今回は、ナタリア・パルティカ(ポーランド)とともにポーランドを代表する選手である、ナタリア・バヨル(ポーランド)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
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ナタリア・バヨルとは?
ナタリア・バヨルは、15歳でポーランド代表チームに所属し、2014年にユース五輪、2021年には東京五輪に出場しているヨーロッパの主力選手です。国際大会でもランキング上位の選手に勝利したり、激闘を繰り広げたりしています。
特に女子ダブルスでは国際大会で活躍する事も多く、2019年には準優勝を飾ったこともあります。世界ランキングも2桁と世界の中でも上位にいる選手です。世界選手権や五輪にも出場経験のあるナタリア・バヨルのプロフィールについて詳しく見ていきましょう。
プロフィール
ナタリア・バヨルは、1997年3月7日生まれの24歳(2021年12月時点)です。ポーランドのブジェク出身で、5歳の時から卓球を始めました。10歳の時にヴロツワフに移住、カデット時代からヨーロッパで頭角を現し始め、15歳の時には既にポーランドの代表チームに所属していました。
その後はポーランド代表として国内選手権で優勝、国際大会で活躍しています。特に、ナタリア・パルティカ(ポーランド)と組んだ女子ダブルスでは上位進出はもちろんの事、2019年にはスペインオープンで準優勝を飾っています。
シングルスでも国際大会でサウェータブット・スターシニー(タイ)やヤナ・ノスコワ(ロシア)に勝利しているほか、ペトリッサ・ゾルヤ(ドイツ)や橋本帆乃香(ミキハウス)、安藤みなみ(トップ名古屋)とフルゲームの熱戦を繰り広げたこともあります。
世界選手権にも2014年から計6回出場、2021年に行われた東京五輪でも、ナタリア・パルティカ、リー・チェンとともに団体代表メンバーとして出場しています。
プレースタイル
ナタリア・バヨルは右シェーク裏裏の攻撃型で、ロングサービスやツッツキから相手に打たせてカウンタープレーをするのが彼女の卓球の特徴です。
サービスはハーフロングからロングサービスを多用して相手にドライブを打たせ、上からたたくようにして両ハンドのカウンターをするのがプレースタイルです。一方で自分から打つ場合もあり、特にバックハンドで決めることが多いです。
台上でもバックハンドでは多彩な技術を持っていて、ストップからフリック、逆チキータで相手を惑わします。ドライブも逆クロスに打つなど柔軟な戦術も持ち合わせています。ラリー戦になることは少なく、早い段階で仕掛けることが多いです。
使用用具
ナタリア・バヨルの使用用具は不明です。詳細が分かり次第追記します。
カウンタープレーを得意とする選手には、引っ掛かりが強くやや硬めのラバーが好まれます。これは、カウンターをする際に相手の打球にうまくラバーが引っかからず、落ちてしまうことを避けるためです。硬いラバーであれば、相手の球威に押されることなくカウンターやブロックを行うことができます。
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世界ランキング
ナタリア・バヨルの世界ランキングは94位(2021年12月時点)です。2019年9月からランキング2桁に上昇し、以降は2桁ランクをキープしています。自身最高ランクは2020年2月の86位です。U21時代には11位、カデットやジュニアの時にも最高ランク10位台を記録しています。
国際大会での主な成績
2017年 | ポーランドオープン | U21女子シングルスベスト4 |
ベラルーシオープン | 女子ダブルスベスト4 | |
2018年 | ポーランドオープン | U21女子シングルスベスト8 |
ハンガリーオープン | U21女子シングルスベスト8 | |
ベラルーシオープン | U21女子シングルスベスト8 | |
2019年 | スペインオープン | 女子ダブルス準優勝(ナタリア・パルティカと) |
ヨーロッパゲーム | 女子団体第3位 |
まとめ
常に国際大会で上位に進出してきているポーランドの主力が、国際大会でメダルを積み、世界選手権や五輪で活躍する日が来るのか。今後の彼女の活躍に目が離せません。