【卓球】キョウヒョウ8の特徴を徹底レビュー 紅双喜が世界に誇る強粘着シリーズのスピード重視ラバー | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球用具紹介 [PR] 【卓球】キョウヒョウ8の特徴を徹底レビュー 紅双喜が世界に誇る強粘着シリーズのスピード重視ラバー

2023.01.07

紅双喜(DHS)が世界に誇る強粘着ラバー「キョウヒョウ」シリーズに、スピード性能を重視したラバーが存在しています。それが、『キョウヒョウ8』です。

今回は、『キョウヒョウ8』を徹底分析し、シリーズの中でもスピードを重視したラバーの性能はどのようなものか、どのような選手に適しているのかを見ていきましょう。

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『キョウヒョウ8』とは?

『キョウヒョウ8』は、紅双喜(DHS)から発売されている「キョウヒョウ」シリーズの中の粘着テンション系ラバーです。紅双喜(DHS)と言えば、粘着ラバーの王道である「キョウヒョウ」シリーズや「テンキョク」シリーズ等で中国代表選手を中心に使用者が多いです。

近年では女子日本代表選手も「キョウヒョウ」シリーズを使用するなど、日本の中でも着実に使用者が増えてきているシリーズですが、『キョウヒョウ8』はその王道シリーズとは一線を画す特徴が隠されています。

それでは、『キョウヒョウ8』の基本的な特徴から見ていきましょう。

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『キョウヒョウ8』の硬度・厚さ

硬度

『キョウヒョウ8』の硬度は、中国硬度で39度と40度の2種類があります。硬度についてはドイツや日本、中国、メーカー独自等でそれぞれ異なりますが、中国硬度の39度は日本硬度でいうと48度前後、ドイツ硬度でいうと58度前後と言われています。

中国硬度の40度では日本硬度の49度前後、ドイツ硬度の59度前後となります。『キョウヒョウNEO3』をはじめ多くの「キョウヒョウ」シリーズがこの硬度となっていますが多くは王道の粘着ラバーであるため、粘着テンションラバーの中では最も硬い部類に入ります。

厚さ

『キョウヒョウ8』の厚さは2.2mmのみとなっています。「キョウヒョウ」シリーズの厚さは2.15mmと2.2mmが大半を占めています。粘着ラバーは全般的に弾まないことが多いため、スポンジを厚くすることで振り切った時のスピードや弾みを確保しています。

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『キョウヒョウ8』の特徴

特徴➀:強粘着でありながらスピードアップ

『キョウヒョウ8』の特徴1つ目は、強粘着でありながらスピードアップに成功したことです。

『キョウヒョウNEO3』に代表される強粘着ラバーは、製造段階で補助剤加工をする已打底という技術により弾みを補っています。

しかし『キョウヒョウ8』は、特殊製法で作られたスポンジに最新のテンション技術を加えることで、已打底を施さなくても(未打底と言う)弾みを確保することに成功、従来の「キョウヒョウ」シリーズよりも15%スピードがアップしました。

『キョウヒョウ8』が強粘着テンションラバーと呼ばれるのは、未打底でありながら「キョウヒョウ」シリーズの中でもスピードや弾みに優れた性能を持っていることからきています。

特徴➁:キョウヒョウらしさは健在

『キョウヒョウ8』の特徴2つ目は、「キョウヒョウ」シリーズ共通の特徴である弧線の高さとクセ球が残っていることです。

粘着テンションラバーとなると、テンションラバーに寄ってしまい弧線が直線的になったり回転を活かしたクセ球が出しづらくなったりしますが、『キョウヒョウ8』は粘着が強いため、弧線が作りやすくなっています。

擦ってドライブを打つと、「キョウヒョウ」シリーズらしい強烈な回転のボールが相手コートに飛びます。

特徴➂:プラボールに対応した食い込みの良さ

『キョウヒョウ8』の特徴3つ目は、プラボールに対応した食い込みの良さです。

プラスチックボールに変更してから回転不足が叫ばれていましたが、『キョウヒョウ8』はスポンジを特殊製法で作っており、「キョウヒョウ」シリーズの中ではよく食い込みます。

そのため、対下回転打ちやラリーの中でも安定してボールを持ちあげることができます。

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『キョウヒョウ8』に向いているプレーヤー

ではどのような選手に『キョウヒョウ8』が適しているのかを見ていきましょう。

選手➀:テンションラバーから「キョウヒョウ」シリーズを試したい選手

『キョウヒョウ8』に適している選手1人目は、テンションラバーから「キョウヒョウ」シリーズを試したい選手です。

『キョウヒョウ8』のスポンジは粘着性ラバーよりもスピン系テンションラバーのスポンジに近いこともあり、テンションラバーらしいプレーも随所で現れます。

普段テンションラバーを使用していて、全体のプレーに回転量が欲しい選手は『キョウヒョウ8』を使用することで真価を発揮できます。

選手➁:『キョウヒョウNEO3』では物足りない選手

『キョウヒョウ8』に適している選手2人目は、『キョウヒョウNEO3』では物足りない選手です。

『キョウヒョウNEO3』では已打底が加わっていますが、補助剤の効果が早く切れるため数か月でスピードがダウンしてしまいます。

一方で『キョウヒョウ8』は回転量、スピードともに『キョウヒョウNEO3』に匹敵するかそれ以上の性能を持っていながら補助剤加工をしていないため、ラバー寿命も長くなっています。

『キョウヒョウNEO3』に寿命の長さを求めるなら『キョウヒョウ8』がおすすめです。

選手➂:前中陣のプレーが主体の選手

『キョウヒョウ8』に適している選手3人目は、前中陣のプレーが主体の選手です。

『キョウヒョウ8』は軽打でも弾みやすく、硬いテンションラバーに近いという感想を持つ使用者もいます。

しかし強粘着のシートによって打球が上がりやすく、後陣から打つとネットを越えなかったりかなり浅く相手コートに入ってしまいます。前中陣でプレーする分にはキョウヒョウらしい弧線やクセ球で相手を翻弄することができそうです。

また、他の「キョウヒョウ」シリーズと同様にインパクトが弱いと棒球になりやすいため、ある程度インパクト強めでスイングできるパワープレーヤーは『キョウヒョウ8』の良さを最大限発揮することができます。

まとめ:『キョウヒョウ8』で理想の卓球を実現しよう

いかがでしたでしょうか。「キョウヒョウ」シリーズの中でもスピードを重視して扱いやすくなった『キョウヒョウ8』を一度手にして、「キョウヒョウ」シリーズの魅力を発見してみませんか。

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