写真:カットマンとして世界で活躍する佐藤瞳(ミキハウス)/提供:ittfworld
卓球技術・コツ [PR] 【2024年最新版】カットマンにおすすめの卓球ラバー10選 練習方法も解説
2024.04.01
現代卓球において、多くの選手は自分の戦型として、ドライブマンを選択する事が多いです。攻撃重視のドライブマンに対して、カットマンは守備重視の戦型です。
ただし、現代のカットマンは攻撃のテクニックの習得も必要不可欠であり、カットマンで試合に勝利するためにはたゆまぬ努力が必要です。今回は、カットマンの特徴やカットマンの練習方法、カットマンの戦い方などについてご紹介します。
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このページの目次
カットマンとは
カットマンの試合中のプレースタイルは、サーブを打つとすぐに後ろに下がって相手の放つ打球に対して下回転をかけたボール(カット)をひたすら返して相手のミスを誘うというものです。
また、台に近づいた際にはツッツキを放ち、対戦相手とラリーを繰り広げることもあります。そんなカットマンには、どんなに左右に揺さぶられたとしてもバランスを保てる優れたボディバランスと、強靭な足腰によるフットワークが必要とされます。
しかし、強力なラバーの登場やそんなラバーを使用してボールに強力な回転をかけて攻めるドライブマンが多くなった現代では、このような守備重視のドライブマンの数は減少しています。現代のカットマンには、カットだけでなく相手のミスに乗じて攻撃に転ずるプレースタイルが要求されます。そのため、現代でカットマンを目指すのであれば、守備技術だけでなく攻撃技術の習得も必要不可欠です。
カットマンに最適なラバーとは
フォア面、バック面の両方に裏ソフトラバーを使う英田理志/写真:伊藤圭現代のカットマンは主にフォア面に裏ソフトラバーを貼り、バック面には粒高ラバーを貼る選手が多い傾向にあります。これはボールに回転のかけやすい裏ソフトラバーと、相手の放ったボールの回転とは逆回転をかけて打ち返せる粒高ラバーの組み合わせによりボールに変化をつけ、相手のミスを誘発するためです。
他にも、表と裏の両面に裏ソフトラバーを貼り付けるカットマンの選手も増加しています。これは上述した通り、現代卓球のカットマンはカットだけでなく攻撃も行わなければならず、強力なドライブを放ちやすい裏ソフトラバーが適しているためです。
カットマンにおすすめの卓球ラバー10選
おすすめ①:キョウヒョウ ネオ3(紅双喜)
カットマンにおすすめの卓球ラバー1つ目は、キョウヒョウ ネオ3(紅双喜)です。
馬龍(中国)や丁寧(中国)といった五輪チャンピオンが使用するラバー。粘着性ラバーの特徴をそのままに、従来のキョウヒョウシリーズよりもさらなるスピードを実現しています。トップシートの粘着性とラバー全体の反発力により、台上攻撃やカウンターで絶大な威力を発揮します。
粘着を活かした鋭いカットの切れ味と、攻撃時の圧倒的な威力が好まれています。
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おすすめ②:ドナックル(ニッタク)
カットマンにおすすめの卓球ラバー2つ目は、ドナックル(ニッタク)です。
ドナックルはニッタクから発売されている変化系表ソフトラバーで、厚さは一枚、超極薄、極薄、中の4種類です。粒の目は縦目で、粒高ラバーに近い粒形状をしています。
変化系表ソフトラバーで粒が高いこともあり、通常の表ソフトラバーよりもナックル性のボールが出やすいのが特徴です。しかし、表ソフトラバーの攻撃性能はしっかりと備えているので、ナックルボールでガンガン攻撃でき、相手にやりづらさを感じさせることができます。
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おすすめ③:ヴェガアジア(XIOM)
カットマンにおすすめの卓球ラバー3つ目は、ヴェガアジア(XIOM)です。
大ヒットラバーシリーズ「ヴェガ」の中でもスピード性能に優れており、3球目、5球目の攻撃で点を取る戦術にピッタリのラバーです。初心者~中級者向けのラバーとして知られていますすが、最近では攻撃的なカットマンのフォアラバーとしても評価を高めています。
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おすすめ④:バーティカル20(STIGA)
カットマンにおすすめの卓球ラバー4つ目は、バーティカル20(STIGA)です。
カットマンの中でも特に安定感を求める選手におすすめなのが『バーティカル20』です。相手の攻撃を抑えやすい縦目のツブ形状で、低いカットを量産することができます。
おすすめ⑤:VS>401(VICTAS)
カットマンにおすすめの卓球ラバー5つ目は、VS>401(VICTAS)(STIGA)です。
日本におけるカットマンのレジェンド、松下浩二氏が開発に携わったカットマン用裏ソフトラバーが『VS>401』です。微粘着シートのおかげで安定したカットの切れ味と攻撃力を持っています。
表ソフト:『スピンピップス D3』(VICTAS)
かつてTSPで発売されていたカットマン用表ソフト『スーパースピンピップス チョップスポンジ』を改良したのが、『スピンピップス D3』です。反発が少ないため、カット時も安心して振り切ることができます。
粒高:『フェイントロング3』(BUTTERFLY)
粒高ラバーの中でも、粒が細長く高いため大きな変化を生むことができるのが『フェイントロング3』です。相手の回転を最大限利用したいカットマンにおすすめです。
カットマンに向いている人の特徴
足腰がしっかりとしており、どんなボールも拾おうとする強い意思のある人は、カットマンに向いているといえます。相手の放つどんなボールも拾って打ち返し、相手のミスを誘わなければならないため、強靭な足腰によるフットワークはカットマンにとって必要不可欠です。
また、どんなに厳しいコースに打たれたとしても諦めずにボールを拾おうとする強い精神も、フットワークと同じくらいカットマンにとって大切です。これらふたつに加えて、攻守両方を極めてみたいと意気込める人ならば、現代のカットマンに適しているといえます。
カットマンの練習方法
カットマンの練習は、基本的なカットの技術だけでなく、ドライブやツッツキ、スマッシュなど多岐にわたります。どの練習をする場合にも、カットマンの基本の立ち方を意識しましょう。カットマンは基本的に、足の形は右足と左足が平行になるようにして立ちます。
カットは打球時にボールの裏を切るように打つことでボールに下回転をかけるため、まずはこの打ち方を習得する必要があります。そのためには、相手のボールにかかっている回転をしっかりと見極められるようになることが大切です。この見極めが甘いと、カットでミスを連発してしまいます。
ドライブやツッツキ、スマッシュは、練習相手にボールを出してもらい、それをひたすら打ち返す練習方法が最適です。
カットのコツ
カットマンは、「切るカット」と「切らないカット」の二種類のカットを習得する必要があります。切るカットのコツは、ヒジの角度をおよそ直角にして、重心をボールに乗せるように手首を使って素早くラケットを切ることです。逆に、切らないカットのコツは手首を使わずにゆっくりとラケットを振ります。
このふたつのカットを習得すれば、試合中にカットに変化をつけることもできるようになり、相手のミスを誘いやすくなります。
カットマンはどう戦えばいい?
試合での戦略の一例として、カットマンの選手は、第一セットではひたすらカットに徹して、相手のカットをさばく技術の巧拙を見極めましょう。そして相手がある程度カットさばきが上手であれば、相手のミスを誘うようにカットに少しずつ変化をつけていきます。
反対に、相手のカットの技術が拙いのであれば、無理に変化を加えずにカットを打ち続けてミスを誘いましょう。ただし、試合中にカットだけ打ち続けていると、どんなに相手のカットさばきが不慣れだったとしても、相手もカットの処理に段々と慣れていきます。
そこで、カットだけでなく時折ドライブなどを混ぜて攻撃に転じることで、カット打ちに慣れてしまった相手のミスを誘うことができます。また、相手のミスを誘うだけでなく、相手に「いつ攻撃をしてくるのか?」といったプレッシャーを与えることもできます。試合中に対戦相手を動揺させることができれば、理想的な試合運びをすることも可能です。
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