吉村真晴の使用用具・大会成績・プロフィール | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:吉村真晴(名古屋ダイハツ)/提供:ittfworld

卓球選手紹介 吉村真晴の使用用具・大会成績・プロフィール

2020.03.01 文:ラリーズ編集部

2012年の全日本選手権決勝で当時5連覇中の水谷隼を破り優勝、リオ五輪では団体戦メンバーとして活躍し、日本男子卓球界史上初の銀メダル獲得に貢献した吉村真晴選手を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。

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吉村真晴とは?

吉村真晴は、現在Tリーグの琉球アスティーダでプレーしており、国際大会からバラエティーまでマルチに活躍する日本の卓球選手です。

2019年のチームワールドカップでは、準々決勝のドイツ戦3番で、“皇帝”ティモ・ボルに勝利し、日本チームを銅メダルへと導きました。

また、石川佳純(全農)と組むミックスダブルスでは、世界選手権で、2015年銀、2017年金、2019年銀と3大会連続でメダルを獲得しており、ダブルスの名手としても知られています。

プロフィール

吉村真晴は、1993年8月3日生まれの26歳(2020年3月現在)。茨城県東海村で生まれ、父親が元卓球選手という環境で育ち、小学1年生から卓球を始めました。厳しい練習でみるみる頭角を表すと、全日本選手権カブ(小学4年生以下)の部優勝、ホープス(小学6年生以下)の部準優勝など、素晴らしい成績を収めました。

野田学園高校に進学すると、高校3年生で世界ジュニア選手権3位、そしてアジアジュニア卓球選手権で優勝を果たし世界デビューを飾ります。2012年全日本選手権男子シングルスでは破竹の快進撃を見せ、決勝戦では当時5連覇中の水谷隼をゲームカウント3-3の7-10からの大逆転勝利で下し、史上2人目となる高校生王者に輝きました。

愛知工業大学に進学後は、大学2年生の時にドイツのブンデスリーグに挑戦し腕を磨くなど世界を虎視眈眈と見据え、2015年のスペインオープンを制し、再びの大ブレイクを果たします。その年の世界選手権ではミックスダブルスで日本で38年ぶりとなる銀メダルを獲得し、世界の強豪が集うジャパンオープンでは準優勝を果たし、世界ランキングを急上昇させリオ五輪の3番目の代表の座を獲得しました。

リオ五輪では、準々決勝で香港の黄鎮廷(ウォンチュンティン)を撃破し、準決勝では丹羽孝希と組むダブルスでドイツのティモ・ボル/バスティアン・シュテガーを下すなどの活躍を見せ、日本男子初となる銀メダル獲得に貢献しました。

2017年の世界選手権では、丹羽と組んだ男子ダブルスで銅メダル、石川と組んだミックスダブルスで1969年以来の金メダルに輝きました。2017/18シーズンはロシアのUMMCリーグでプレーし、2019年の世界選手権では、張本智和の怪我により急遽石川とのミックスダブルスに出場。決勝で2度の背面打ちを決めるなど観客を沸かせ、3大会連続のメダルとなる銀メダルを獲得しました。

Tリーグの1stシーズンではT.T.彩たまのキャプテンを務め、現在はTリーグの琉球アスティーダでプレー。今季最終戦ではT.T彩たまの神巧也を下し、チームを初のファイナルへと導いています。

プレースタイル

吉村真晴の戦型は、右シェーク裏裏ドライブ型。一発の威力に優れるドライブを武器に、前中陣での両ハンドラリーを得意とし、また後陣に下がってもロビングで粘り反撃ができる、オールラウンドプレイヤーです。

2012年の全日本選手権では、解説の宮崎義仁氏に「今までの日本人には持ってないような威力」と言わしめた強烈なバックドライブ、そして左利きのフォアに逃げていくシュートドライブを操り水谷の堅陣を打ち砕きました。

また、2015年のジャパンオープンでは、より安定性、鋭さを増した両ハンドドライブと、アップダウンサーブを武器に勝ち進み、決勝ではその魔球で中国の許昕(シュシン)から何本もサービスエースを奪いました。

さらに、アップダウンサーブからだけではなく、順系のサーブから組み立て、両ハンドで攻め切る展開も多く見せており、プレーの幅も年々広がっています。

また、サーブのコースが限定されるため基本的にはレシーブ側有利のダブルスにおいても、吉村のアップダウンサーブはよく効きます。どこからでも打てる両ハンドドライブ、さらにはバックの二段モーションフリックチキータ、ストップなど多彩なレシーブ技術も加わり、ダブルスのスペシャリストとして、世界選手権混合ダブルス3大会連続メダル獲得を果たしました。

使用用具

吉村真晴の使用ラケットは、バタフライの特注(ZLカーボンシェーク、インナーファイバー使用)で、ラバーは両面にディグニクス05を使用しているようです。

世界ランキング

吉村真晴は、2014年の1月に132位、1年後の2015年1月には57位、さらに2015年7月には20位と一気に世界ランクを上昇させました。2016年5月には自身最高の15位を記録し、その後もコンスタントに10位代〜30位代を保ちました。2019年7月に、若手の台頭もあり40位に後退し、2020年3月現在の世界ランクは55位となっています。

主な成績

     
2011年 世界ジュニア卓球選手権大会 シングルス3位 ダブルス3位
全国高等学校総合体育大会 シングルス3位 ダブルス3位
アジアジュニア卓球選手権大会 シングルス優勝 ダブルス準優勝
2012年 全日本卓球選手権大会 シングルス優勝
2015年 スペインオープン シングルス優勝
世界選手権蘇州大会 ミックスダブルス銀メダル
クロアチアオープン シングルス優勝
ジャパンオープン シングルス準優勝
2016年 全日本卓球選手権大会 シングルス3位
リオデジャネイロ五輪 男子チーム 銀メダル
2017年 世界選手権ドイツ大会 ミックスダブルス金メダル 男子ダブルス銅メダル
2019年 世界選手権ハンガリー大会 ミックスダブルス銀メダル

まとめ

今回は、リオ五輪銀メダリストで、現在琉球アスティーダでプレーする吉村真晴選手を紹介しました。元々の破壊力満点の両ハンドドライブに、安定感、ラリー戦での強さなどが加わり、どんどん進化を続けている吉村選手。彼の活躍から今後も目が離せません。

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男子ランキング
2020.09.20
世界
日本
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樊振東(中国)
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許キン(中国)
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3
馬龍 (中国)
15525 pt
1
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13245 pt
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丹羽孝希(日本)
9570 pt
3
水谷隼(日本)
9045 pt
女子ランキング
2020.09.20
世界
日本
1
陳夢 (中国)
17915 pt
2
伊藤美誠(日本)
15440 pt
3
孫穎莎 (中国)
15165 pt
1
伊藤美誠(日本)
15440 pt
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石川佳純(日本)
11100 pt
3
平野美宇(日本)
10815 pt