【卓球・男子W杯】張本がベスト8 "ドイツの皇帝"に惜敗<男子ワールドカップ2018 準々決勝> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

大会報道 【卓球・男子W杯】張本がベスト8 “ドイツの皇帝”に惜敗<男子ワールドカップ2018 準々決勝>

2018.10.21

文:ラリーズ編集部

*写真は張本智和(JOCエリートアカデミー)

<2018男子ワールドカップ(パリ) 2018年10月19日~21日>

20日、男子ワールドカップは2日目を迎え、張本智和(10月度世界ランキング8位・15歳)=JOCエリートアカデミー=が決勝トーナメント初戦に登場。対戦相手は4月のアジアカップでゲームカウント1-4で敗れた丁祥恩(同17位・28歳)=韓国=だ。張本は試合序盤からフルスロットルで怒涛の攻撃を展開し、丁祥恩を全く寄せ付けずゲームカウント4-0のストレートで勝利した。

準々決勝はティモ・ボル (同3位・37歳)=ドイツ=との対戦となった。ボルは前回大会準優勝しており、“ドイツの皇帝”の異名を持つ大ベテランで、今年9月のヨーロッパ選手権ではシングルスで7度目の優勝を飾っている。張本とボルの直近の対戦は、2017年8月のチェコオープンの決勝で、この際は張本がゲームカウント4-2で勝利し、ITTFワールドツアーで史上最年少優勝を果たしている。

試合は第1ゲーム、張本がスタートダッシュをかけ先取するも、第2ゲームはボルが37歳とは思えぬ高速カウンターを仕掛け、ゲームカウントを1-1に戻す。勝負の第3ゲーム、張本が10-8でゲームポイントを握るも、大ベテランの驚異の粘りに競り負け、このゲームを落とす。ここから流れを変えることができず、張本はゲームカウント1-4で敗北した。

張本はこの試合を受けて、インスタグラムのストーリーに「まだまだです また頑張るしかない 10月24日はTリーグ開幕戦です!ぜひみにきてください!」とコメントし、Tリーグへの意気込みを示した。

男子ワールドカップ 2日目 結果

決勝トーナメント ベスト8決定戦

◯張本智和 4-0 丁祥恩(韓国)
11-6/11-6/11-7/11-7

決勝トーナメント 準々決勝

張本智和 1-4 ◯ティモ・ボル(ドイツ)
11-9/3-11/11-13/5-11/9-11

写真:ittfworld