/11-7/11-6

写真:ittfworld