卓球ニュース 日本発MR卓球ゲームがテキサス上陸 アカツキがSXSWに出展
2018.03.23
文:赤羽ひな(Rallys編集部)
モバイルゲーム事業を展開するアカツキが開発したMR卓球アクティビティ「PONG! PONG!」が、SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)に出展。SXSWの「Interactive Innovation Awards」のファイナリストとして、日本企業として唯一AI & MACHINE LEARNING部門にノミネートされた。
毎年3月にテキサス州オースティンで行われるテクノロジーの祭典、「SXSW」。世界のテックビジネスの行方を決めるほどの影響力を誇り、近年では日本でも知名度が急上昇。今年は9日から18日にかけて行われ、日本からはソニーやパナソニックをはじめ、毎年数多くの企業が出展している。その祭典で今年脚光を浴びているのが、国内企業発の卓球ゲーム「PONG! PONG!」だ。
卓球ゲーム「PONG! PONG!」とは?
「PONG! PONG!」は、MR(Mixed Reality:複合現実)と卓球を組み合わた新感覚卓球アクテビティゲーム。卓球台にプロジェクションマッピングを投影し、台上に映るブロックをピンポン球で破壊して点数を競い合う。開発を手がけたのはモバイルゲーム事業を展開する株式会アカツキ(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:塩田元規)だ。
動画の通り、ピンポン玉が跳ねた場所にあるブロックが次々破壊され、色のついた黄色や虹色のブロックに当てると大爆発して高得点が狙える。日本ではみなとみらいの卓球バー「NTL中目卓球ラウンジ Yokohama Bay Cafe」で先月体験イベントが行われたほか、現在では渋谷の卓球バー「T4 TOKYO」で楽しむことができる。
2018年3月26日からは、新宿コパボウルでも導入される予定となっている。
日本発の卓球ゲームが海外進出?
SXSWにおいて、今年の「Interactive Innovation Awards」のAI & MACHINE LEARNING部門で、国内企業からファイナリストにノミネートされたのはアカツキのみ。3月11日にはアワードのファイナリストが選出されたプロダクトを出展する「Interactive Innovation Awards Finalists Showcase」が開催され、多くの来場者が「PONG! PONG!」を体験した。
惜しくもアワード受賞は逃したが、外国人が多数来場する会場で反響を呼んだ「PONG! PONG!」。特にヨーロッパには数多くの“ピンポンバー”が存在し、日常的に卓球をプレーする土壌が整う国も多数存在する中で、「PONG! PONG!」が国際的に親しまれるゲームとして普及する日も遠くないかもしれない。
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